バランスメーター機能

このブログでは、取引画面に表示されている「バランスメーター」の機能や役割をご紹介します。バランスメーターの役割をご理解いただき、今後の運用管理にお役立てください。
1.バランスメーターとは
「バランスメーター」は、トライオートのリスク・資金管理のための機能です。
トライオートでは「有効比率」でロスカット判定の基準となるリアルタイムの口座状況を示しています。
これに対して「バランスメーター」は、ご資金(有効証拠金)に対する注文・建玉・有効比率の割合を示しており、資金に対して注文が多いか・少ないかを表示しています。
有効比率が保有建玉に対する口座状況のみを示すのに対し、バランスメーターは、建玉の必要証拠金に加え、未約定注文の発注証拠金を加味して評価しています。発注した注文がすべて約定したと仮定し、評価を行っている点がポイントです。

2.口座の状態を4段階で評価
バランスメーターは以下の計算式により算出され、4段階の評価で表示されます。
有効証拠金÷(発注証拠金+必要証拠金)×100
※有効比率=(有効証拠金÷必要証拠金)×100
4段階評価は「余力が少ない」「資金効率が高い」「バランスが良い」「余力がある」となり、詳細は以下のとおりです。
【WARNING】余力が少ない (有効比率150%未満)
証拠金に対して建玉が多い状態です。
有効比率が低下するとロスカットの可能性があるため、建玉の調整や追加入金をご検討ください。
【AGGRESSIVE】資金効率が高い (200%未満)
証拠金に対して積極的な運用を行っている状態です。
有効比率の変動に備え、建玉や資金の管理を心がけましょう。
【BALANCED】バランスが良い (200%以上~400%未満)
証拠金に対して注文・建玉のバランスが良い状態です。
今後もこの状態を維持していきましょう。
【DEFENSIVE】余力がある (400%以上)
証拠金に対して注文・建玉が少なく、余力がある状態です。
状況に応じて、新規注文の追加をご検討ください。
各証拠金の説明もツールチップで確認できますので、各証拠金の意味を確認・理解しながら運用を行っていきましょう。
新たに自動売買を稼働いただく際や運用中はバランスメーターの評価を参考にしていただいたうえで、リアルタイムの口座状況となる有効比率を合わせてご確認いただき運用を行ってください。
なお、バランスメーターをご確認いただいた場合でも、急な相場変動等により想定外の損失を被る可能性もございますので目安としてご利用ください。
3.稼働時にもバランスメーターを確認
バランスメーターは以下の画面にも表示されます。
カート

(トライオート取引画面より)
カートのシミュレーションにバランスメーターが表示されます。
現在の口座の状態で「カート」内の自動売買を稼働させた場合、口座状況はどうなるかという評価です。
ご資金と比較して、発注しようとしている注文が多い場合は、予めメッセージで確認することができます。
自動売買の稼働時にバランスメーターの評価が悪くても、今すぐロスカットとなるものではありませんが、メッセージを参考にカート内の自動売買のセット数を調整する、運用開始後には有効比率をこまめに確認するなどして利用しましょう。
4.最後に
バランスメーターは口座の状況を視覚的に把握し、中長期の運用をサポートするツールとなります。トライオートは自動売買が継続して稼働し、収益をねらい続けられるようにするため、ロスカットされないように口座を管理することが大切です。
一方で余力がありすぎても証拠金取引のメリットであるレバレッジの効果を十分に得られず、資金効率の悪い運用になってしまいます。バランスメーターを定期的に確認し、バランスの取れた資金管理を心がけましょう。