今日の裏読み、表読み(2025/02/21)

  昨晩は、米株価の下落や長期金利の低下を背景に、ドル売りが優勢となった。本日は週末もあって、ポジション調整的なドル売りが続くか注目したい。
 経済指標としては、日本の1月全国消費者物価指数、英国では2月GFK消費者信頼感調査と1月小売売上高、2月製造業とサービス業PMI・速報値、仏2月企業景況感・総合景況感指数、ユーロ圏各国の2月製造業とサービス業PMI・速報値、メキシコ第4四半期GDP・確定値、加12月小売売上高、米国では、2月製造業・サービス業・総合PMIの速報値、2月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値、1月中古住宅販売件数などが発表される。
 注目としては、日本の1月全国消費者物価指数は強いとの見方や日銀の早期引き締めの思惑で円買いが続いているだけに、結果を受けた巻き戻しの注意。また、2月製造業とサービス業PMI・速報値は各国の強弱差、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値は、昨日の一連の経済指標が弱かったことで、こちらも弱い結果はドルの上値を圧迫しそうだ。
 その他要人発言も多く一応注意だが、下落を強める株価や低下が続く米長期金利の動向にも留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が150.93まで拡大も現状は維持する形。上値は、151.30前後が抑えると弱く、買いは利食い優先で売りは余裕を持って売り上がって、ストップは152.31越え、越えても153円や153.50前後、154円越えをストップに売り直し。更に超えても154.80、155.52、155.88-98や156.25、156.58-75、158.20、158.87、159.45、160.26越えをストップに順次売り場探し。下値は、149.40維持されると売りは利食いで、買っても149.36を割れるなら止めて、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる
 ユーロドルは、1.0141まで下落も、これを維持して反発は1.0514が抑えると形。上値は、1.0514が抑えると買いは利食い優先。売りは1.0533-40越えをストップ、越えても1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0400を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても1.0373を割れるなら止めて1.0317、1.0277-92、1.0211、1.0141、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは1.2100まで下値を拡大も維持する形。上値は1.2730を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.2600を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買いは1.2563割れをストップ、割れても1.25方向への調整で買い下がって、このストップは1.2477割れ、更に割れても、1.2373、1.2333、1.2249、1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、156.32まで下落。ただ、突っ込み売りは避けたい。下値は156.26-32が維持されると売りは利食いで、買い下がっても割れるなら止めて、155.61、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は、158円前後が抑えると買いは利食いで、売りは169.20をストップに、値幅を取って売り上がり。超えても160.27、161.19や161.51をストップに売り直し。更に超えても162.49-71、164.08-55、164.90-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し
 ポンド円も187.01まで下値を拡大もこれを維持して反発も、188.69まで再下落。下値は、188.69が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止め187.01-25、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、190円や191円が抑えると買いは利食いで、売りは慎重に売り上がって、ストップは192.16-51越え、越えても193.07-38、193.77-03、194.76-78、196.02、197.55、198.26をストップに順次売り直しとなる。
 豪ドル円は、95.34まで再下落も、突っ込み売りは避けたい。下値は95.34が維持されると売りが利食いで、買っても95.08を割れるなら止めて、更には94.25、93.60-87や93.42、92円や91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。上値を96.00から96.60が抑えると買いは利食いで、売りは96.77-00越えをストップ、越えても97.33-52、98.26、98.77、99.17-23、100.03、101.04-15、101.57越えをストップに順次売り直しとなる。
 NZD円は、85.73まで再下落。下値は85.22-42が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて84円、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、87.04や87.41-48を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて87.97-25、88.85、89.28、89.72-90.08越えをストップに順次売り直しとなる。