取引ルール
注文手法について
成行注文
「いくらでもいいから、今、買いたい」、「いくらでもいいから今、売りたい」というときに使います。
価格を指定せずに数量と売買のみを指定し、即時に取引を成立させる注文です。
取引システムがお客様の注文の約定処理を行う時点の価格で約定します。
また、レートの変動が大きい時には、発注時の表示価格と乖離した価格で注文が約定する場合があります。
注文例

価格変動が大きいときなど、発注時に表示されていた価格と大きく異なる価格で売買が成立する可能性があります。
この価格差はお客様にとって有利な場合もあり、不利な場合もあります。
指値注文
売買注文を出すときに「いくら以下なら買いたい、いくら以上なら売りたい」というように価格を指定する注文です。
お客様の指定価格で約定しますが、月曜日や日次処理終了後の取引開始時は、お客様の条件を満たした最初の価格が約定価格となります(この場合、お客様の指定価格よりも有利な価格で約定する場合があります)。
買いの注文例

「今の価格より割安な99円以下になったら買いたい」と考えた場合。
通常、買い指値注文は、提示されている価格より低い価格で発注します。
- ※提示されている価格以上の指定価格では、買い指値注文は発注できません。
売りの注文例

「今の価格より割高な100円以上で売りたい」と考えた場合。
通常、売り指値注文は、提示されている価格より高い価格で発注します。
- ※提示されている価格以下の指定価格では、売り指値注文は発注できません。
- ※指値注文の価格にはプライスリミットがございますのでご注意ください。
ストリーミング注文
リアルタイムの価格をクリックし、発注する注文方法です。
スリッページ設定の有無により約定処理が異なります
スリッページ設定なし |
発注(クリック)した時点の表示価格が、
|
---|---|
スリッページ設定あり |
発注(クリック)した時点の表示価格が、
|
買いの注文例

「今表示されている100円で買いたい」と考えた場合、「買」価格パネルをクリックします。
「お客様の発注時の表示価格≧当社の受信時の価格」の場合、お客様の発注時の表示価格で約定し、「お客様の発注時の表示価格<当社の受信時の価格」の場合、当社は当該注文を受け付けず、お客様のストリーミング注文は約定しません。
売りの注文例

「今表示されている90円で売りたい」と考えた場合、「売」価格パネルをクリックします。
「お客様の発注時の表示価格≦当社の受信時の価格」の場合、お客様の発注時の表示価格で約定し、「お客様の発注時の表示価格>当社の受信時の価格」の場合、当社は当該注文を受け付けず、お客様のストリーミング注文は約定しません。
逆指値(トリガ)注文
売買注文を出すときに指値注文とは逆に「いくら以上なら買いたい、いくら以下なら売りたい」というように価格を指定する注文です。
例えば、80円で米ドル/円の買建玉を持っているお客様が、79円以下になるようであれば損失限定のために売り決済したいと考えた場合、「79円の売り逆指値注文」という形で発注します。
この注文は、最初に条件を満たした価格で約定します。(この場合、お客様の指定価格よりも不利な価格で約定する場合があります)。
買いの注文例

「100円以上になったら買いたい」と考えた場合。
買い逆指値注文は、提示されている価格より高い価格で発注します。
- ※提示されている価格以下の指定価格では、買い逆指値注文は発注できません。
売りの注文例

「99円以下になったら売りたい」と考えた場合。
売り逆指値注文は、提示されている価格 より安い価格で発注します。
- ※提示されている価格以上の指定価格では、売り逆指値注文は発注できません。
- ※逆指値注文の価格にはプライスリミットがございますのでご注意ください。
If Done 注文
「新規注文と、それに対する決済注文を出しておきたい」というときに使います。新規注文(if注文)と、その新規注文に対する決済注文(done注文)を同時に発注する注文です。
買いから入った注文例

「新規で99円の買い指値注文を出すとともに、 この注文が約定したらこの建玉を決済するための100円の売り指値注文を発注したい。」と考えた場合
売りから入った注文例

「新規で100円の売り指値注文を出すとともに、 この注文が約定したらこの建玉を決済するための99円の買い指値注文を発注したい。」と考えた場合
- ※IfDone注文は「価格」「期限」の変更はできますが、「数量」「執行条件」注文の訂正はできません。 変更される場合は、一度は注文を取り消してください。
OCO注文
2つの注文を同時に発注し、どちらか一方が約定すると自動的にもう一方の注文が取り消される注文です。
2つの注文には以下の組み合わせがあります。
- ・買い指値注文と売り指値注文(新規注文として利用されます。)
- ・買い逆指値注文と売り逆指値注文(新規注文として利用されます。)
- ・買い指値注文と買い逆指値注文(決済注文として利用されることが多い。)
- ・売り指値注文と売り逆指値注文(決済注文として利用されることが多い。)
- ※くりっく365のOCO注文と異なり、買いと売りの注文を同時に出すことが可能です。
買いの注文例

「売り建玉の決済注文として、101円以下になったら買い決済したいが、99円以上に上昇した場合も決済したい。」と考えた場合。
買い注文では指値の価格に、提示されている価格より低い価格を、逆指値の価格に高い価格を入力し発注します。
売りの注文例

「買い建玉の決済注文として、101円以上になったら売り決済したいが、99円以下に下がった場合も決済したい。」と考えた場合。
売り逆指値注文は、現在の価格より安い価格で発注します。
- ※決済注文だけでなく、新規注文でも利用することができます。
- ※同じ通貨ペア内での条件設定となります。
- ※OCO注文は「価格」「期限」の変更はできますが、「数量」「執行条件」注文の訂正はできません。変更される場合は、一度は注文を取り消してください。
If Done OCO注文
「新規注文と、それに対する利益確定の決済注文と損切りの決済注文を同時に入れておきたい」というときなどに使います。
IfDone注文のDone注文の部分をOCO注文のかたちで発注する注文です。
買いの注文例

「新規で101円の買い指値注文を出すとともに、この注文が約定したらこの建玉に対する、 利益確定のための100円の売り指値注文と損切りとなる99円の売り逆指値注文を出しておきたい。」と考えた場合
売りの注文例

「新規で100円の売り指値注文を出すとともに、この注文が約定したらこの建玉に対する、 利益確定のための100円の買い指値注文と損切りとなる101円の買い逆指値注文を出しておきたい。」と考えた場合
- ※IfDoneOCO注文は「価格」「期限」の変更はできますが、「数量」「執行条件」注文の訂正はできません。 変更される場合は、一度は注文を取り消してください。
ポジション指定決済注文
「米ドル/円の買い建玉をいくらでもいいから今決済したい」というときに使います。同一通貨ペアの建玉をまとめて成行で決済する注文です。
- ※「買」「売」が異なる建玉を一括決済で決済することはできません。 変更される場合は、一度は注文を取り消してください。
- ※ポジション指定決済注文を発注すると、該当する建玉に対する、未約定の決済注文は全て取り消されます。
全決済注文
保有している全ての建玉を決済する注文です。ただし、成行注文での決済となります。また、それまでに発注されているほかの決済注文は、全て取消されます。
- ※全決済注文で発注した注文の変更・取消はできません。
- ※全決済注文を発注すると、それまでに発注した未約定の決済注文は全て取り消されます。未約定の新規注文はそのまま残ります。
クイック注文
新規注文、決済注文(通貨ごとの一括決済も)がワンクリックで行えます。発注画面内に、保有ポジションや評価損益が表示され、リアルタイムで更新。
シンプルな操作方法なので、発注までの手間がかかりません。
クイック注文には3つの注文形式があります。
- ストリーミング注文の「FIFO形式」
- ストリーミング注文の「両建て形式」
- 一括決済・両一括決済
なお、クイック注文の発注時にスリッページ(お客様の発注時の価格と当社受注時の価格差)の許容幅を設定することができます。
スリッページの設定によりリスク許容範囲内で約定率を高めることができますが、お客様にとって有利にも不利にもなる場合があります。
スリッページ設定なし | 発注(クリック)した時点の表示価格が、
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スリッページ設定あり | 発注(クリック)した時点の表示価格が、
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【例】スリッページを設定していない場合
買い注文の場合
- 発注(クリック)した時の価格 ≧ 当社の受注時の価格 → 発注時の表示価格で約定
- 発注(クリック)した時の価格<当社の受注時の価格→当社は当該注文を受け付けず、お客様のストリーミング注文は約定しません。
売り注文の場合
- 発注(クリック)した時の価格 ≦ 当社の受注時の価格 → 発注時の表示価格で約定
- 発注(クリック)した時の価格 >当社の受注時の価格 → 当社は当該注文を受け付けず、お客様のストリーミング注文は約定しません。
【例】スリッページを設定した場合 (買い注文)
- お客様に有利な方向にスリッページした場合
・スリッページ許容幅 5pips
・発注時の価格 105.500円
・当社受信時の価格 105.430円
・約定価格 105.450円
約定価格は「発注時の価格+スリッページ許容幅」となります。
-
お客様に不利な方向にスリッページした場合
・スリッページ許容幅 5pips
・発注時の価格 105.500円
・当社受信時の価格 105.570円
・約定価格 約定いたしません
- ※クイック注文はリッチクライアント版、スマートフォンアプリ(FIFO形式のみ)でご利用いただけます。
- ※クイック注文を利用するにはブラウザ版お取引画面にて利用規約の同意が必要です。
FIFO形式(先入れ先出し法)
注文画面内の「売値」または「買値」をクリックし、ストリーミング注文として発注します。
発注時、新規・決済の区別がないため、発注した売買の反対の建玉が無い場合は新規注文となり、反対の建玉があると自動的に決済注文となります。
決済注文となる場合は、保有している建玉の約定日時が古いものから順番に決済を行います。
- ※レバレッジコースの選択はできません。個人口座はレバレッジ25倍、法人口座は高レバコースのみです。
- ※確認画面の表示はなく、即座に発注されます。
- ※クリックするタイミングによっては、価格が動いたために約定せず、キャンセル(失効)となる場合があります。
- ※FIFO注文が決済注文となった際、当該建玉に対し事前に指値または逆指値の決済注文が発注されていた場合 (複合注文を含む)は取消され、FIFO注文で決済されます。
●買い建玉を保有している場合
両建て形式
注文画面内の「売値」または「買値」をクリックし、ストリーミング注文として発注します。
両建て形式は、必ず“新規注文”になります。
発注の際に、決済注文も同時に発注することが可能です。
If Done注文、If Done OCO注文のように利益確定(指値)と損切(逆指値)の幅をそれぞれ設定することが可能です。
- ※レバレッジコースの選択はできません。個人口座はレバレッジ25倍、法人口座は高レバコースのみです。
- ※確認画面の表示はなく、即座に発注されます。
- ※クリックするタイミングによっては、価格が動いたために約定せず、キャンセル(失効)となる場合があります。
- ※両建て形式で決済注文を同時発注した際の注文期限は「無期限」となり、その他の期限は選択できません。
一括決済・両一括決済
選択している通貨ペアの「売り建玉を全部成行決済」「買い建玉を全部成行決済」「売り建玉・買い建玉を全部成行決済」することが可能です。
- ※FIFO形式、両建て形式どちらを選択されている場合でも発注できます。
FIFO注文
決済の際、建玉を指定することなく、自動的に建玉月日の古い順に決済する注文方法です。
ブラウザ版およびスマートフォン版にてFIFO注文を設定することにより、リッチクライアントシステム、iPhoneアプリおよびAndoroidアプリにてご利用可能です。
- ※FIFO注文を利用するにはラウザ版お取引画面にて利用規約の同意が必要です。
- ※FIFO注文はリッチクライント版でご利用いただけます。
買いの注文例

売りの注文例

- ※決済注文となる場合、建玉日時の古いものから決済されます。
- ※決済注文となる場合、FIFO注文時に選択したレバレッジは無効になります。
- ※決済注文となる場合、決済対象となる建玉に対して既に発注中の決済注文は取り消され、FIFO注文により決済されます。
なお、FIFO注文が決済注文となる場合でも決済対象外の建玉に対する 決済注文は取り消されません。