7月は米ドル/円の上昇が1ドル=140円を前にして一服。それでも米ドル/円を中心に、為替相場全体で価格変動の激しい状態が続いています。マイメイトの運用環境としては良い状態といえるでしょう。
また、最低取引数量を引き下げたことで、ユーザーの「通貨ペア分散」も行いやすくなっているようで、大変喜ばしいことです。
7月はどの通貨ペアが活躍したのか、項目別に動向を紹介します。
7月の通貨ペア別平均総合損益
通貨ペアごとに「エージェント」の平均の総合損益(実現損益+評価損益) などを算出したので、それぞれ見ていきましょう。
7月の平均総合損益 TOP5
| 「エージェント」総数 | 平均総合損益 | 勝率 |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 2344 | 332.59pips | 92% |
英ポンド/米ドル(GBP/USD) | 2224 | 229.03pips | 80% |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 862 | 228.56pips | 81% |
米ドル/円(USD/JPY) | 11046 | 194.46pips | 69% |
NZドル/円(NZD/JPY) | 452 | 126.74pips | 73% |
※数値は2022年7月31日時点、勝率は各通貨ペアの「エージェント」総数に対するプラスの成績だったものの割合
| 「エージェント」総数 | 平均総合損益 | 勝率 |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 2344 | 332.59pips | 92% |
英ポンド/米ドル(GBP/USD) | 2224 | 229.03pips | 80% |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 862 | 228.56pips | 81% |
米ドル/円(USD/JPY) | 11046 | 194.46pips | 69% |
NZドル/円(NZD/JPY) | 452 | 126.74pips | 73% |
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※数値は2022年7月31日時点、勝率は各通貨ペアの「エージェント」総数に対するプラスの成績だったものの割合
通貨ペアごとの「エージェント」全体の平均総合損益を比較すると、7月のTOPはユーロ/米ドルでした。7月に入り下落トレンドが本格化したことから、平均総合損益と勝率は上昇。
2位は英ポンド/米ドルで、7月に平均総合損益を大きく伸ばしました。
3~5位のユーロ/円、米ドル/円、NZドル/円がランクイン。ユーロ/円やNZドル/円といった日本円関連の通貨ペア(クロス円)は、米ドル/円の値動きが激しかったたことも成績に影響したでしょう。
これまで強い上昇トレンドで推移していた米ドル/円は、7月の中旬から下落したものの、相場自体は大きく動いているので、「エージェント」の取引しやすい環境は続いたと考えられます。
7月の平均総合損益 全ランキング
| 「エージェント」総数 | 平均総合損益 | 勝率 |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 2344 | 332.59pips | 92% |
英ポンド/米ドル(GBP/USD) | 2224 | 229.03pips | 80% |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 862 | 228.56pips | 81% |
米ドル/円(USD/JPY) | 11046 | 194.46pips | 69% |
NZドル/円(NZD/JPY) | 452 | 126.74pips | 73% |
ユーロ/英ポンド(EUR/GBP) | 298 | 96.96pips | 74% |
豪ドル/米ドル(AUD/USD) | 275 | 69.24pips | 60% |
英ポンド/円(GBP/JPY) | 2265 | 55.03pips | 57% |
米ドル/スイスフラン(USD/CHF) | 307 | 28.64pips | 51% |
豪ドル/円(AUD/JPY) | 966 | 17.97pips | 63% |
南アランド/円(ZAR/JPY) | 679 | -26.41pips | 10% |
ユーロ/豪ドル(EUR/AUD) | 351 | -26.88pips | 52% |
NZドル/米ドル(NZD/USD) | 218 | -29.09pips | 47% |
スイスフラン/円(CHF/JPY) | 230 | -57.97pips | 49% |
豪ドル/NZドル(AUD/NZD) | 447 | -70.19pips | 27% |
カナダドル/円(CAD/JPY) | 277 | -174.83pips | 31% |
※数値は2022年7月31日時点、勝率は各通貨ペアの「エージェント」総数に対するプラスの成績だったものの割合
| 「エージェント」総数 | 平均総合損益 | 勝率 |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 2344 | 332.59pips | 92% |
英ポンド/米ドル(GBP/USD) | 2224 | 229.03pips | 80% |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 862 | 228.56pips | 81% |
米ドル/円(USD/JPY) | 11046 | 194.46pips | 69% |
NZドル/円(NZD/JPY) | 452 | 126.74pips | 73% |
ユーロ/英ポンド(EUR/GBP) | 298 | 96.96pips | 74% |
豪ドル/米ドル(AUD/USD) | 275 | 69.24pips | 60% |
英ポンド/円(GBP/JPY) | 2265 | 55.03pips | 57% |
米ドル/スイスフラン(USD/CHF) | 307 | 28.64pips | 51% |
豪ドル/円(AUD/JPY) | 966 | 17.97pips | 63% |
南アランド/円(ZAR/JPY) | 679 | -26.41pips | 10% |
ユーロ/豪ドル(EUR/AUD) | 351 | -26.88pips | 52% |
NZドル/米ドル(NZD/USD) | 218 | -29.09pips | 47% |
スイスフラン/円(CHF/JPY) | 230 | -57.97pips | 49% |
豪ドル/NZドル(AUD/NZD) | 447 | -70.19pips | 27% |
カナダドル/円(CAD/JPY) | 277 | -174.83pips | 31% |
※数値は2022年7月31日時点、勝率は各通貨ペアの「エージェント」総数に対するプラスの成績だったものの割合
TOP5も含めた7月の平均総合損益の全ランキングです。
6月同様、7月も平均総合損益をプラス圏で終えられた通貨ペアは多かったです。米ドル/円が上昇・下落をしながら大きく動いたように、活発に価格が動いている相場状況なら、「エージェント」の成績も上向く傾向にあるといえるでしょう。
8月も“よく動く相場”となるならば、「エージェント」の取引しやすい環境が続くと思われます。
5~7月の通貨ペア別TOP100「エージェント」総合損益
続いては5~7月の通貨ペア別TOP100「エージェント」の総合損益を見ていきましょう。
TOP100「エージェント」とは毎月末に算出する年間総合損益上位100位以内の「エージェント」のことで、それぞれの通貨ペアで選出しています(月末の年間損益に応じて、「エージェント」は毎月入れ替えられます)。
普段見ている「エージェント」の成績ランキングには、TOP100「エージェント」も含まれているので、マイメイトユーザーの中でも、このTOP100「エージェント」から稼働させる「エージェント」を選んでいる人は多いでしょう。
5~7月の順位変動で通貨ペアを分析
5~7月の3か月でTOP100「エージェント」の総合損益の推移を見ることも、「どの通貨ペアを選ぶか」、「今運用している通貨ペアを入れ替えるべきか」の判断材料にできます。今後の運用の参考にしてみてください。
ここでは5~7月のTOP100「エージェント」の総合損益推移から、注目の通貨ペアをピックアップします(5~7月の総合損益データに関しては後述)。
やはり復調は本物だった!? 英ポンド/円とユーロ/円
| 7月 | 6月 | 5月 |
英ポンド/円 (GBP/JPY) | 84.42pips | 99.21pips | -379.83pips | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 245.65pips | 374.06pips | -43.5pips |
※数値は各月末時点の総合損益
6月度の月間レポートで「復調は本物か? 英ポンド/円とユーロ/円」と取り上げましたが、次月の7月も好調を維持しました。
英ポンド/円やユーロ/円など、上下の値動きが大きい通貨ペアは、1か月の損益が大きくマイナスに振れるケースもあるということです。自分が運用している通貨ペアで調子が悪いと、別の通貨ペアに入れ替えたくなるものですが、その判断は“早すぎると勿体ない”結果に繋がる可能性があります(「マイメイト基本の運用方針」も参考に)。
7月に調子を落としたスイスフラン/円
| 7月 | 6月 | 5月 |
スイスフラン/円 (CHF/JPY) | -85.84pips | 70.78pips | 206.757pips |
※数値は各月末時点の総合損益
7月に調子を落としたスイスフラン/円ですが、先ほど触れた英ポンド/円やユーロ/円のように、一時的に成績が落ち込んでいるとも考えられます。
スイスフラン/円の7月の価格動向に目を向けると、値動きに元気がなくなったというわけでもありません。
英ポンド/円やユーロ/円のように必ず復調するとは限りませんが、今のよく動いている相場状況を考えると、1か月で入れ替えるには早いとも判断できるでしょう。
5~7月の通貨ペア別TOP100「エージェント」総合損益ランキング
| 7月 | 6月 | 5月 |
1位 | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | 351.43pips | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 374.07pips | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | 206.75pips |
2位 | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 245.65pips | カナダドル/円 (CAD/JPY) | 233.15pips | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | 130.76pips |
3位 | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | 237.58pips | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | 99.21pips | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | 97.12pips |
4位 | 米ドル/円 (USD/JPY) | 194.33pips | 米ドル/円 (USD/JPY) | 98.37pips | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | 27.76pips |
5位 | NZドル/円 (NZD/JPY) | 122.04pips | NZドル/円 (NZD/JPY) | 98.05pips | NZドル/米ドル (NZD/USD) | 24.75pips |
6位 | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | 106.34pips | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | 93.17pips | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | -27.12pips |
7位 | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | 84.42pips | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | 85.01pips | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | -31.85pips |
8位 | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | 75.80pips | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | 70.78pips | ユーロ/円 (EUR/JPY) | -43.50pips |
9位 | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | 39.75pips | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | 18.44pips | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -60.40pips |
10位 | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | 16.58pips | NZドル/米ドル (NZD/USD) | 15.60pips | 米ドル/円 (USD/JPY) | -102.91pips |
11位 | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | -20.25pips | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | 14.21pips | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | -112.01pips |
12位 | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -26.56pips | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | -15.06pips | カナダドル/円 (CAD/JPY) | -153.82pips |
13位 | NZドル/米ドル (NZD/USD) | -30.36pips | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | -30.65pips | NZドル/円 (NZD/JPY) | -167.83pips |
14位 | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | -75.73pips | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -41.51pips | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | -246.38pips |
15位 | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | -85.84pips | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | -52.05pips | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | -327.40pips |
16位 | カナダドル/円 (CAD/JPY) | -219.56pips | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | -69.05pips | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | -379.83pips |
※数値は各月末時点の総合損益
| 7月 | 6月 | 5月 |
1位 | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | 351.43pips | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 374.07pips | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | 206.75pips |
2位 | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 245.65pips | カナダドル/円 (CAD/JPY) | 233.15pips | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | 130.76pips |
3位 | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | 237.58pips | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | 99.21pips | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | 97.12pips |
4位 | 米ドル/円 (USD/JPY) | 194.33pips | 米ドル/円 (USD/JPY) | 98.37pips | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | 27.76pips |
5位 | NZドル/円 (NZD/JPY) | 122.04pips | NZドル/円 (NZD/JPY) | 98.05pips | NZドル/米ドル (NZD/USD) | 24.75pips |
6位 | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | 106.34pips | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | 93.17pips | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | -27.12pips |
7位 | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | 84.42pips | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | 85.01pips | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | -31.85pips |
8位 | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | 75.80pips | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | 70.78pips | ユーロ/円 (EUR/JPY) | -43.50pips |
9位 | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | 39.75pips | 英ポンド/米ドル (GBP/USD) | 18.44pips | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -60.40pips |
10位 | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | 16.58pips | NZドル/米ドル (NZD/USD) | 15.60pips | 米ドル/円 (USD/JPY) | -102.91pips |
11位 | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | -20.25pips | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | 14.21pips | 豪ドル/米ドル (AUD/USD) | -112.01pips |
12位 | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -26.56pips | ユーロ/英ポンド (EUR/GBP) | -15.06pips | カナダドル/円 (CAD/JPY) | -153.82pips |
13位 | カナダドル/円 (CAD/JPY) | -30.36pips | 米ドル/スイスフラン (USD/CHF) | -30.65pips | NZドル/円 (NZD/JPY) | -167.83pips |
14位 | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | -75.73pips | 南アランド/円 (ZAR/JPY) | -41.51pips | 豪ドル/円 (AUD/JPY) | -246.38pips |
15位 | スイスフラン/円 (CHF/JPY) | -85.84pips | ユーロ/米ドル (EUR/USD) | -52.05pips | ユーロ/豪ドル (EUR/AUD) | -327.40pips |
16位 | NZドル/米ドル (NZD/USD) | -219.56pips | 豪ドル/NZドル (AUD/NZD) | -69.05pips | 英ポンド/円 (GBP/JPY) | -379.83pips |
※数値は各月末時点の総合損益
7月度 マイメイト通貨ペア5分散指数
(2019年8月5日~2022年7月29日のデータ インヴァスト証券作成)7月度のレポートではマイメイト通貨ペア5分散指数についても報告します。
7月に新たな通貨ペアに入れ替えたところだったので、今後も通貨ペアを入れ替えた時期に定期的にレポートします(指数データは、マイメイトTOPページにも掲載)。
指数の調子は良好
マイメイト通貨ペア5分散指数は、マイメイト全体の調子を示す指標としても活用できます。指数が上昇しているときは、マイメイトの運用環境の調子が良く、 逆に指数の上昇が芳しくないときは、マイメイト以外のトレード方法を模索しても良いでしょう 。
6~7月は指数も上昇しており、マイメイトの運用環境としては良かったことを示しています。もし、8月以降も6~7月のような状態となるなら、マイメイトに適した相場が続くかもしれません。
※マイメイト通貨ペア5分散指数の算出方法
マイメイト通貨ペア5分散指数は以下の条件で算出しています(マイメイト通貨ペア5分散指数はシミュレーションの結果であり、将来の利益を保証するものではありません)
- それぞれの通貨ペアで年間損益pipsTOP100の「エージェント」をピックアップ
- 通貨ペアごとにピックアップしたTOP100の「エージェント」の年間総合損益pips(実現損益+評価損益)を平均化。その中から成績上位の5通貨ペアを指数の算出対象通貨ペアとして採用(ただし、「エージェント」が100体存在しない通貨ペアは算出対象から除外)
- 対象の5つの通貨ペアで、TOP100「エージェント」の日別の平均総合損益を累積和で集計。それを「マイメイト通貨ペア5分散指数」とする
- 3か月ごとに、各通貨ペアのTOP100「エージェント」を更新し、またそれに合わせて指数に採用する通貨ペアも更新。累積和は前の期間の最終日の数値を引き継いで加算していく
7月度から選ばれた新しい通貨ペア
マイメイト通貨ペア5分散指数の算出対象であるTOP100「エージェント」の通貨ペアは、7月から以下の5つに変更されました(通貨ペアを選ぶ基準については、上の「マイメイト通貨ペア5分散指数の算出方法」の項目を参照)。
- ユーロ/米ドル
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- NZドル/円
- 豪ドル/円
通貨ペア選びは、マイメイト通貨ペア5分散指数を参考にすることも可能です。この指数は、3か月に一度通貨ペアを入れ替えるので、次回は9月末に入れ替えることになります。
最後に
7月は米ドル/円を中心として、様々な通貨ペアが活発に動きました。8月以降もこの状態が続くなら、マイメイトの運用環境としては最適といえます。
先日「マイメイト 基本の運用方針」の記事を公開しました。「通貨ペア選びはどう行うのか」「バランスメーターの使い方」など、マイメイトの運用で大切なポイントが書いてあるので、ぜひ参考にしてください。