9月に続き10月も日銀による為替介入があるなど、相場はよく動きました。そうした値動きが活発な相場環境では「エージェント」も元気になります。
10月はどの通貨ペアが活躍したのか。項目別に動向を紹介しますので、本レポートを採用する通貨ペア選びの参考にしてください。
10月の通貨ペア別平均総合損益
通貨ペアごとに「エージェント」の平均の総合損益(実現損益+評価損益) などを算出したので、それぞれ見ていきましょう。
10月の平均総合損益 TOP5
| 「エージェント」総数 | 平均総合損益 | 勝率 |
英ポンド/円(GBP/JPY) | 2944 | 870.98pips | 83% |
英ポンド/米ドル(GBP/USD) | 2567 | 484.32pips | 77% |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 1558 | 429.94pips | 81% |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 2961 | 273.29pips | 82% |
米ドル/円(USD/JPY) | 12863 | 245.14pips | 75% |
※数値は2022年10月31日時点、勝率は各通貨ペアの「エージェント」総数に対するプラスの成績だったものの割合
| 「エージェント」総数 | 平均総合損益 | 勝率 |
英ポンド/円(GBP/JPY) | 2944 | 870.98pips | 83% |
英ポンド/米ドル(GBP/USD) | 2567 | 484.32pips | 77% |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 1558 | 429.94pips | 81% |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 2961 | 273.29pips | 82% |
米ドル/円(USD/JPY) | 12863 | 245.14pips | 75% |
|
※数値は2022年10月31日時点、勝率は各通貨ペアの「エージェント」総数に対するプラスの成績だったものの割合
通貨ペアごとの「エージェント」全体の平均総合損益を比較すると、10月のTOPは英ポンド/円でした。9月の平均総合損益ランキングでは下から3番目でしたが、大きく飛躍。
2位の英ポンド/米ドルは9月の勢いそのままに10月でも好調を維持しました。3位のユーロ/円、4位のユーロ/米ドルも9月と同様TOP5入り。
5位は米ドル/円です。9月は平均総合損益ランキングで最下位でしたが、驚異のジャンプアップ。9月、10月と日銀の為替介入が行われ、市場参加者の米ドル/円への注目度もUPしているでしょう。
こうした波乱含みの相場が続くことは、マイメイトにとってチャンスにもなり得ます。ただし、9月の米ドル/円のように、月間ベースで突如調子を落とすことが、他の通貨ペアでも過去にありました。通貨ペアの分散を意識して、余裕を持たせた運用を心掛けましょう。
10月の平均総合損益 全ランキング
| 「エージェント」総数 | 平均総合損益 | 勝率 |
英ポンド/円(GBP/JPY) | 2944 | 870.98pips | 83% |
英ポンド/米ドル(GBP/USD) | 2567 | 484.32pips | 77% |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 1558 | 429.94pips | 81% |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 2961 | 273.29pips | 82% |
米ドル/円(USD/JPY) | 12863 | 245.14pips | 75% |
ユーロ/英ポンド(EUR/GBP) | 457 | 177.79pips | 79% |
NZドル/円(NZD/JPY) | 634 | 152.04pips | 81% |
カナダドル/円(CAD/JPY) | 767 | 47.33pips | 64% |
スイスフラン/円(CHF/JPY) | 447 | 33.00pips | 55% |
豪ドル/円(AUD/JPY) | 1346 | 21.32pips | 57% |
豪ドル/米ドル(AUD/USD) | 408 | 13.23pips | 49% |
豪ドル/NZドル(AUD/NZD) | 579 | -32.42pips | 34% |
南アランド/円(ZAR/JPY) | 752 | -44.92pips | 1% |
NZドル/米ドル(NZD/USD) | 269 | -102.16pips | 27% |
ユーロ/豪ドル(EUR/AUD) | 1292 | -127.78pips | 33% |
米ドル/スイスフラン(USD/CHF) | 544 | -147.95pips | 24% |
※数値は2022年10月31日時点、勝率は各通貨ペアの「エージェント」総数に対するプラスの成績だったものの割合
| 「エージェント」総数 | 平均総合損益 | 勝率 |
英ポンド/円(GBP/JPY) | 2944 | 870.98pips | 83% |
英ポンド/米ドル(GBP/USD) | 2567 | 484.32pips | 77% |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 1558 | 429.94pips | 81% |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 2961 | 273.29pips | 82% |
米ドル/円(USD/JPY) | 12863 | 245.14pips | 75% |
ユーロ/英ポンド(EUR/GBP) | 457 | 177.79pips | 79% |
NZドル/円(NZD/JPY) | 634 | 152.04pips | 81% |
カナダドル/円(CAD/JPY) | 767 | 47.33pips | 64% |
スイスフラン/円(CHF/JPY) | 447 | 33.00pips | 55% |
豪ドル/円(AUD/JPY) | 1346 | 21.32pips | 57% |
豪ドル/米ドル(AUD/USD) | 408 | 13.23pips | 49% |
豪ドル/NZドル(AUD/NZD) | 579 | -32.42pips | 34% |
南アランド/円(ZAR/JPY) | 752 | -44.92pips | 1% |
NZドル/米ドル(NZD/USD) | 269 | -102.16pips | 27% |
ユーロ/豪ドル(EUR/AUD) | 1292 | -127.78pips | 33% |
米ドル/スイスフラン(USD/CHF) | 544 | -147.95pips | 24% |
※数値は2022年10月31日時点、勝率は各通貨ペアの「エージェント」総数に対するプラスの成績だったものの割合
TOP5も含めた10月の平均総合損益の全ランキングです。
10月の平均総合損益ランキングでは、プラス圏内の通貨ペアが前月よりも増えました。相場がよく動いたことで、平均総合損益や勝率の向上に大きく影響したのでしょう。
しかし、油断は禁物です。6月や7月は好調な通貨ペアが増えたものの、8月に入ると通貨ペア全体で調子を落としました。11月や12月が8月の相場状況と同じようになるとは限りませんが、今の状態がずっと続くと過信して、取引数量を過度に上げるなどの無茶な運用は避けましょう。
※例年、8月は夏季休暇をとるトレーダーの影響で、相場の値動きが落ち着く傾向にあり、それが8月の通貨ペア平均総合損益にも影響したと思われます
8~10月の通貨ペア別TOP100「エージェント」総合損益
続いては8~10月の通貨ペア別TOP100「エージェント」の総合損益を見ていきましょう。
TOP100「エージェント」とは毎月末に算出する年間総合損益上位100位以内の「エージェント」のことで、それぞれの通貨ペアで選出しています(月末の年間損益に応じて、「エージェント」は毎月入れ替えられます)。
普段見ている「エージェント」の成績ランキングには、TOP100「エージェント」も含まれているので、マイメイトユーザーの中でも、このTOP100「エージェント」から稼働させる「エージェント」を選んでいる人は多いでしょう。
8~10月の順位変動で通貨ペアを分析
8~10月の3か月でTOP100「エージェント」の総合損益の推移を見ることも、「どの通貨ペアを選ぶか」、「今運用している通貨ペアを入れ替えるべきか」の判断材料にできます。今後の運用の参考にしてみてください。
ここでは8~10月のTOP100「エージェント」の総合損益推移から、注目の通貨ペアをピックアップします(8~10月の総合損益データに関しては後述)。
動く通貨ペアはやはり注目? 米ドル/円や英ポンド/円、ユーロ/英ポンド
| 10月 | 9月 | 8月 |
米ドル/円 (USD/JPY) | 246.21pips | -246.08pips | 81.76pips |
英ポンド/円 (GBP/JPY) | 899.98pips | -80.27pips | 43.83pips |
ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | 187.59pips | -135.15pips | 23.86pips |
※数値は各月末時点の総合損益
9月のレポートでは、「よく動いたのに… 米ドル/円や英ポンド/円、ユーロ/英ポンド」と紹介した3通貨ペアは、10月に復調しました。
このレポートでも常々紹介していますが、「エージェント」が得意とするのは価格がよく動く/トレンドのある通貨ペアです。次月以降も続くかは分かりませんが、やはりこうした通貨ペアは注目しておいても損はないでしょう。
これもよく紹介することですが、「1か月などの短期的に損益が落ち込んだとしても、それは一時的な損益の下振れの可能性がある」ということです。
必ず復調するとは限りませんので、注意は必要ですが、入れ替えをするときは、その通貨ペアの値動き具合やTOP100「エージェント」の総合損益推移などを数か月単位でチェックして、総合的に判断しましょう。
豪ドル/円とNZドル/円は似たような値動きだったが…
これまでとはちょっと違う視点で、通貨ペアを比較してみます。
豪ドル/円とNZドル/円はオセアニア地域の通貨ペアとして、似たような値動きをする傾向があります。
しかし、TOP100「エージェント」の総合損益に目を向けると、成績に差が現れていました。3月以降の月間成績を平均すると、豪ドル/円は-34.31pipsで、NZドル/円は12.73pipsでした。
これは「NZドル/円の『エージェント』を選んだ方が良い」ということを示すものではなく、似たような値動きをする通貨ペアでも「エージェント」の成績は異なる可能性があるということです。
調子の良さそうな通貨ペアをピックアップしたあと、その通貨ペアにおけるランキング上位の「エージェント」の成績具合も見て、再度その通貨ペアを選ぶかどうか検討する、という方法も考えられるでしょう。
これまでは直近3か月の通貨ペアの動向から注目の通貨ペアをピックアップしていましたが、こうした様々な視点から比較することで得られる情報もあります。過去の月間レポートも時折チェックし、運用の参考にしてみてください。
8~10月の通貨ペア別TOP100「エージェント」総合損益ランキング
| 10月 | 9月 | 8月 |
1位 | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | 899.98pips | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | 322.72pips | 米ドル/円 (USD/JPY) | 81.76pips |
2位 | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | 496.80pips | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | 311.03pips | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 65.87pips |
3位 | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 453.56pips | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | 209.79pips | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | 43.83pips |
4位 | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | 281.93pips | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 205.57pips | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | 23.86pips |
5位 | 米ドル/円 (USD/JPY) | 246.21pips | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | 57.44pips | NZドル/円 (NZD/JPY) | 15.26pips |
6位 | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | 187.59pips | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | 5.94pips | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | -4.66pips |
7位 | NZドル/円 (NZD/JPY) | 150.97pips | NZドル/円 (NZD/JPY) | 3.02pips | NZドル/米ドル (NZD/USD) | -8.21pips |
8位 | カナダドル/円 (CAD/JPY) | 35.55pips | カナダドル/円 (CAD/JPY) | -3.92pips | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | -8.88pips |
9位 | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | 27.25pips | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | -49.13pips | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | -11.57pips |
10位 | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | 20.41pips | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | -52.45pips | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | -21.35pips |
11位 | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | 15.77pips | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -59.07pips | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | -24.06pips |
12位 | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | -37.05pips | NZドル/米ドル (NZD/USD) | -59.36pips | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -25.91pips |
13位 | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -45.18pips | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | -80.27pips | カナダドル/円 (CAD/JPY) | -57.39pips |
14位 | NZドル/米ドル (NZD/USD) | -103.59pips | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | -92.21pips | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | -61.85pips |
15位 | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | -118.97pips | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | -135.15pips | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | -79.32pips |
16位 | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | -152.96pips | 米ドル/円 (USD/JPY) | -246.08pips | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | -159.55pips |
※数値は各月末時点の総合損益
| 10月 | 9月 | 8月 |
1位 | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | 899.98pips | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | 322.72pips | 米ドル/円 (USD/JPY) | 81.76pips |
2位 | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | 496.80pips | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | 311.03pips | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 65.87pips |
3位 | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 453.56pips | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | 209.79pips | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | 43.83pips |
4位 | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | 281.93pips | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 205.57pips | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | 23.86pips |
5位 | 米ドル/円 (USD/JPY) | 246.21pips | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | 57.44pips | NZドル/円 (NZD/JPY) | 15.26pips |
6位 | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | 187.59pips | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | 5.94pips | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | -4.66pips |
7位 | NZドル/円 (NZD/JPY) | 150.97pips | NZドル/円 (NZD/JPY) | 3.02pips | NZドル/米ドル (NZD/USD) | -8.21pips |
8位 | カナダドル/円 (CAD/JPY) | 35.55pips | カナダドル/円 (CAD/JPY) | -3.92pips | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | -8.88pips |
9位 | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | 27.25pips | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | -49.13pips | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | -11.57pips |
10位 | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | 20.41pips | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | -52.45pips | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | -21.35pips |
11位 | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | 15.77pips | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -59.07pips | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | -24.06pips |
12位 | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | -37.05pips | NZドル/米ドル (NZD/USD) | -59.36pips | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -25.91pips |
13位 | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -45.18pips | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | -80.27pips | カナダドル/円 (CAD/JPY) | -57.39pips |
14位 | NZドル/米ドル (NZD/USD) | -103.59pips | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | -92.21pips | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | -61.85pips |
15位 | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | -118.97pips | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | -135.15pips | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | -79.32pips |
16位 | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | -152.96pips | 米ドル/円 (USD/JPY) | -246.08pips | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | -159.55pips |
※数値は各月末時点の総合損益
最後に
10月も為替相場に活気がありました。米ドル/円は2回目の為替介入以降は、これまでの円安一辺倒のような値動きとはなっていません。ただ、マイメイトにおいては、値動きに元気があれば「エージェント」は活発に取引してくれます。
マイメイトを運用する上では、「通貨ペアがどう動くか」を予想するよりは、「相場が動いているかどうか」に注目しましょう。
9月、10月と値動きが激しい状態が続いています。そうした状況では予想外の損失を被る可能性もあるので、「マイメイト 基本の運用方針」に書いてある通り、通貨ペアを分散し、資金はバランスメーターを参考に、余裕のある状態で運用するよう心掛けましょう。