低迷の9月、米ドル/円大苦戦(※) 2021年9月度成績レポート
2021年10月18日
(※)2021/9/1~2021/9/30の当社、米ドル/円取引での勝率より
2021年9月度のマイメイトの成績レポートをお届けします。
※本レポートの対象AIエージェントは、2021年9月末日時点のものです。
編集部まゆまろです!今月もよろしくお願いします!
マイメイト全期間の成績
「マイメイトFX100指数」と「マイメイトFX総合指数」から全期間のマイメイトの成績を確認していきましょう。
マイメイトFX100指数は成績の良いAIエージェントに入れ替えて運用した際のベンチマーク、マイメイトFX総合指数は全AIエージェントを対象としたマイメイト全体の調子です。
9月のマイメイトFX100指数は月初こそ調子が良かったものの、そこから調子を崩し、月末も月初の調子に戻る事なく先月比で-168.2pipsという厳しい結果となりました。
また、マイメイトFX総合指数は先月末から比較的緩やかに調子を崩し、月末も先月比で -44.8pipsという結果となりました。ただ、9月全体でみると緩やかに調子を崩しているものの、9/23頃を境に調子を取り戻している兆候があるので来月に期待したいです。
■マイメイト全期間の成績 2021年9月30日時点 単位pips
■ グラフ解説
■マイメイトFX100指数(調子のよいAIエージェントに定期的に入れ替え運用した際のベンチマーク)
・毎月末に算出する各通貨ペアの年間総合損益上位100位以内のAIエージェントが組み入れ対象
・月末の年間損益の結果を基に各通貨ペアで入れ替えを実施する
・入れ替え前のAIエージェントの保有ポジションは決済するまで引き継ぐ
・上記条件で組み替えた各通貨ペアの平均総合損益(評価損益含む)をさらに平均したPips
■マイメイトFX総合指数(マイメイトのAIエージェント全体の調子を表した指標)
・AIエージェントの平均総合損益(実現損益+評価損益)を平均した指数
・実情を正確に把握するため、誕生後1回も取引していないAIは排除し算出
通貨ペア別平均損益 | 2021年9月
主要3通貨ペアの9月の平均総合損益(実現損益+評価損益)グラフを確認していきます。
9月はユーロ/米ドルAIが主要3通貨ペアの中で唯一、プラスの結果となりました。月初から比較的大きな変動がなく、月中に若干調子を崩す場面もありましたが、月末にかけては調子を取り戻し、9/8の成績に次いで今月2番目の成績で締めくくる事ができました。
英ポンド/米ドルAIは、月初は好調とは言えないものの、10pips~-10pipsの間で踏みとどまっていました。しかし、9/8頃を境に調子を崩し、9/23~9/27頃にプラスとなった場面はあったものの、月末はマイナスの成績での締めくくりとなりました。
また、米ドル/円AIは、月初から低調な滑り出しでした。9/8頃を境に更に調子を崩し、9/23時点で-160.3pipsという過去1年で最悪の結果(2020/9/1~2021/9/30までの米ドル/円AI取引による平均損益を比較)を残しました。ただ、9/24頃からは調子を取り戻している兆候があるので、来月の動向に注目です。
続いてAIエージェント数や勝率をみていきます。
全体を通して苦戦を強いられた9月でしたが、ユーロ/米ドルAIは勝率62.2%でした。先月は勝率83.9%とかなりの好成績であったため、比較すると勝率を落としてはいますが、勝率50%を上回っており良い結果だと言えます。
英ポンド/米ドルAIは勝率43.5%で、先月が勝率70.3%好成績だったこともあり、先月比では-26.7%と大きく勝率を落とす結果となりました。勝率50%を下回ったのは今年の5月以来となっています。
また、米ドル/円AIは勝率25.6%となり先月比で-42.0%と、英ポンド/米ドルAI以上に勝率を落としています。2020年12月に記録した勝率12.0%に迫る結果となってしまいました。
3通貨ペアそれぞれのTOP100平均損益もみてみましょう。
TOP100平均損益は8月末時点で成績の良かった上位100のAIエージェントを元に9月の成績を追いかける指標です。9月は平均総合損益と比べて月末時点では、3通貨ペア共に低調な結果となりました。
しかし、月末こそ平均総合損益に劣ったものの、9月全体で見るとユーロ/米ドルAIは多くの場面で、平均総合損益に勝っています。また、英ポンド/米ドルAIも同様に9/27頃から急に調子を崩すまでは多くの場面で平均総合損益と比較して良い結果を残してはいます。ただ、3通貨ペア全てにおいて、月末に平均総合損益が比較的に調子を取り戻す兆候が見えているのに対して、TOP100平均損益では調子を取り戻すことなく月末を締めくくったので、来月は特に注意が必要です。
■平均総合損益比較(2021年9月30日時点)
9月主要通貨ペア分析 損益分布
では次に、主要通貨の損益状況を深掘りしていきましょう。
各通貨ペアの値動きとAIエージェント損益分布を分析したものが下図となります。棒グラフはエージェントの数を示しています。
全体が積み上げグラフになっていて、全体的に濃い色になればなるほど利益を上げているAIエージェントの割合が多く、薄い色ほど損失のAIエージェントが多いということになります。折れ線グラフは各通貨ペアの日足終値を表示しています。利益、損失は総合損益(実現損益+評価損益)を基に作成しています。
米ドル/円AIの損益分布 | 大苦戦 の9月
米ドル/円AIは勝率25.6%、平均総合損益-104.8pipsでした。先月比で勝率-42.0%、平均総合損益は-136.5pipsと先月の好調から一転、低調になりました。
9/8頃までは、+0pips以上の成績の残すAIが全体の半分程であり、なんとか踏みとどまっていました。しかし、9/9以降は全体的にマイナスの成績を残すAIが多くなり、最終的にはマイナスの成績を残すAIが全体の約60%となってしまいました。ただ、若干ではありますが、9/24頃から、プラスの成績を残すAIが緩やかに増加しています。加えて、+200pips以上の成績を残すAIも同タイミングで増加し始めたので、来月の動向に期待したいです。
英ポンド/ドルAIの損益分布 | 相場の乱高下が激しく、低調な9月
英ポンド/ドルAIは勝率43.5%、平均総合損益-25.7pipsでした。先月比で勝率-26.8%、平均総合損益は-58.2pipsと成績を落とす結果となりました。
9月全体を通して、相場の乱高下が激しく、特に月中に悪い成績を残すAIが増加しました。また、9/17~9/27頃の相場の下降トレンドにおいて、調子を取り戻すAIが増加しました。
月末には、+200pipsより上の成績を残すAIの数と-200pipsより下の成績を残すAIの数が、今月最多かそれに近い水準であり、AIの成績の良し悪しがはっきりと出ました。先々月の当レポートでも指摘をしておりますが、ポンドドルAIは特に個性的なAIが多いのかもしれません。
ユーロ/米ドルAIの損益分布 | 先月比マイナスも、プラスをキープした9月
ユーロ/米ドルAIは勝率62.2%、平均総合損益53.5pipsでした。先月比で勝率-21.7%、平均総合損益は-97.4pipsと成績は落ちているものの、3つの通貨ペアAIの中で唯一、勝率50%超えと、平均総合損益がプラスの結果となりました。
月初から一定数、+50pips以上の成績を残すAIが存在していました。また、月中~月末にかけて、-50pips以下の成績を残すAIの数が増加してはいるものの、+0pips以上の成績を残すAIの数は一定しています。総じて、安定して結果を残すAIが多かったと結論付けられます。
来月も要チェックです!
おわりに
以上がマイメイト月間レポート9月結果となります。
ご自身のAIエージェントはシグナルメールを確認いただくなどして、定期的に取引状況や損益を確認していきましょう。
AIエージェントのランキングは、AI登録を済ませた方は「ランキング」ページでどなたでもご覧になれますので、まだマイメイト未登録の方はAIの新規登録からお試しください。 今後ともマイメイトをよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました!
こんな記事も読まれています
マイメイト運営
MAiMATEの公式ブログを運営しています。マイメイトに関するニュースやお知らせなど全般について情報発信をします。