



G10通貨を
メインとした通貨ペア
G10通貨とも呼ばれる、世界の金融市場でも名だたる通貨で構成されています。経済指標等の情報なども取得しやすいため、一般的に取引に関して多くのメリットがあるのが特徴です。

長期的にレンジを形成
これらの通貨ペアの最大の特徴は「長期的にレンジを形成している」点です。ショック相場にも比較的強く10年以上レンジを形成しているため、レンジ内で取引を繰り返すリピート取引と相性が良いとされています。

自由に組み合わせて運用
ご自身の資産状況や運用方針に合わせて、トレードルールを自由に組み合わせて運用することができます。あらかじめポートフォリオとして用意されてるものもあり、リスク分散にもおすすめです。



通貨ペアの紹介
隣国通貨ペア
隣り合う国同士で構成された通貨ペアで、地理的・経済的に結びつきが強いことが特徴です。

資源国通貨ペア
資源国同士で構成されており、資源に対する影響が同じように出るためレンジを形成しやすいです。

リスク回避通貨ペア
リスク回避通貨で構成されており、安全通貨としての価値があることから、相関関係があります。




世界通貨セレクト
通貨ペア解説




豪ドル/NZドルの特徴
豪ドル/NZドルは、オーストラリアの通貨オーストラリアドル(AUD)とニュージーランドの通貨ニュージーランドドル(NZD)の組み合わせです。どちらも南半球に位置する近隣国で、農業や資源の輸出が経済の主要な柱になっています。オーストラリアは鉄鉱石や石炭などの鉱物資源を多く輸出する一方、ニュージーランドは乳製品や羊肉などの農産物が主要な輸出品で、両国とも中国との貿易が盛んです。また、お互いが主要な貿易相手国であるため、中国の経済状況や資源価格がオーストラリアとニュージーランド両国の経済に似た影響を与え、中央銀行の金融政策は協調する動きになりやすい特徴があります。






ユーロ/ポンドの特徴
ユーロ/英ポンドは、ユーロ(EUR)と英ポンド(GBP)を組み合わせた通貨ペアです。2016年に英国はEUを離脱しましたが、地理的に隣り合っており、もともと一つの経済圏を形成していたことから、両地域の経済は結びつきが強いという特徴があります。また、両地域とも米国、中国と深い貿易関係にあり、世界的な経済の影響を同じように受けやすく、結果として欧州と英国の政策金利は同調しやすくなります。






米ドル/カナダドルの特徴
米ドル/カナダドルは、米国の通貨米ドル(USD)とカナダの通貨カナダドル(CAD)の組み合わせです。アメリカとカナダは地理的に隣接しており、両国とも原油や天然ガスなどのエネルギー資源、自動車など工業製品が主要な輸出品で、貿易相手国として結びつきが強い特徴があります。また、米ドルはリスク回避通貨、カナダドルは資源国通貨とされています。そのため、原油価格や両国の政策金利、世界経済の動向が米ドル/カナダドルの値動きに影響する傾向があります






ノルウェー/スウェーデンの特徴
ノルウェー/スウェーデンは、ノルウェーの通貨ノルウェークローネ(NOK)とスウェーデンの通貨スウェーデンクローナ(SEK)を組み合わせた通貨ペアです。どちらも北欧に位置し、地理的にも経済的にもつながりの深い国です。共通点として、両国ともに欧州(EU圏)との貿易が大きな割合を占めており、欧州の景気動向に左右されやすいことが挙げられます。ノルウェーはエネルギー輸出が中心で、石油や天然ガスが主力です。対してスウェーデンは、機械や自動車などの工業製品が主要輸出品です。また、スウェーデンはEUに加盟していますが、ノルウェーは加盟していません。こうした違いにより、資源価格や欧州の経済状況、また両国の金融政策の動向がノルウェー/スウェーデンの価格に影響を与えやすくなっています。






豪ドル/カナダドルの特徴
豪ドル/カナダドルは、オーストラリアの通貨オーストラリアドル(AUD)とカナダの通貨カナダドル(CAD)を組み合わせた通貨ペアです。両国は共に資源輸出国です。オーストラリアの主要な貿易相手国は中国をはじめとするアジア諸国で、鉄鉱石や石炭などを輸出しています。一方カナダは米国との貿易関係が深く、原油の輸出が活発です。そのため豪ドル/カナダドルは米国と中国の動向や、オーストラリアとカナダの政策金利の影響を受けやすい特徴があります。






NZドル/カナダドルの特徴
NZドル/カナダドルは、ニュージーランドの通貨ニュージーランドドル(NZD)とカナダの通貨カナダドル(CAD)を組み合わせた通貨ペアです。どちらの国も資源を多く持つことで知られており、ニュージーランドは乳製品や肉類などの農産物を輸出し、中国との貿易が活発です。一方、カナダは原油や工業製品を輸出し、米国が最大の貿易相手国です。両国とも資源価格の影響を同じように受けるため、NZドル/カナダドルは米国と中国の経済状況やニュージーランドとカナダの政策金利に影響を受ける傾向があります。






米ドル/スイスフランの特徴
米ドル/スイスフランは、米国の通貨米ドル(USD)とスイスの通貨スイスフラン(CHF)を組み合わせた通貨ペアです。永世中立国であるスイスの通貨フランは「安全通貨」と呼ばれることもあり、戦争など地政学リスクが高まる状況下や、世界の政治・経済が不安定なときに注目されやすい特徴があります。一方の米ドルも「有事のドル買い」と言われるように市場が不安定な状況では買われやすく、結果として米ドル/スイスフランはリスク回避の通貨ペアという共通性により値動きが類似しやすい特徴があります。また、スイスはスイスフランが過度に上昇した時、輸出産業に悪影響を及ぼすため為替への介入や政策金利の引き下げを行うことがあります。米ドル/スイスフランは両国の中央銀行の政策金利や、世界的な経済状況に影響を受けやすい傾向があります。

