チャート上の売買サインでかんたん確認!ストラテジーの取引スタイル

英国国民投票におけるEU離脱派の勝利は、多くの方にとって予想外、あるいは衝撃的だったといった方が良いでしょうか?

6月24日のポンド円の値動きにおいては高安で24円幅(2400pips)という大きな値動きがあった中、他通貨も含めてストラテジー個々の動きにおいては大きな乱れもなく、またスイスショックの後のようにストラテジーの実現損益ランキングが異常な並び方をすることもありませんでした。

国民投票前にはストラテジーの稼働やポジションの調整を促したこともあって、稼働を減らした方も多かったかと思いますが、国民投票後に稼働が増加したのは「MultiAgent」であり、「Beatrice 07」でした。

これらは国民投票前後の値動きにおいて、「きっちり利益をあげた上で様子見」または「結果判明の直前直後に神がかり的な取引」を行って評価を得たものです。ツꀀ

今回のレポートではこれらの売買サインなどを見ていくことで、ストラテジーがどのような意図を持ってエントリーを狙っているか、トレンドフォローなのか逆バリなのか、大まかでもあたりをつけることでストラテジー選びの一材料として役立てていただければと思います。

 

MultiAgent GBPJPY 1ヶ月


期間12ヶ月で実績ナンバーワンの「MultiAgent GBPJPY。もちろんその収益性の高さが一番の魅力ですが、その分最大DDも高めとなっています。利益と損失を繰り返した上で、結果的に大きな利益を積み上げたということを強く認識しておく必要があるストラテジーです。

ストラテジーの実績を確認するにあたっては取引履歴を見ることが多いのですが、ざっくりと取引の傾向を見る際にはチャート上の売買サインを確認することが役立ちます。

ストラテジーカード左側のチャート部分において、「サイン」をクリックすると過去の売買サインが表示されます。決済を行った取引のみ表示されることにご注意ください。

売買回数が多いストラテジーですと、サインが重なり見づらいので、その場合は「足種」を短いものに変更するなり、チャート下部のつまみを左右に動かすことで期間表示の調整が可能です。

上記は取引の一例として、英国国民投票前に期間を絞って、足種を4時間足に変更したものです。

 

青矢印は売りの取引、赤矢印は買いの取引を意味します。矢印の中にある”○”は新規取引、反対に””×”は決済取引となります。赤矢印の○と青矢印の×があれば、新規の買いを行った後、売りの決済を行ったということになります。

矢印をクリックいただければ、その取引の結果なども見えるので大変便利です。

で、MultiAgentの英国国民投票前の売買サインを確認すると、相場下落時には売りの取引に追随して新たに売りの取引を行い、利益をあげています。相場反転の後は一部売りポジションを損切りした後、今度は買いに転じ、利益を確定させながら追随して買いを行なうなど、トレンドフォローの傾向が見られます。平均250pips前後と言うかなり大きめの利益確定を目指すこともあり、大きく上昇または下降する強いトレンド相場を得意とすると考えられます。

一方で明確なトレンドが無い際でも、一時的に両建てなども駆使して損切りを早く(140pips前後)、勢いがある方向のポジションで利益を伸ばして利益確定(250pips前後)を行うなど、ポンド円の高いボラティリティを活かして利益を伸ばしてきたことは皆様ご存知の通りです。

過去記事も参照ください。
http://www.invast.jp/st24mr/advantage/information/strategyblog/2016/03/ima11.html

5分足を活用していると言うだけあって、短期的なトレンド発生か!?という場面でもエントリーを行なうこともよく見られます。直近でもカーニー英中銀総裁の追加緩和示唆でポンド円相場が下落した際にすかさず売りエントリーを行いましたが、下落の勢いは長続きせずあえなく相場が戻ったところで損切りとなっています。

MultiAgentに関してはその魅力である250pips超の利益確定ができるトレンドや高ボラティリティといった相場が重要となります。狭いレンジで上下するような形はMultiAgentの損切りラインである140pips前後に引っ掛かるため注意しておいた方が良いでしょう。

また、全般的にMultiAgentをはじめとしたポンド円主要ストラテジーにおいては、前日までの取引で実績をあげるものが多く、当日の下落で大きな利益または大きな損失をあげたものはあまり見受けられなかったように思われます。

最後の最後までどちらに転ぶか分からず、かつ甚大な値動きも予想された中で、ストラテジー提供側が何かしら考慮した可能性もありますが、普段から高いボラティリティを誇るポンド円においてストラテジーが無理に取引せず様子見を決め込んだことはむしろ評価を高めたのではないかと考えています。

 

Beatrice 07 1ヶ月

イマコレユニットでも現在稼働中のBeatrice 07ですが、一連の英国国民投票に関する値動きにおいて、もっとも評価されたストラテジーと言っても過言ではありません。

5月下旬から調子をあげてきており、昨年月間40万円以上の実績の再現もあるかと先日紹介したばかりのストラテジーです。
https://www.invast.jp/blogs/ima17-2/

ユーロドルが上昇、下落を繰り返す6月において、高くなってきたところで保有していた買いポジションを決済、そして新たに新規売り、安くなってきたところで売りポジションの決済、また新たに新規買いと取引を進めてきました。

トレンドに追随すると言うよりも、相場の変化を察知して新規と決済を行うなど、逆バリ的な傾向も見受けられるストラテジーです。

国民投票前には売りポジションを保有しておりましたが、おそらく皆さん驚かれたのは、相場が底をつけようとする正にそのタイミングで決済を行ったことかと思います。

偶然と言うにはあまりにタイミングが良すぎる、言わば神がかったような見事な形で上下の値幅をとったことで、国民投票後の稼働数が大幅に伸びました。

過去の取引履歴からは250pips前後まで利益確定を伸ばすようなこともありましたが、今回400pipsまで利益確定をしたことで、あらためて相場の見極めが優れていると感じさせます。

逆バリ的な取引についても相場の変化でむやみやたらに取引をするわけではなく、あくまで中期的なトレンドを見極めてから短期のエントリータイミングを図るという点がこのストラテジーの優れた点です。

直近の事例で言うなら、新規の売りと買いを行なう中でも、売りの方が回数だけでなく、同時に保有するポジション数も多く強めに打ちだしていることから、売り目線を意識していたことが伺えます。

昨年のストラテジーアワード2015で最優秀ストラテジーを受賞するなど、多くのお客様の支持を集めた実績があり、過去に利用された経験があるお客様が多いことも今回の人気上昇につながった理由の1つかもしれません。

グランプリ受賞時にストラテジーの特徴についてインタビューを行っておりますので参考にしていただければと思います。
http://www.invast.jp/st24awards_2015/

今回、特に人気のあるストラテジー2種を取り上げましたが、どんな相場展開に強いか想定しておくため、気になるストラテジーについては一度、過去の売買サインを見てみるのも良いかもしれません。

来週の「イマコレ」ストラテジーです。

※Myシストレ24より7月1日作成
※最大DD(ドローダウン)の単位は”pips”
※☆印は期間12ヶ月の最大DDの値が1000未満