認定NPO法人3keys(スリーキーズ)

虐待や孤立に悩む子ども達の多面的な支援

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認定NPO法人3keys(スリーキーズ)

寄付金総額
支援人数

Data

設立
2009年4月
代表者
森山誉恵(もりやまたかえ)
所在地
東京都新宿区矢来町
Facebook
https://www.facebook.com/npo3keys
Mex(ミークス)
https://me-x.jp

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まずは、認定NPO法人3keys(スリーキーズ)のミッションやビジョン、具体的な取り組みについて教えていただけますか?

学習支援
進学や将来の夢をあきらめないように、十分な教育や学習環境が保障されずに育った子どもたちに継続的な学習支援を行っています。

「日本の子どもたちのために、生まれ育った環境によらず、自立や権利保障の観点から必要な支援・情報が十分に行き届く社会の創造に寄与する」ことをビジョンとして主に3つの活動をしています。 一つ目は学習支援です。虐待などで保護された子どもたちの多くは十分な学習環境が保障されずに育ちました。施設で暮らす子どもたちや退所した子どもたちのために学習ボランティアの派遣や学習支援の教室の運営を行っています。
二つ目は近くに頼れる大人がいない子どもたちの声を受けとめる活動です。相談できる大人が周りにいない子どもたちは、トラブルに巻き込まれたり、深刻な状態で発見されることも少なくありません。直営のオンライン相談窓口を設けるとともに、2016年4月からは悩みを抱えた子どもたちを地域の支援団体につなげるための支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」を立ち上げました。
三つ目は講演会やセミナーを通じた啓発活動です。虐待や子どもの孤立は親だけが引き起こすものではありません。子どもたちはどんな悩みを抱えているのか?私たち大人にできることは何か?など、子どもを取り巻く現状や課題を社会に発信していくためのセミナーの開催や講演・研修などを通じて、理解者や支援者を増やしていくことに取り組んでいます。

認定NPO法人3keys(スリーキーズ)では、どのような社会課題の解決に取り組んでいますか?

イメージ画像
子どもたちに寄り添う支援団体は毎年立ち上がっていますが、支援団体やサービス内容の違いを見分け、自分に最適な団体を見つけることはとても難しい状況です。

2017年10月、SNSでつながった10代を含む子どもたちが巻き込まれるとても痛ましい事件が報道されました。自殺願望をつぶやき、その結果つながった犯人に殺害されてしまいました。 子育てにまつわる親の負担が増える中、高校生の41%、中学生の16%が困ったときに相談相手がいないと答えています。
また、児童相談所の虐待対応件数は増加の一途をたどり、2017年度では13万件超えと急速に増えてきていますが、子どもたちを受け入れる施設数や里親数はあまり増えていません。「おねがい、ゆるして」と書いていた5才の女の子が親から虐待を受けて亡くなった目黒区の事件もまだ記憶に新しいです。
深刻な悩みを抱えた子どもたちは、様々なSNSサービスを利用してつながりをもとめてきますが、最適な支援団体や人につながるのはとても難しい状況です。誰にも相談できずにインターネットに駆け込んできた子どもたちを、でくるだけ早く、安心して頼れる大人や支援団体につなげていきたいです。

寄付金の具体的な使途について教えていただけますか?

Mex(ミークス)画面イメージ
10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」は毎月約2万人(2018年度)が利用、家庭や学校に居場所がなく、生きる意味や将来への意欲などを見失った子どもたちからのSOSがたくさん届いています。

今回いただいたご寄付は、子どもたちが安心して立ち寄れる居場所の提供や学習教材の作成、学習ボランティアの募集・派遣と、10代の子どもたち向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」のサービス充実のためのコンテンツ制作やより利用しやすいサイトにするための運営費用の一部として大切に使わせていただく予定です。 2016年4月に立ち上げた「Mex(ミークス)」は、2017年6月のリニューアル時に全国版化するとともに、子どもたちの悩み解決に役立つコラムの配信を始めました。2017年度は14万人以上の主に10代の子どもたちの利用があり、約4,200人の子どもたちを支援団体につなげることができました。
これからも一人でも多くの悩みを抱えた子どもたちをいち早く最適な支援団体につなげていきたいと思います。

団体設立のきっかけや背景を教えてください。

代表理事 森山誉恵(もりやま たかえ)
代表理事 森山誉恵(もりやま たかえ)

この問題にはじめて関わったのは大学生の頃で、近所にある児童養護施設でたまたまボランティアを募集していたことをインターネット検索で見つけたのがきっかけでした。家庭教師や塾教師としての経験が活かせればと気軽に参加したボランティアで、子どもたち、特に家庭環境に恵まれない子どもたちを見守り支えてくれる存在の少なさに驚きを隠せませんでした。
ボランティア活動をしていた時、自分の空いた時間に教えられる子どもは多くても3人くらいで、こういった現状を変えるために1人ができることはとても小さいと思いました。社会学に興味を抱いて政治学科に進学したものの、そうした真の社会問題を学ぶ機会もなかったこともあり、この現実をもっと周りに伝えたい、少しでも私自身の時間を使って社会の助けになりたいという思いから組織を立ち上げました。いろんな方や機関と連携して、どんな環境で生まれ育っても暮らしやすい社会を作っていきたいと思います。

このサイトをご覧いただいている皆さまへのメッセージをいただいてもよろしいでしょうか。

親は選べませんし、子どもは等しく守られるべきです。そして子どもたちは次の社会を支える担い手です。子どもたちが社会からたくさんの愛情や教育を受けてこそ、次は社会に還元しようと思うものです。親にも恵まれず、他に誰も助けてくれなければ、社会を憎み、それが深刻になったら犯罪を犯したり、絶望から自分の命を絶つことも恐れなくなり、結局は私たちに、そして社会にそのツケは回ってきます。
児童福祉と教育の分野は少ない従事者が悪戦苦闘しており、離職率が高いだけでなく、体調を崩して休職してしまうケースも多く、家庭でも親だけでは支えられず、虐待や育児放棄に至ることも年々増えてきています。「誰かがやってくれるだろう」という気持ちでは、子どもの周りの大人たちが倒れてしまいかねない状況です。
虐待や貧困はすでに連鎖しはじめています。虐待をする親も、子どもの頃に虐待を受けていた人も少なくありません。ぜひ子どもの頃からたくさんの人に支えられ、大事にされて育ってほしいと強く願っています。
子どもたちにより良い支援を継続して届けていくためには皆さまのご理解とご支援が欠かせません、よろしくお願いいたします。