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2023年8月度トライオート【FX月間レポート】

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8月の振り返り

8月は主要国の政策金利の引き上げが一服し、金利差に着目した円売りはやや穏やかになったものの、米国の利上げ長期化への懸念は根強く、米ドル円は7月に続き年初来高値を更新しました。

注目されていた25日のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演では、当初、「追加利上げの是非は慎重に進めていく」という発言を足掛かりに米長期金利が下落し米ドル円も下押ししたものの、その後「追加利上げは適切な場合に実施する用意がある」「インフレの持続的な鈍化まで景気抑制的な政策を維持する」といった内容が伝わると、米長期金利の反発とともに米ドル円も再度上昇に転じました。市場では、米国の利上げは最終局面として米ドル円の上昇にも限界があるといった見方がある一方で、円にも買い材料が見当たらないことから米ドル円の下値も限定的との見方もあります。

インフレに対処する中央銀行の今後の動向に注目が集まった8月の為替相場でしたが、トライオートではどの通貨ペアが収益につながったのか振り返りましょう。

8月の収益通貨ペアランキング

ユーロ/英ポンドが1位! 米ドル円・クロス円は高い収益を維持!

こちらは自動売買取引によるお客様の収益額を通貨ペア別に合算し、ランキング形式に集計したものです。「収益があがっている」「多くのお客様に選ばれている」通貨ペアほど上位にランクインするため、お客様がどの通貨ペアで収益をあげているのかが一目瞭然です。


8月は豪ドル/NZドルを抑え、ユーロ/英ポンドが収益1位となりました。ユーロ/英ポンドは今年6月から0.85-0.87英ポンド間でレンジ相場が形成されており、この価格帯での推移が続いたことで高い収益となりました。 豪ドル/NZドルもレンジで推移したもののボラティリティは低かったため、お客様の取引は前月と比べて半分ほどとなり、収益機会が減少した月となりました。

8月の自動売買約定件数ランキング

豪ドル/NZドル圧倒的人気!

こちらは8月の自動売買取引の件数を集計したものです。8月はどの通貨ペアが多くのお客様に選ばれ、取引されたのでしょうか?

8月の自動売買の約定件数ランキングTOP5は、7月と同じ結果となり通貨ペアの入れ替わりは起こりませんでした。豪ドル/NZドルは約定件数が7月比で半減してしまったにもかかわらず全体で1位の圧倒的人気は健在です。ユーロ/英ポンドは豪ドル/NZドルより約定件数は少ないものの、前述のとおり収益では豪ドル/NZドルを上回り、8月はユーロ/英ポンドがトライオートに適した相場を形成していたことが確認できます。

※約定件数は期間中の新規約定と決済約定の合計。

8月の移動距離(日足,pips)と高低差

「米ドル/スイスフラン」が1位!

トライオートでは、レンジ相場で上下に値動きを繰り返す通貨ペアを選ぶことで評価損を抑えながら、利益を積み上げていく運用が期待できます 。「ポイント」は当月の「移動距離」を「高低差(高値-安値)」で割ったもので、高いほどトライオートで理想の通貨ペアといえます。


8月は米ドル/スイスフランが1位にランクインしました。高低差186pipsという狭い値幅をジリ高に推移したことで、高いポイントを記録しました。米ドル/スイスフランは長期的にも2012年頃から現在にかけてレンジ相場を形成しています。レンジ幅はかなり広いですが、こうした値動きを参考にした長期運用にも適した通貨ペアといえそうです。

セレクトパフォーマンス

セレクトのルールの中から直近3カ月で、収益率が最も高いルール を紹介します。実際にどのルールが高い収益を獲得しているのか確認しましょう。

ランキングは2023年8月31日時点で提供しているルールが対象となります。
集計期間:2023年6月1日~2023年8月31日
集計時刻は朝6時となります。稼働されていないセレクトは集計から除外しています。
収益率 =(終了日の損益 – 開始日の損益)÷ 開始日の推奨証拠金
「期間損益」は集計期間におけるセレクトを1セット稼働した場合の「実現損益」と「評価損益」の合計となります。
「推奨証拠金」は、自動売買セレクトを利用する際の目安の金額となります。

※収益率は過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。

奥村尚監修_コアレンジャー_ユーロ/英ポンド

こちらはストラテジスト 奥村尚氏の為替相場予想をもとにインヴァスト証券が作成したルールになります。

2カ月連続で「奥村尚監修コアレンジャーユーロ/英ポンド」が全体1位となりました。
他のルールと比較してエントリー数が抑えられた設定により、1セット10万円以下の必要証拠金で運用が可能となっております。


7月に引き続き、8月もコアレンジ帯で取引を開始しました。8月前半は上昇相場をコアレンジ帯に推移すると、3日の英国政策金利発表と11日の英国4-6月期四半期GDP発表時で売サブレンジ帯の建玉を決済することに成功しました。8月中盤からはコアレンジ帯に回帰したことにより着実に収益を伸ばすことができました。ユーロ/英ポンドは2023年6月から高低差わずか206pips、0.85-0.87英ポンド間のレンジ相場を形成しており、コアレンジャーととても相性の良い相場が続いています。来月も 全体1位の収益を維持することができるのか注目です。

ロジックの解説記事はこちら

ロジックの解説動画はこちら

おわりに

トライオートの自動売買を稼働する際はそれぞれのルールの特性を理解するだけではなく、口座の資金状況にも気を付けて運用することが大切です。昨年リニューアルされたバランスメーターは、口座の資金状況をひと目で確認することができるツールとなっております。ぜひ有効にご活用ください。

バランスメーターの活用方法(動画)