まさか!?自動売買がもっとも機能を発揮するのは日経225ETFだった

日経225ETF自動売買の対象ETFは、日経225連動型上場投資信託(1321)という東京証券取引所に上場している日本株225銘柄に分散投資しています。

 

1. 日銀が大量に買い入れているETF

このETFは日銀が購入していることでも有名です。
日銀が買い入れるETFは日経平均連動型、TOPIX連動型、JPX日経インデックス400連動型など、対象が決まっています。

日銀は自国の通貨や市場を守るため、中央銀行として様々な方法で市場に介入をします。
日銀がETFの買い入れを始めたのは、リーマンショックで日経平均株価が1万円を遥かに下回っていた頃から。過去にない金融危機で日経平均株価は1980年代ぶりに7,000円を割ってしまうかもしれない、というところまで低迷していました。

東証の出来高も細り、世界経済も不透明で、このままでは本当に日本の株式市場がどうなってしまうか分からない、なんとかしなければ!
と一刻を争う状況だったのですが、日銀はルール上個別株を購入することができないことになっています。

日経平均株価との連動性が極めて高い日経平均先物も、間接的に介入し相場を買い支えることはできるのですが、あいにくデリバティブに分類されるため日銀は直接買い入れることができません。

そこで、大活躍したのがこのETFです。

1-1. 世界との値動きを比較

日経平均は、世界株やアメリカ株との値動きを比較すると横ばい期間が長く、勢いよく上昇はするものの、下落幅もそれなりに大きいのが下記のチャートからわかります。(赤のラインが日経平均)

1-2. 最低購入金額は約2,100円から

この銘柄は現在1口当たり21,000円(2017.6.23時点)です。
マネーハッチは0.1口から買い付けが可能ですから約2,100円程度から買い付けがスタートします。

1-3. 日経平均株価指数の中で最大の資産規模

この指数に連動するように設計された投資信託やETFは複数ありますが、野村アセットマネジメントが提供するこの日経225連動型上場投資信託はその中でも最大の資産規模を誇ります。
流動性も高いため安心して売買できます。

 

2. 中身は何でできているのか?

2-1. 日経平均株価とは

日経平均株価は、東京証券取引所の第一部に上場する2,000近い銘柄の株式のうち、様々な基準で選別された225銘柄でできています。
計算方法は、アメリカのダウ平均株価の算出方法で使われている「ダウ式平均型方式」を基にしています。
株価が大きく違う様々な銘柄から指数を算出するため、株価の高い銘柄の影響を受けやすくなってしまうことを避け、そういった銘柄が株式分割や上場廃止となり指数から外れてしまった場合でも指数の連続性等が失われないような修正がなされています。
定期的に構成銘柄の見直しが行われており、常に日本の市場バランスを反映する株価指数を目指しています。 

2-2. 銘柄トップ10

上位は皆さんもよくご存じのユニクロで有名なファーストリテーリング、ソフトバンクといった企業が並んでいます。
他のS&P500ETFとの組み込み銘柄の最大の違いとしては若い企業が少ないという点でしょう。

2017/05/06時点 野村NEX FUNDSの組み入れ全銘柄情報より

2-3. 業種別

業種別では世界株(ACWI)は金融がトップ、S&P500は情報通信がトップです。
これに対して日経225は電気機器が17.8%でトップ、続いて情報通信業となっています。

2017/5/6時点 野村NEX FUNDSのマンスリーレポートより

 

3. 投資スタイル「日経225ETF自動売買」徹底解剖

さて、停滞時期が比較的長く、S&P500のようにずっと上がり続けているわけでもなく、もみ合う相場が非常に多いこの銘柄ですが、実は自動売買に最も向いています。

そもそも投資スタイルって何?という方は入門ガイド~投資スタイル徹底解説~を一読いただくと理解が深まります。

 

3-1. 日経225ETFを対象とした投資スタイルは2種類

「日経225ETF自動売買」と「日経225ETF自動売買×1.2倍」です。

パラメーターは全く同じですが、一点だけ異なるものがあります。
それは買い付け時のレバレッジです。これによってパフォーマンスに変化がでます。

1口1万円として計算すると

「日経225ETF自動売買」は、レバレッジ1倍だから1万円で1口買い付け。

「日経225ETF自動売買×1.2倍」は、1万円で1.2口買い付け。

これによって購入口数や再投資額などに変化が出てきます。
パラメーターの違いは買い付けレバレッジだけで、それ以外は全て同じです。

「日経225ETF自動売買」と「日経225ETF自動売買×1.2倍」のパラメーター設定

利益確定

200円

損失確定

―円

カウンター

800円

フォロー

500円

買い付けレバ

1倍と1.2倍

発注タイミング

週一回

再投資

スタンダード

最小証拠単位

約2,100円

 

入門ガイドのおさらい
~投資スタイルがどのような自動売買をするのか?~

毎週月曜日に積み立て金額があれば、購入できる口数分だけ自動売買注文を発注します。自動売買注文の動きはこのようになります。

※1. 0.1口の買い付け口数が「×1.2倍」の場合には増えます。

※2. 再投資額は200円となります。

これを毎週積み立て金額に応じて発注していくとこのようになります。
それぞれの自動売買注文が定期的に発注されていきます。

自動売買を可能にする投資スタイルの各パラメーターについての詳細は入門ガイドの投資スタイルの設定~7つのすごい特徴~でご紹介しています。

 

3-2. パフォーマンスの特徴 円ベースだから元本為替リスク排除のメリットはないけど

日経225ETFは日本の取引所に上場しているので、日本円でそのまま取引できます。

オンライン証券会社の口座さえ持っていれば非常に安い手数料で購入することもでき、さらにNISAなどの税制優遇の制度も活用することで税制メリットも受けることが可能です。

そのためわざわざマネーハッチでCFDの形態で取引する必要もないように感じると思います。
マネーハッチで円ベースの日経ETFに投資するメリットは一つ、「自動売買」であることです。

実は、日経平均のように横ばいの動きが多いような銘柄は自動売買にとって非常に相性が良い投資先になります。

他の銘柄と同じように日経ETFを0.1口から買い付け、手数料や両替手数料はゼロとして現物で保有した場合のシミュレーションと比較し、パフォーマンスの特徴をご覧いただきます。

現物積立の分配金は再投資するものとし、ラップやロボアドバイザーなどの場合ですと年間報酬が1%程度かかるようですので、報酬を差し引いた額をベンチマークとしています。

「比較対象とした「現物積立」のシミュレーション条件」
・0.1口からの買い付け可能とする。
・買い付け手数料なし、両替手数料なし、資産に対して年間報酬1%を日割りで計算。
・分配金は、日本の課税分10%を除いたものを再投資する。

 「マネーハッチのシミュレーション条件」
ETF価格は、日足の終値を採用し、スプレッドを加味(銘柄によって異なるが0.1%~0.3%)した価格です。
・金利コストは、1.25+Liborを毎営業日に円転して算出しています。(Liborは過去の実績を反映しています。)
・分配金は、日本の課税分10%を除いたもの。

 

3-3. 自動売買に最も適した銘柄だった。マネーハッチはもみ合い相場で真価を発揮する!

日経平均に限らずですが、自動売買は値上がり一辺倒の相場環境よりも、上げ下げを繰り返すような値動きをする方が得意です。

日経平均の場合は、他の銘柄に比べて横ばい期間も長かったため、自動売買の効果がより鮮明に表れています。
レバレッジをかけない状態でも普通の積み立て投資を大きく上回る収益性を出しているのがわかります。

3-4. 選ぶポイントと使い方のコツ

基本的には、マネーハッチの画期的なメリットを十分に活かすなら海外ETFに投資するのが一番オススメです。
なぜならば日経225は日本に上場しているETFなので、円ベースでの積み立てを低コストで行う環境が整っているからからです。(ほとんどの大手オンライン証券会社では可能) それでもマネーハッチで日経225を選ぶのであれば、自動売買による追加のリターンを期待したいところです。
これまでのように上げ下げを繰り返すような値動きをしてくれるのであればマネーハッチの自動売買が良し、日経平均がこれから先右肩あがり一辺倒で値上がりを続けるようであれば、他の証券会社の現物積立口座での購入をお勧めします。

3-4. 日経225でマネーハッチの利点を最大に活かすなら1.2倍を選択すべし

日経225をマネーハッチで選ぶメリットはやはり自動売買であるということと、レバレッジを非常に低いコスト(1.25%+Libor)でかけることができるといった点でしょう。
日本円の金利はマイナス金利なので、2017年6月の実質金利コスト(1.25+libor)は1.2215%です。国内の証券会社の信用取引金利と比較しても非常に低い水準となっています。

ですから、日経225でマネーハッチのメリットを最大に享受するのであれば、普通の積み立て投資よりもより高いリターンを目指すべく、どうせなら日経225自動売買レバ1.2倍のスタイルを選びたいところです。