レンジ相場で成績上昇中 Endeavour FIRE

ユーロドル相場の値動きが低下すると共にパフォーマンスを向上させているストラテジーがあります。

6ヶ月実現損益ランキング4位で過去数度に渡ってご紹介していましたEndeavour EX豪ドル円とロジック(取引手法)が同じストラテジーで、現在同ランキング7位のEndeavour FIREユーロドルです。

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ヶ月実現損益ランキング

最近6カ月間の成績は素晴らしいもので、累積損益461,938円を積み上げて来ています。
好調な理由は、Endeavour FIREのロジックが過去6ヶ月のユーロドル相場にマッチしていたことにありますが、その具体的なロジックをご説明しますと、エントリーは一目均衡表の雲抜けとADX値及びMACDとシグナルを使用して順張りで判定を実施します。

エントリー後、順方向にレートが進みますと、15Pips刻みで最大4個のポジションまで追加エントリーを行なうピラミディング戦略を採っています。

決済は、2つの単純移動平均が交差した時点、若しくは、利益確定値250pipsか損切設定値で行なうというものです。

Endeavour FIREユーロドル6ヶ月実績

6ヶ月実績では、最大利益が利益確定値とほぼ同等の248.80pipsに対し、最大損失がマイナス108.10pipsと利大損少のトレードを実現しながらも、勝率44.7%とこのタイプのストラテジーとしては極めて高い値を記録していますので、繰り返しになりますがユーロドルマーケットの値動きがEndeavour FIREのロジックに合致していてくれたことが分かります。

過去のトレードと直前6ヶ月のそれとを比較してみたいと思います。
稼働開始の2014年2月末からの実績を見ますと、2015年夏付近までは成績の上昇と下降が繰り返されています。

Endeavour FIREユーロドル全期間実績


上の画の全期間の損益曲線とユーロドルチャートの関係を見ると、ユーロドルレートが下落方向に移動している2015年夏までの間、損益曲線は上下を繰り返しています。

2015年秋以降はユーロドルレートが然程動かない状況のレンジ相場を形成し出しています。
2015年10月以降とその前の成績を以下の通り比較しますと


2015年10月以降、勝率は圧倒的に上昇しています。
また、2015年9月以前は勝率23.56%と低いながらも2015年10月以降と比較し30pips以上も高い平均利益153.16pipsを計測しています。

これは、ユーロドル相場の値動きが大きい分、勝ちトレードではトレンドに乗じて利益を伸ばすことが出来たからです。

しかし、一目均衡表の雲抜け、ADX、MACDとシグナルを使用したEndeavour FIREによるエントリーは値動きの激しい相場ではエントリーの方向性を間違うことが多くなり著しく勝率を低下させます。

2015年10月以降のレンジ相場では、上がれば下がる、下がれば上がるという待っていれば損切設定値にタッチする前に含み損が含み益に転じるといった機会が多かったため一気に勝率を上げることが出来たのです。

ただし、値動きの幅が小さい分、トレンドに乗って利益を伸ばすということが出来ないために利益獲得額は小さなものになっている訳です。

前週ご紹介のストラテジーHyperSwingユーロポンドは、トレンド発生時に成績好調となりトレンド低迷時に不調となるハッキリしたストラテジーでしたが、Endeavour FIREユーロドルはその逆のレンジ相場で威力を発揮するストラテジーです。

2つのストラテジーともマーケット状況をウォッチしながら稼働させたり停めたりといった操作をして使用することで、トレード結果を左右するということが言えます。