毎月・毎週の分配金で注目のカバードコールとは?仕組みと4銘柄の特徴を解説(DJIA/JEPQ/CHPY/GDXY)

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「値上がり益だけでなく、定期的な収益も狙いたい」
そのような方に注目していただきたいのが、カバードコール戦略を活用した銘柄です。

カバードコールは、株式やETFなどの資産を保有しながら、コールオプションを売却する投資戦略で、保有資産の価格が上昇した場合の値上がり益に加えて、コールオプションの売却によるオプション料を受け取れます。

こうしたカバードコール戦略を採用するETFは「カバードコールETF」と呼ばれ、コールオプションの売却によって得られるオプション料などを原資とした分配金を受け取れます。
相場が大きく上昇する局面では値上がり益が限定される場合がありますが、カバードコールETFでは毎月・毎週などの分配金収益を積み上げられる点が大きな魅力です。

本記事では、カバードコールの仕組みや魅力、注意点を初心者にもわかりやすく整理し、トライオートCFDで取引できる4つのカバードコール銘柄の特徴をご紹介します。

前半では、一般的なカバードコール戦略やカバードコールETFの仕組みについて解説し、後半では、トライオートCFDで取引できるカバードコール銘柄を紹介します。

先に、トライオートCFDで取引できる銘柄を比較したい方は、「トライオートCFDで取引できる4つのカバードコール銘柄」をご確認ください。

カバードコールとは?分配金収益を重視した投資戦略

カバードコールとは、株式やETFなどの資産の保有と、コールオプションの売却を組み合わせた投資戦略です。保有資産の値上がり益を狙いながら、コールオプションの売却によるオプション料も獲得できます。カバードコールETFでは、このオプション料などが分配金の原資として活用されます。

現物の株式や株価指数連動型ETFでは、価格上昇による値上がり益を狙うのが一般的です。一方、カバードコールETFでは、対象となる株式やETFなどの価格上昇による値上がり益に加えて、オプション料などを原資とした分配金を受け取れる点が特徴です。

そのため、カバードコールETFは短期間で大きな値上がり益を狙うというよりも、保有しながら毎月・毎週などの定期的な分配金収益を積み上げたい方に向いている銘柄といえます。

カバードコールETFは、相場が大きく上昇する局面では現物の株式や株価指数連動型ETFに比べて値上がり益が限定されることがありますが、横ばい相場でもオプション料などを原資とした分配金による収益を狙いやすい点が特徴です。

現物の株式や株価指数連動型ETFとの違い

現物の株式や株価指数連動型ETFとカバードコールETFの違いは、収益の狙い方にあります。

現物の株式や株価指数連動型ETFへの投資では、主に価格上昇による値上がり益を狙います。一方、カバードコールETFは、価格上昇による値上がり益に加えて、オプション料などを原資とした分配金の獲得を目指す設計です。

それぞれの違いを整理すると、以下のようになります。

比較項目現物の株式・株価指数連動型ETFカバードコールETF
重視する収益値上がり益値上がり益と定期的な分配金収益
上昇相場価格上昇に応じて値上がり益が生じる値上がり益が限定される場合がある一方、分配金を受け取れる
横ばい相場値上がり益が生じにくい分配金を受け取れる
下落相場価格下落に応じて損失が生じる価格下落による損失が生じる一方、分配金を受け取れる

このように、カバードコールETFは「大きな値上がり益をすべて狙う投資」ではなく、「値上がり益の一部を抑える代わりに、定期的な分配金収益を狙う投資」と考えると分かりやすいでしょう。

では、なぜカバードコールETFでは分配金を受け取れるのでしょうか。次に、その基本的な仕組みを確認していきます。

なぜ分配金が受け取れるのか?カバードコールETFの仕組み

カバードコールETFで分配金を受け取れるのは、ファンドがコールオプションの売却によって得たオプション料などを、分配金の原資として活用しているためです。

基本的な仕組みとして、カバードコールETFではファンドが株式やETFなどの原資産を保有します。そのうえで、原資産を将来あらかじめ決められた価格で買うことができる権利である「コールオプション」を市場で売却します。

コールオプションを売却すると、その対価として「オプション料」を受け取ることができます。つまり、「将来買う権利」を求める投資家にその権利を売ることで、収益を得る仕組みです。このオプション料などが、カバードコールETFの分配金の原資として活用されます。

イメージとしては、将来得られる可能性のある値上がり益の一部を手放す代わりに、あらかじめオプション料を受け取る仕組みです。そのため、相場が大きく上昇した場合には値上がり益が限定されることがありますが、横ばい相場でもオプション料による収益を狙いやすくなります。

トライオートCFDでは、原資産となるカバードコールETFの分配金をもとに算出された金額が、「分配相当額」として定期的に口座に反映されます。

カバードコールETFの魅力

カバードコールETFの大きな魅力は、値上がり益に加えて、定期的な分配金を受け取れる点です。毎月・毎週など、銘柄ごとに決められた頻度で分配金を受け取れるほか、銘柄によっては比較的高い分配金収益も期待できます。そのため、値上がり益だけに頼らず、定期的な収益を狙う運用ができます。

また、相場が横ばいで推移する局面でも、分配金収益を狙える点が特徴です。現物の株式や株価指数連動型ETFでは、価格が上昇しなければ利益を得にくい一方、カバードコールETFでは、コールオプションの売却によって得られるオプション料などが分配金の原資として活用されます。そのため、値動きが大きくない相場でも、分配金収益を狙いやすくなります。

さらに、一般に原資産の値動きが大きいほど、オプション料は高くなりやすく、分配金の原資が増える場合があります。ただし、値動きが大きい銘柄は価格変動リスクも大きくなるため、分配金の高さだけでなく、原資産の特徴や値動きの大きさもあわせて確認することが大切です。

取引前に知っておきたい注意点

カバードコールETFは、定期的な分配金収益を狙える一方で、投資前に理解しておきたい注意点もあります。

まず、強い上昇相場では、現物の株式や株価指数連動型ETFに比べて値上がり益が限定される場合があります。これは、将来得られる可能性のある値上がり益の一部を手放す代わりに、コールオプションの売却によってオプション料を受け取る仕組みであるためです。

また、分配金があるからといって、価格下落リスクがなくなるわけではありません。対象となる株式やETFなどの価格が下落すれば、カバードコールETFの価格は下落します。分配金を受け取っていても、価格の下落幅が大きい場合には、トータルで損失となることもあります。

そのため、分配金の利回りの高さだけで判断するのではなく、原資産の特徴や値動きの大きさ、価格が上昇・下落する要因もあわせて確認することが大切です。

トライオートCFDで取引できる4つのカバードコール銘柄

トライオートCFDでは、原資産や分配頻度、値動きの特徴が異なる複数のカバードコール銘柄を取引できます。

いずれも分配金収益を重視した銘柄ですが、米国の大型株を中心とする銘柄のほか、半導体や金鉱株など、異なる投資テーマに連動する銘柄もあり、それぞれ特徴が異なります。

そのため、銘柄を選ぶ際は、分配頻度や分配相当額の利回りだけでなく、「どの原資産を対象としているのか」「どのような値動きになりやすいのか」もあわせて確認することが大切です。

トライオートCFDで取引できる4つのカバードコール銘柄の主な特徴は、以下の通りです。

銘柄原資産ETF分配頻度主な特徴
NYダウカバコ毎月分配DJIA毎月米国の大型優良株を保有し、ダウ指数のコールオプションを売却することで、比較的落ち着いた値動きの中で毎月の分配金収益を目指す銘柄
ナスダックカバコ毎月分配JEPQ毎月米国の大型成長株を保有し、ナスダック100指数などを対象とするコールオプション売却戦略を組み合わせることで、値上がり益と毎月の分配金収益の両方を目指す銘柄
半導体カバコ毎週分配CHPY毎週半導体関連株を保有し、保有銘柄のコールオプションを売却することで、比較的高い毎週の分配金収益を目指す銘柄
金鉱株カバコ毎週分配GDXY毎週金鉱株ETFの値動きへの一定の連動を目指しながら、価格上昇よりも毎週の分配金収益を重視する銘柄

ここからは、それぞれのカバードコール銘柄の特徴を詳しく見ていきましょう。

NYダウカバコ毎月分配(DJIA)の特徴

NYダウカバコ毎月分配(DJIA)は、米国ダウ30種平均の構成銘柄である大型優良株を中心に構成されたカバードコールETFを原資産とするCFD銘柄です。

※2023年5月2日~2026年4月30日の価格推移です。分配相当額は含まれていません。(インヴァスト証券作成)。

分配相当額の想定年間利回り:11.33%
※2025年12月~2026年6月の平均分配相当額をベースに、実効レバレッジ2倍で運用した場合の想定値であり、将来を保証するものではありません。

米国ダウ30種平均には、金融、ヘルスケア、消費関連、工業など、米国経済を支える幅広い業種の大型企業が含まれています。そのため、特定の成長テーマに大きく偏りにくいダウ構成銘柄の値動きを取り込みながら、分配相当額を受け取れる点が特徴です。

価格が上昇しやすい主な要因としては、米国景気の拡大、企業業績の改善、ダウ構成銘柄の上昇などが挙げられます。一方で、米国の景気後退懸念や金利上昇、米国ダウ30種平均の下落は、価格の重しになりやすい点に注意が必要です。

4つのカバードコール銘柄の中では、比較的値動きが落ち着きやすく、毎月の分配金収益を狙いながら安定感も重視したい方にとって、まず注目したい銘柄といえます。

ナスダックカバコ毎月分配(JEPQ)の特徴

ナスダックカバコ毎月分配(JEPQ)は、ナスダック100指数に関連する大型成長株で構成されたカバードコールETFを原資産とするCFD銘柄です。

※2023年5月2日~2026年4月30日の価格推移です。分配相当額は含まれていません。(インヴァスト証券作成)。

分配相当額の想定年間利回り:15.76%
※2025年12月~2026年6月の平均分配相当額をベースに、実効レバレッジ2倍で運用した場合の想定値であり、将来を保証するものではありません。

ナスダック100指数には、テクノロジー関連企業を中心に、世界を代表する企業が多く含まれています。NYダウカバコ毎月分配に比べて値動きは大きくなりやすい一方、成長性が注目されるハイテク株の値動きを一定程度取り込みながら、毎月の分配相当額を受け取れる点が特徴です。

AI関連需要の拡大、半導体市場の成長、大型ハイテク企業の好決算、米国金利の低下などは上昇要因となりやすいです。一方で、米国金利の上昇やハイテク株の調整、景気後退懸念が強まる局面では価格の下落要因となる場合があります。

ハイテク株の成長性にも注目しながら、毎月の分配金収益を狙いたい方に適した銘柄といえるでしょう。

半導体カバコ毎週分配(CHPY)の特徴

半導体カバコ毎週分配(CHPY)は、米国の半導体関連株を中心に構成されたカバードコールETFを原資産とするCFD銘柄です。

※2025年5月1日~2026年4月30日の価格推移です。分配相当額は含まれていません。(インヴァスト証券作成)。

分配相当額の想定年間利回り49.69%
※2025年12月~2026年6月の平均分配相当額をベースに、実効レバレッジ2倍で運用した場合の想定値であり、将来を保証するものではありません。

半導体は、AI、データセンター、スマートフォン、自動車、クラウドサービスなど、さまざまな産業に欠かせない重要な分野です。特に近年は、AI需要の拡大を背景に半導体関連株への注目が高まっており、成長性の高いテーマとして見られています。

一方で、半導体関連株は値動きが大きくなりやすい点にも注意が必要です。業績期待やAI関連需要の拡大で大きく上昇することがある一方、金利上昇、景気後退懸念、半導体市況の悪化、地政学リスクなどによって大きく下落する場合もあります。

その分、保有する半導体関連株の値動きが大きいほど、コールオプションの売却によって得られるオプション料も高くなりやすく、比較的高い分配相当額の受け取りが期待できる点が特徴です。価格変動リスクを許容しながら、高い分配金収益を狙いたい方に向いた銘柄といえるでしょう。

金鉱株カバコ毎週分配(GDXY)の特徴

金鉱株カバコ毎週分配(GDXY)は、金鉱株ETFであるGDXを対象とするオプションを活用し、GDXの値動きへの一定の連動とオプション料の獲得を目指すカバードコールETFを原資産とするCFD銘柄です。

※2025年5月1日~2026年4月30日の価格推移です。分配相当額は含まれていません。(インヴァスト証券作成)。

分配相当額の想定年間利回り:110.43%
※2025年12月~2026年6月の平均分配相当額をベースに、実効レバレッジ2倍で運用した場合の想定値であり、将来を保証するものではありません。

金鉱株は、金価格の動きに影響を受けやすい資産です。金価格が上昇すると、金を採掘する企業の収益改善が期待され、金鉱株にとって追い風となる場合があります。また、実質金利の低下、米ドル安、地政学リスクや金融不安の高まりなども、金価格や金鉱株の上昇要因になりやすいです。

一方で、金価格の下落、実質金利の上昇、米ドル高、採掘コストの上昇などは下落要因となります。金鉱株は値動きが大きくなりやすいため、分配相当額を受け取れる一方で、価格変動リスクにも注意が必要です。

また、GDXYは、金鉱株ETFであるGDXを対象とするオプションを活用し、GDXの値動きへの一定の連動と、オプション料の獲得を目指す設計です。金鉱株ETFは値動きが大きくなりやすく、オプション料も高くなる場合があるため、毎週の分配金収益を重視した設計となっています。

そのため、比較的高い分配相当額の受け取りが期待できる一方で、GDXが上昇する局面でも、価格上昇の一部が抑えられる場合があります。金鉱株ETFそのものの値上がり益だけを狙うというより、価格変動リスクを許容しながら、毎週の分配金収益を重視したい方に向いた銘柄といえるでしょう。

カバードコール銘柄の活用方法

カバードコール銘柄を活用する際は、分配頻度や分配相当額の利回りだけでなく、原資産の値動きやリスクの大きさを確認することが大切です。

初めて取引する場合は、まず比較的値動きが落ち着きやすい銘柄から検討すると、カバードコール銘柄の特徴を理解しやすくなります。一方で、より高い分配金収益を重視する場合は、半導体関連株や金鉱株ETFの値動きに関係する銘柄も選択肢になります。

また、カバードコール銘柄は、短期的な値上がり益を大きく狙うというより、保有しながら分配金収益を積み上げる運用に向いた銘柄です。そのため、ポートフォリオの一部に分配金収益を重視する枠として組み入れることで、値上がり益だけに頼らない運用を目指すことができます。

ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、銘柄の特徴を比較しながら取引を検討してみましょう。

まとめ

トライオートCFDのカバードコール銘柄は、カバードコール戦略を活用するETFなどを原資産とし、原資産の価格上昇による値上がり益に加えて、分配相当額による収益を狙える銘柄です。保有しながら毎月・毎週の分配相当額を受け取れるため、値上がり益だけに頼らない運用を目指せる点が大きな特徴です。

一方で、強い上昇相場では値上がり益が限定される場合があり、原資産が下落すれば価格下落リスクもあります。分配相当額の大きさや想定利回りだけで判断するのではなく、原資産の特徴や値動きの大きさもあわせて確認することが大切です。

トライオートCFDでは、米国ダウ30種平均の構成銘柄、ナスダック100指数に関連する大型成長株、半導体関連株、金鉱株ETFなど、異なる資産やテーマに関連するカバードコール銘柄を取引できます。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、分配金収益をポートフォリオに加える選択肢として、取引をご検討ください。