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認定ビルダー「3通貨ペア長期運用プラン_ユーロ/ポンド_カナダ/円_豪ドル/円」について

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こんにちは。FX歴10年以上のイモラです。
新車が1台買えるぐらいの累積損失を裁量トレードで出した過去はここだけの秘密です。

そんな私ですが、最近は過去の損失を着々と取り戻しつつあります。
それは、欲と恐怖に支配されずに淡々とトレードができるFX自動売買と出会えたおかげです。

FX自動売買にもいろいろありますが、自分好みの自動売買プログラムを作って自在に運用できる、トライオートFXのビルダー機能が特に気に入っています。

この記事では、今回認定ビルダーに選んでもらった『3通貨ペア長期運用プラン_ユーロ/ポンド_カナダ/円_豪ドル/円』について解説します。

3通貨ペア長期運用プランの設定条件

3通貨ペア長期運用プランは、過去の裁量トレードでの失敗を踏まえて、『安定的に』『長期的に』『心穏やかに』をコンセプトにして作りました。

利回りは年利10%以上を目標としています。FXにしては地味な利回りかもしれませんが、その分リスクをしっかりと抑えることを意図しています。

設定条件はこのようになっています。

(作成:やりくりイモラ)

この設定条件のどこに『安定的に』『長期的に』『心穏やかに』というコンセプトが反映されているのか、順番に説明していきます。

「短期間でドカーンと稼ぎたいんだけど…」という人には、この手法は向いていませんので、代わりに私が得意な裁量トレードをこっそり教えますよ(笑)

安定的に:3つの通貨ペアに分散投資

『安定的に』運用できるように、カナダドル/円、ユーロ/ポンド、豪ドル/円の 3つの通貨ペアに分散投資しています。

カナダドル/円は安定的な値動きが特徴で、自動売買では鉄板の通貨ペアです。

ユーロ/ポンドは今年から運用を始めましたが、対ポンドなので利確幅が同じpipsでも利益額が大きくなるのがいいです。クロス円との分散効果も高いです。

最後の通貨ペアは、分散効果を考えるとクロス円以外にしたかったんですが、現在レートの水準やスワップの条件などで絞り込んだ結果、豪ドル/円となりました。

長期的に:長期チャートから運用レンジを広めに設定

『長期的に』運用するために、2007年から現在までの長期チャートに基づいて運用レンジを広めに設定しています。

チャートの起点を2007年としているのは、2008年のリーマンショックの値動きを考慮に入れるためです。

2007年以降のチャートに3通貨ペア長期運用プランの運用レンジを書き込んでみました。広めのレンジとなっているのがわかってもらえるかと思います。

(作成:やりくりイモラ)

(作成:やりくりイモラ)

(作成:やりくりイモラ)

ここが重要なのですが、実際の運用では想定ロスカットレートを決めて、想定ロスカットレートまでは持ちこたえられるように資金管理をしています。

想定ロスカットレートは運用資金に応じて決まるものであり、設定条件として登場する項目ではありません。

私の場合、想定ロスカットレートは、チャートにも書き込んであるように、2007年以降の最安値(最高値)としています。
こうすることで、リーマンショック級の値動きがない限りは、ロスカットに遭わずに長期的に耐えられる運用になっているかと思います。

心穏やかに:マイナススワップを避けて運用

『心穏やかに』運用を続けるため、3通貨ペア長期運用プランでは、スワップがマイナスとなる運用は避けています。

長期運用していると、「含み損に耐えながら利確を待つ」という時期がそのうち必ずやってきます。
そのときに耐え難いのがマイナススワップです。

私も以前、NZドル/米ドルや豪ドル/NZドルの運用でマイナススワップに苦しめられたことがあります。
「マイナススワップの影響はたかが知れているだろう」と思う人もいるかもしれません。
しかし、含み損にじっと耐えている状態で、日々マイナススワップまで持っていかれるのは、なかなかツライものがありますよ。

3通貨ペア長期運用プランの運用資金について

最後に運用資金についてお話しします。

3通貨ペア長期運用プランの画面を見ると、推奨証拠金が150万円弱と示されています(下のキャプチャは2019年12月22日時点のものです)

(作成:やりくりイモラ)

しかし、この推奨証拠金は、先ほどの想定ロスカットレートまで耐えられるようにするために必要な資金というわけではありませんのでご注意ください!

3通貨ペア長期運用プランを先ほどの想定ロスカットレートで運用するためには、約450万円の運用資金が必要となります。

引いちゃうぐらい結構な額ですよね。

そこで、注文の値幅を広げることで、予算に応じた運用に調整することも可能です。

どういうことかと言うと、3通貨ペア長期運用プランでは、いずれの通貨ペアも値幅を20pips(0.2円または0.002ポンド)とかなり狭めにしています。

この値幅を40pips、80pipsに広げれば、同じ想定ロスカットレートを実現するのに必要な運用資金をおよそ1/2、1/4に減らすことができます。

もちろん注文の値幅を広げるとそれだけ利益を得るチャンスは減ってしまいますが、運用資金が少なくて済むので、利回りとしては大きく変わらないと思います。

こちらが、私が独自に計算した、先ほどの想定ロスカットレートで運用するのに必要な資金です。計算違いがあっても責任はとれませんので、自己責任でお願いします!

(作成:やりくりイモラ)

※ユーロ/ポンドは1ポンド142円で計算
※必要証拠金額(1,000通貨当たり)は下記より変動しないと仮定
豪ドル/円=2,400円、カナダドル/円=2,800円、ユーロ/ポンド=5,600円
※手数料およびスワップポイントは考慮しておりません。

この表を参考にすれば、みなさんの条件や予算に応じて自由に3通貨ペア長期運用プランをアレンジできるかと思います。

例えば、こんなアレンジが考えられます。

例1) すべての通貨ペアを値幅80pipsで運用:運用資金118万円
例2) カナダドル/円を値幅20pips、ユーロ/ポンドを値幅40pipsで運用し、豪ドル/円は運用しない:運用資金207万円(=137万円+71万円)

注文の値幅を広げる方法は簡単で、下のキャプチャのように注文を展開し、停止したい注文の稼働ボタンをオフにすればOKです。

(作成:やりくりイモラ)

ちなみに、私は3通貨ペア長期運用プランをアレンジして300万円で運用しています。

まず、基本的にすべての通貨ペアの値幅を40pipsとして運用しています。
そして、必要資金228万円との差額である72万円を使って、現在レート付近だけ値幅を20pipsにすることで利回りの向上を目指しています。

ちょっとややこしい話になってきますので、このあたりの細かいことは、私のブログ『やりくりイモラ』で記事にしていく予定です。
興味のある人はブログのほうにも遊びに来てください。
解説は以上となりますが、3通貨ペア長期プランをみなさんなりにアレンジして、『安定的に』『長期的に』『心穏やかに』運用してもらえると私もうれしいです!

ブログ:やりくりイモラ

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