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トライオートFX 2022年10月度セレクト月間レポート

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※本レポートの対象は2022年10月31日時点で提供しているストラテジーが対象となります。

10月の振り返り

10月も引き続きドル高地合いは継続し、初旬にドル円は9月に為替介入が行われた146円を突破し、中旬には152円に迫りました。下旬には、円安進行に歯止めをかけるべく政府・日銀は複数回の為替介入を行い、追加の為替介入も辞さない姿勢を示したことで、ドル円は145円付近まで大きく下落し、月末は148円後半で取引を終えました。

 英国では9月に就任したばかりのトラス首相が在任期間50日のイギリス史上最短で辞任し、スナク首相が就任しました。10月に発表されたCPIは前年比+10%とインフレが継続していることで、利上げ期待が高まり、ポンド高の展開となりました。またユーロ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが相次いで利上げを行うなど、材料が多い1か月となりました。

今月のセレクト収益ランキングTOP5

このような相場でどのようなセレクトが収益を生んだのか、確認しましょう。

ランキングは期間収益率の増加順に集計しており、計算式は以下のようになります。

※「損益」は集計期間におけるセレクトを1セット稼働した場合の「実現損益」と「評価損益」の合計となります。

※「推奨証拠金」は、自動売買セレクトを利用する際の目安の金額となります。

期間収益率 =(終了日の損益 – 開始日の損益)÷ 開始日の推奨証拠金

開始日:2022年10月3日
終了日:2022年10月31日
集計時間は朝7時になります。

※注文の価格帯と現在価格に乖離しているセレクトは除いています。

名前期間収益率総合損益(円)推奨証拠金(円)
1位コアレンジャー_豪ドル/NZドル44%244,521554,353
2位私は眠る、24時間働く_豪ドル/NZドル43%155,140361,128
3位山中康司監修_コアレンジャー_カナダドル/円43%86,306201,190
4位ハーフ_豪ドル/NZドル42%80,935192,037
5位為替研究所_コアレンジャー改_豪ドル/NZドル34%95,207282,258
10月の収益率TOP5(インヴァスト証券作成)

※期間収益率は過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。

また、こちらのセレクトを構成している通貨ペアの変動幅は以下のようになっています。

名前1ヶ月変動率総移動距離(日足)(pips)
1位NZドル/円6.8%6,197
2位英ポンド/円5.4%12,013
3位カナダドル/円4.4%5,762
4位NZドル/米ドル3.9%4,816
5位ユーロ/円3.7%7,527
6位豪ドル/NZドル-3.7%2,851
10月の変動幅(インヴァスト証券作成)

※期間収益率は過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。

※総移動距離は次の3つの数字の合計になります。

①日足の始値から高値
②日足の高値から安値
③日足の安値から終値

セレクトパフォーマンスTop5

1位 コアレンジャー_豪ドル/NZドル👍👍👍

 RBA(オーストラリア準備銀行)は4日に政策金利を+0.25%利上げし、RBNZ(ニュージーランド準備銀行)は5日に政策金利を+0.50%利上げしました。しかし、RBAの利上げ予想は当初+0.50%でしたが、+0.25%と市場予想を下回ったことで、豪ドル安・NZドル高となり、豪ドル/NZドルは下落相場となりました。

 10月上旬に売りのサブレンジ内に戻り、中旬からはコアレンジ内へと戻ってくる展開となったことで、高い収益率となりました。今後もRBAとRBNZともに似た水準での利上げが予想されるため、レンジ相場の継続が予想され、高い収益率が期待できそうです。

コアレンジャー_豪ドル/NZドル(トライオート取引画面より)

2位 私は眠る、24時間働く_豪ドル/NZドル 👍👍👍

こちらは認定ビルダー「サトウカズオ氏」考案のロジックで、レンジ相場で運用できるようにデザインされています。設定されたレンジの上半分を「売り」のみのゾーン、下半分を「買い」のみのゾーンと設定されたロジックとなります。こちらも10月初旬のRBA(オーストラリア準備銀行)の利上げ幅が想定よりも小さかったことを受け、仕掛けた売り注文50本のうち半分近くが約定したことで高い収益率となりました。

サトウカズオ氏Twitterはこちら

ロジック詳細はこちら

3位 山中康司監修_コアレンジャー_カナダドル/円👍👍👍

こちらのロジックはストラテジストの山中康司氏が2023年3月までの為替相場予想をもとにインヴァスト証券が作成したロジックになります。このロジックはレンジが100.40円~114.60円に設定されています。10月はコアレンジである104.90円~110.10円の範囲内で推移し、また総移動距離は5,000pips以上となったことで高いパフォーマンスを記録しました。

カナダ中銀は10月に+0.50%の利上げを実施しましたが、今後12月、来年1月にも利上げ予想となっており、カナダドル高、円安の展開が継続すると想定されます。

山中康司氏Twitterはこちら

ロジック詳細解説動画はこちら

4位 ハーフ_豪ドル/NZドル👍👍👍

ハーフの売買ロジックは、想定レンジの中心より下側で「買い」、上側で「売り」の新規注文を行うようにデザインされています。チャートから分かる通り、10月初旬はレンジ外で推移していましたが、豪ドル安、NZドル高のトレンドが出たことで、設定している売り注文の30本のうち、半分の15本が約定しました。

ロジック詳細はこちら

5位 為替研究所_コアレンジャー改_豪ドル/NZドル👍👍👍

こちらは認定ビルダー「為替研究所氏」考案のロジックで、レンジ相場で運用できるようにデザインされています。このロジックはこれまでに出てきた豪ドル/NZドルのロジックと比べ、サブレンジにある注文幅が広く、注文数を少なく設定されています。10月は豪ドル/NZドルが一方向に下落したため、サブレンジの売りで利益を上げることができました。

10月末には豪ドル/NZドルがコアレンジの水準にまで下落しているため、11月も引き続きサブレンジ、コアレンジの売りを中心に取引が行われることが想定されます。

為替研究所氏Twitterはこちら

ロジック詳細はこちら

為替研究所コアレンジャー改豪ドル/NZドル(トライオート取引画面より)

※収益率の状況により下記のように分類しています。

収益率25%以上  👍👍👍
収益率15%以上 25%未満  👍👍
収益率15%未満 👍

10月まとめ

10月は豪ドル/NZDドルのセレクトが収益率上位を占めました。RBAはRBNZよりも早い時期から利上げを開始したことで豪ドル高・NZドル安となっていましたが、10月にRBAが市場予想よりも利上げ幅を縮めたことで、豪ドル安・NZドル高の展開となり、セレクト上位が豪ドル/NZドルを占めることになりました。

また多くの国で利上げが行われている一方で、日本では政府・日銀による為替介入が実施されました。その影響でクロス円を中心に高いボラティリティが発生しました。高いボラティリティ相場では、セレクトを稼働する際はそれぞれのロジックの特性を理解するだけではなく、口座の資金状況に気を付けて運用することが大切です。そこで今年リニューアルされたバランスメーターが口座管理するのに便利です。ぜひご覧ください。

バランスメーターの活用方法(動画)