不透明感が残った年末の相場　2023年12月度成績レポート

12月も為替相場は動きました。特に米ドル/円は大きく上下動するケースが散見されました。

そうした状況でエージェントの成績はどうなったのでしょうか。エージェント動向を項目別に紹介するので、本レポートを採用する通貨ペア選びの参考にしてください。

※エージェントの売買サインもとにした結果であり、将来の利益を保証するものではありません

12月の通貨ペア別平均総合損益

通貨ペアごとにエージェントの平均の総合損益（実現損益＋評価損益） などを算出したので、それぞれ見ていきましょう。

12月の平均総合損益　TOP5

通貨ペアごとのエージェント全体の平均総合損益を比較すると、2023年12月のTOPはユーロ/米ドルでした。平均総合損益は107.51pipsで勝率は79%。2位はユーロ/英ポンド、3位は米ドル/スイスフランで、4位が豪ドル/円でした。

2～4位の平均総合損益は100pips以下で、前月のTOP5と比べると、調子はあまり良くなかったといえるでしょう。

5位はNZドル/米ドルで平均総合損益は-47.39pipsという結果でした。2023年10月度のTOP5と同様、平均総合損益マイナスの通貨ペアがランクインしました。

12月の平均総合損益　全ランキング

TOP5も含めた2023年12月の平均総合損益の全ランキングです。前月の11月よりも調子を落とした通貨ペアが増えました。

11月と同様、相場に活気はあり、米ドル/円などでは大きく動いている日が散見されました。しかし、上昇・下落のトレンドがはっきりせず、方向感なく上下に大きく振れる相場でもありました。そうした状況で良いリズムでトレードできず、調子を落としたエージェントも少なくなかったでしょう。

ちなみに2023年も方向感が定まらない相場展開でスタートしました。こうした状況では調子を上げる／調子を下げるエージェントが短いスパンで入れ替わるため、エージェントの分散を心掛けることが大切です。「これまで調子が良かったから」といってひとつのエージェントにこだわり過ぎると、相場の上下動についていけず、成績を落とすケースも考えられるでしょう。

ファンドでは、少ない資金で多くのエージェントや通貨ペアの分散が可能です。ファンドも活用しながら、いまの相場を乗り切りましょう。

また、相場が乱高下する時期は、収益が上振れ・下振れすることも散見されます。成績が落ち込んだとき、「選んだファンドの稼働を止めようか……」と悩む人も少なくないと思います。そうしたときは、ファンドレポート第2号「ファンド選びは最大DDにも注目」で紹介した「最大DD」も参考にしてください。

【半年で分析】2023年7～12月の通貨ペア別TOP100エージェント総合損益

続いては2023年7～12月の通貨ペア別TOP100エージェントの総合損益を紹介します。

TOP100エージェントとは毎月末に算出する年間総合損益上位100位以内のエージェントのことで、それぞれの通貨ペアで選出しています（月末の年間損益に応じて、エージェントは毎月入れ替えられます）。

普段見ているエージェントの成績ランキングには、TOP100エージェントも含まれているので、マイメイトユーザーの中でも、このTOP100エージェントから稼働させるエージェントを選んでいる人も少なくないでしょう。

2023年7～12月の通貨ペア別TOP100エージェント総合損益の累積で通貨ペアを分析

2023年7～12月の6か月でTOP100エージェントの総合損益（各月末時点）の累積を通貨ペア別に比べます。

半年間、どの通貨ペアのエージェントが調子が良かったのか、どれくらい損益の上下動があったのか、などを今後の運用の参考にしてみてください。

プラスで着地した通貨ペア

2023年7～12月のTOP100エージェント総合損益では、英ポンド/米ドルがトップでした。2位は米ドル/スイスフランです。この半年では、英ポンド/米ドルや米ドル/スイスフランは成績の上下が比較的少なく推移しました。

豪ドル/円やスイスフラン/円、カナダドル/円は、今後の米ドル/円次第でまた状況は大きく変わるかもしれません。

マイナスで終えた通貨ペア

一方、期間中をマイナスで終えた通貨ペアです。米ドル/円はプラス域で推移していたのに、12月で大きく成績を下げました。英ポンド/円やユーロ/円も11月は成績を上げたのに、12月で調子を落としています。

ユーロ/豪ドルは11月に少し持ち直しましたが、まだ復調とは至らないようです。

2023年7～12月の通貨ペア別TOP100エージェント総合損益ランキング

2023年7～12月の分析まとめ

2023年7～12月の通貨ペア別TOP100エージェント総合損益の推移を振り返ると、年末にかけて不透明感が残った展開だったといえます。

8～10月の相場で調子を上げられなかったエージェントが、11月の相場では復調の気配を見せました。しかし、12月の一時乱高下する相場に調子を狂わされたエージェントもおり、全体的に調子が上がって一年を終えるという形にはなりませんでした。

2023年の年始を振り返ると、相場は大きく動いていました。そうした活気のある相場を得意とするエージェントもいます。不安定な相場状況ではエージェントや通貨ペアの分散を意識することが大切になるでしょう。

2023年とは違い、いまはファンド機能があります。少ない資金で多くのエージェントを稼働することも可能になったので、昨年と相場展開が似ていても、新たな戦略で相場に臨むことができます。ぜひファンド機能も活用してください。

最後に

年末年始にかけて米ドル/円は大きく動いています。相場に活気があれば、マイメイトのエージェントたちも元気に取引するケースが増えます。

マイメイトの実取引がスタートし、約2年が経ちます。その間、様々なアップグレードを重ね、運用の選択肢も豊富になりました。今年もさらに機能を追加する予定なので、ぜひマイメイトに注目をしてください。

【本成績レポートにおける注意事項】

本成績レポートにおける成績の結果は、各エージェントのシミュレーション結果であり、実際の運用実績ではなく、お客様の取引における利益を保証するものではございません。 また、シミュレーションは指定された銘柄において、各エージェントそれぞれの配信シグナルの結果をもとに、成行で注文した際のものとなります。
※配信シグナルは買い/売り/建玉保有継続、あるいは注文をしないのいずれか