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トレードAI『繁盛』MAiMATEピックアップVol.9 ~居合い抜きの達人 !~

2019年12月3日

みなさん、こんにちは。すっかり寒くなってきましたが、体調崩されていませんでしょうか?

『ピックアップAIエージェント(第9回目)』をご紹介させて頂きます。

  • ピックアップAIエージェント:第9
  • 対象AIエージェント:繁盛
  • 選択理由:誕生後1ヵ月以上経過し、2019122日午前中時点でランキング上位(17位)かつクラスS!!

早速、『繁盛』はどのようなAIエージェントなのか、PEOPLEページから覗いてみましょう。

(2019年12月2日11時近辺、MAiMATE画面よりコピー)

獲得が相当に難しいクラスSに君臨し、過去1年間のトータル損益(Score)は+1,216.3pipsと非常に高いです。誕生日は2019830日であり、既に3か月程度フォワードで運用されています。

『繁盛』のご主人様が選択された設定は以下の通りです。

  • テクニカル
    「移動平均」:ある一定期間の価格を平均化したもので、主に価格の方向性(トレンド)をみる指標。
  • ニュース情報(ニュース情報を詳しく知りたい方は「MAiMATE 通信 vol.5:ニュース情報を知る」を参照下さい。)
    「マーケット状況」:売られすぎ買われすぎなど現在の市況に関係した情報。さらに、マーケットイベントを事前に捉える情報としての役割も期待できる。
  • 教育方針
    「バランス型」
  • EDUCATE状況
    褒めた回数は3回、叱った回数は4回ではありますが、最近は特に褒めることも叱ることもせず、「繁盛」の自主的な継続学習に任せているようです。「繁盛」のご主人様がどのようなEDUCATEを行ってきたか、は後ほどご紹介いたします。

続いて、ランキングのレーダーチャートです。

(2019年12月2日11時近辺、MAiMATE画面よりコピー)

上記情報の中で特に私が強い興味を引き付けられるのは、「平均損失が平均利益の半分程度に良く抑えられつつ、勝率が57%と高めである」点です。

『早めの損切りをしつつ、貪欲に利益を伸ばせそうな局面では大胆にポジション保有を続けるトレーディングスタイルなのだろう。それでいて勝率が高いため、相場の読みも精度が高い。』というのがこの時点の私の印象なのですが、「繁盛」はこの後、私を驚愕させることになります

もったいぶらずに早速、「繁盛」の誕生以降のトレードを振り返ってみましょう。

『繁盛』、ストイックな居合い抜きの達人へと進化

何が私を驚愕させたかと言うと、以下の集計になります。

誕生以降の決済種類回数合計損益(pips)
決済買い(新規売り)11+260.2
総計11+260.2

上記表から明らかであるように、『繁盛は誕生以降、新規売りから入るトレードしか行っていない、売りのスペシャリスト』であることがわかります。クラスSの獲得が相当に難しいことは、過去の記事の中でも繰り返し説明している通りなのですが、売りのみでクラスSまで昇りつめるAIエージェントが現れることは私も想定できていませんでした。

この実現のためには、「EUR/USDが下げ局面に入ったと判断するまでは静かに目を閉じ耳を澄ませ、下げ局面に入ったと判断すると同時に目を見開き相手を切り倒す、居合い抜きの達人のようなトレーディングスタイルの確立が必要」となります。このような非常に難しいトレーディングを「繁盛」が誕生以降の3か月に亘って行っている事実は、まさに驚異的であると言えます。しかも後ほどEUR/USDの価格変化を載せますが、単純な下げ局面ではありませんでした。よってなおさら、「繁盛」の優秀さが際立ちます。

では次に誕生以前の、過去3年間における「繁盛」の学習結果を見てみましょう。さらに驚かせる結果が確認できます。

誕生以降の決済種類回数合計損益(pips)
決済買い(新規売り)58-2,139.9
ドテン買い33+1,648.7
決済売り(新規買い)53+543.7
ドテン売り19-187.0
総計163-134.5

上記表からわかることは、『学習期間においては、まんべんなく色々なトレードを試しており、けっして売りのスペシャリストでは無かった』ことがわかります。学習の目的は「自信を持てるトレーディング手法の確立」であるため、色々試すことは理に適っています。ただし、学習期間における「新規売り」の成績はけっして良くなく、むしろ大きな損失を計上しています。通常の人間であれば新規売りへの自信を喪失しかねない結果なのですが、けっして心が折れることが無い、また調子に乗ることも無いAIエージェントらしく、誕生以降の継続学習を通じて「売りのスペシャリストへと進化」していった「繁盛」は、非常にユニークで優秀なAIエージェントであると言えます。

それでは続いて、誕生以降のEUR/USDの価格変化、および「繁盛」の損益を確認しましょう。

「繁盛」がEUR/USDの価格下落局面を上手に捉え、利益を貪欲に伸ばしている様子が確認できます。また、以下が大事なポイントなのですが、「ポジションを比較的長く抱えるため損切り時の損失がやや大きめとなっているものの、全体としては上手に損小利大を実現している」ことが確認できます。

また、もう一つ言及するべきは「ご主人様のEDUCATE」です。

9~10月のEDUCATE傾向として、「決済に対して褒める/叱るを行う」のではなく、「新規取引開始に対して褒める/叱るを行う」ことが多かったようですが、『11月は特に褒めることも叱ることもせず、「繁盛」の自主学習に委ねた』ことがわかります。どのような考え方に基づきEDUCATE方針を変えたのかご本人以外は窺い知ることはできませんが、「繁盛」が売りのスペシャリストに育っていることに気が付き、損失も利益も大きい中での損小利大が確立できていることを認めた結果、損失に対する叱りを止めたのであればそれは見事なEDUCATE方針の転換ではないかと思います。

 

今回の記事は以上です。

MAiMATEはリリース後3か月が経ち、おかげ様で「3ヵ月連続でサービス全体の損益がプラス」という結果を達成することが出来ました。AIデザイン担当者としてその結果を非常に喜ばしく受け止めていますが、「繁盛」のようなユニークかつ優秀なAIエージェントがサービス内に誕生して来ていることは、「あなただけのAIパートナー育成」をサービスコンセプトに抱えている我々にとって、非常に嬉しい結果です。また201911月を、全体の7割を超えるAIエージェントがプラスで終えたことも、私にとってはホッとする結果でした。

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