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損益曲線から「エージェント」を探す方法

エージェント選びにも役立つ! 損益曲線の見方とチェックすべき情報

2022年3月30日

エージェントの詳細画面で損益曲線をよく目にすると思いますが、利益が出ている・出ていないという点以外にも注目したいポイントはあります。

本記事ではエージェントの損益曲線から読み取れる情報や、それによるエージェントの選び方について紹介します。
※エージェントの成績は過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。

損益曲線から最低限チェックしておきたい情報

リピートエージェントの損益曲線
リピートエージェントの損益曲線
(画像は参考例、取引画面より)
トレードエージェントの損益曲線
トレードエージェントの損益曲線
(画像は参考例、取引画面より)

「探す」画面などからエージェントの詳細画面へ移行し、「成績を見る」の画面で「損益曲線」のタブを押すと、上のようなグラフを見ることができます。

エージェントが過去の期間でどれくらいの利益・損失を出したのかを示すものですが、ここから読み取れる情報は様々です。中でもチェックしておきたい主な情報は以下の3つです。

  1. 期間別の損益状況
  2. 青の累積損益の線
  3. 緑と赤の評価損益

期間別の損益曲線

損益曲線の画面右上に期間を設定するタブがあります
(画像は参考例、取引画面より)

期間は「過去30日間」、「過去90日間」、「過去180日間」、「過去1年間」、「過去2年間」、「過去3年間」、「全期間」の7種類あり、右上のタブで設定できます。

期間を過去30日間、過去90日間に設定すれば、「目先の相場におけるエージェントのトレード成績の推移」を確認でき、過去180日間、過去1年間に設定すれば、「中期間の相場におけるエージェントのトレード成績の推移」を見ることができ、過去2年間、過去3年間に設定すれば、「長期間の相場におけるエージェントのトレード成績の推移」を見ることができます。

この成績の推移を見ることは大切で、例えば期間30日で利益を上げているエージェントでも、1年間ではうまく利益を上げられていないケースもありますし、その逆もあります。リピートエージェントは中長期タイプなので過去1年間から過去3年間辺りの損益曲線を参考にするとよいでしょう。トレードエージェントは一概に短期、長期というタイプ別けが難しいため、期間別で成績推移を確認し、「現在の相場でも活躍しそうなエージェントなのか?」ということを考えましょう。

青の累積損益の線

リピートエージェントの損益曲線
(画像は参考例、取引画面より)
トレードエージェントの損益曲線
(画像は参考例、取引画面より)

青色の累積損益は、そのエージェントが期間中に決済した利益や損失の累計です。

過去から現在にかけて(グラフ上では左から右にかけて)、右肩上がりに青の累積損益が増えている方が良いエージェントとなります

リピートエージェントの場合、青線は右肩上がりを描くことが多いですがマイナススワップポイントが利益確定額を上回っていると下がりますし、損切が行われる時も下がります。リピートエージェントは累積損益が右肩上がりになっていることも大事ですが、次に説明する評価損益も意識しましょう。トレードエージェントの画像では青の累積損益が右に上がっていく形となっているので、現在にかけてうまく相場に対応できているということが分かります。トレードエージェントは累積損益を最重要視しても良いでしょう。

累積損益の線をチェックするときは、期間も複数見ておきましょう。過去30日間、過去90日間では綺麗な累積損益の形をしていなくても、過去180日間、過去1年間では右肩上がりに綺麗な形をするケースもあります。

白い価格の線

損益曲線のグラフには白い「価格」の線も表示されています。通貨についてあまり詳しくないという人は、マイメイトに慣れてきてからのチェックで問題ありません。

価格もあわせて見ると詳しく分析ができます。例えば上のリピートエージェントの画像は白い価格の線が一定のレンジで推移し、累積損益も積み重なっている例で、「レンジ相場のときに、うまく利益を積み上げられた」ということが分かります(後述の「白い価格の線をあわせて考える方法」という項目でも紹介)。トレードエージェントの画像は白い価格の線と青い累積損益の線が似たような動きをしていて、「下落相場より上昇相場で利益を積み上げられた」ということが分かります。

緑と赤の評価損益

リピートエージェントの損益曲線
(取引画面より)
トレードエージェントの損益曲線
(取引画面より)

グラフ上では緑棒の評価利益(含み益)と赤い棒の評価損失(含み損)も表示されます(詳しい見方は次の「注目したい主な損益曲線のパターン」で紹介)。

リピートエージェントで気を付けたいのは、累積損益が積み重なっていると同時に評価損失の赤い棒も大きいケースです。その評価損失次第で実際の総損益(累積損益+評価損益)は変化するので、そのようなエージェントを選ぶ際には注意しましょう。しかし、リピートエージェントは基本的に評価損失を抱えながらそれを評価利益になるまで待つ運用をするため、総損益がプラスであれば良いエージェントと言っても良いでしょう。

注目したい主な損益曲線のパターン

損益曲線を読み解くことでエージェントの特徴をイメージでき、それはエージェント選びに役立ちます。

エージェント選びの参考となる損益曲線の主なパターンを2つ紹介します。

リピートエージェントの右肩上がりで評価損失が小さい

累積損益が右に向かって積み重なり評価損失も少なく抑えられたケース
(画像は参考例、取引画面より)

上の画像は、期間を過去1年間に設定した損益曲線で、累積損益は現在に向かってなだらかに上向き評価損失も抑えられています。

この損益曲線を描くエージェントの特徴は?

累積損益が少しずつ上昇していることから、コツコツと取引し、利益を上げたと考えられます。

リピートエージェントは一定の狙ったレンジで価格が上下すれば、アクティブに利益を狙えるようになります。

1年前にあった赤の評価損失が大幅に少なくなっているのは、ここ1年間においてはうまく相場とマッチした証でしょう。
最終地点で累積損益の方が評価損失より数値が大きいので良いエージェントと言えるでしょう。

トレードエージェントの階段のような右肩上がり

階段を一段一段作るように累積損益が増えているケース
(画像は参考例、取引画面より)

上の画像は階段のように累積損益が増えている例です。

階段の一段を作る前には、緑棒で示された評価利益(含み益)も伸びていることが特徴です。

この損益曲線を描くエージェントの特徴は?

リピートエージェントは設定値に沿ってコツコツ取引するモデルなのでこの損益曲線はあまり見られません。
「なだらかに右肩上がり」のグラフを描いていたリピートエージェント(トレードエージェントにも同じようなグラフを描くものもいる)はコツコツと利益を積み重ねていたのに比べ、このエージェントは1回の利食い幅が大きいため、こうしたグラフを描きます。

1回の利食い幅が大きいのは、価格の上昇・下落の勢いのまま含み益を伸ばそうとするトレードスタイルだったと考えられます。「なだらかに右肩上がり」の損益グラフを描いていたエージェントとは異なるトレードスタイルです。

「上昇もしくは下落のトレンドの流れに沿って、じっくり利益を狙ってほしい」と考える人は、こうした損益曲線を描くエージェントに注目してみるのもいいでしょう。

(まとめ)損益曲線をエージェント選びに活用するための着目点

損益曲線のグラフを見る上でのポイントをまとめます。

損益曲線の推移だけに目を向けない

損益曲線を見る際、過去に「利益を出していた」、「損していた」という点だけに目を向けているのは勿体ないです。

注目したい主な損益曲線のパターン」でも紹介したような方法で、エージェントの過去の取引傾向から、今後の取引をイメージすることで、エージェント選びの精度は向上するでしょう。

自分好みのエージェントが見つからない、次に稼働させたいエージェントをどう決めよう……、などと悩んでいた人はエージェントの特徴を把握することも意識してみてください。

白い価格の線をあわせて考える方法も

少し為替相場に関する知識が必要となる方法ですが、白い価格の線もあわせて見ると、エージェントの特徴をさらに詳しく分析できます。

例えばリピートエージェントの白い価格の線が一定のレンジで推移していて、青の累積損益がが増えて赤い棒の評価損失を少なく抑えられていれば、「レンジ相場とリピートエージェントがマッチした」と読み解けます。また、トレードエージェントの白い価格の線が上昇しているときに、青の累積損益や緑棒の評価利益が増えていれば、「上昇相場でうまくトレードできた」と読み解けます。

他にも、トレードエージェントの白い価格の線がジグザグと上下のどちらにも方向感なく動くときに調子を落としているなら、そうしたトレンド性のない相場ではそのトレードエージェントを選ばない、という判断もできるでしょう(リピートエージェントはレンジ相場、トレードエージェントはトレンド相場を得意としています)。

このように白い価格の線の動きと損益の動きも見ると、今の相場でそのエージェントを稼働させた方が良さそう・控えた方が良さそう、という判断の参考にすることができます

最後に

エージェントを選ぶ際にはエージェントの特徴を知ることが大切で、損益曲線からもそれをできることが分かったと思います。

損益曲線と共に、エージェントの取引履歴もあわせて見ることで、分析の精度はさらに向上するでしょう。エージェントを様々な視点で観察すると、新たな発見もあるので、ぜひトライしてみてください。

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