ETF人気銘柄月刊ランキングレポート8月号

1.月間人気総合ランキングTOP10

201771日~2017731日(建玉代金は2017731日取引終了時点)

2017年7月の世界の株式市場は、米金融政策の引き締めペースが緩やかになる見通しや北朝鮮のミサイル発射を巡る地政学リスクの高まりを受けてS&P500、ナスダック総合など史上最高値を更新する動きとなりました。一方、日経平均株価はドル安円高の動きを受けて2万円を割り込む動きとなりました。こうした背景の下、総合ランキングトップ3は6月と同じく、プロシェアーズ ウルトラプロQQQ、SPDR® S&P 500® ETF、そしてDirexion デイリー米国金融株ブル3倍 ETF となりました。

 

1位の座譲らず!リターン重視ならコレ

総合1位「プロシェアーズ ウルトラプロQQQETF」、お馴染みのナスダック100トリプルです。自動売買では依然【リターン重視】【バランス重視】で1位を継続。7月初旬は下落基調に評価マイナスとなりやすい局面が続きましたが、その後高値更新で利益確定へと繋がりやすい相場変動でした。通常の3倍の値動きをするETFの中ではリスクの高い銘柄ですが、引き続き自動売買とマッチしています。ただし、下落局面が続くと評価損失が膨らみやすいため、資金管理には十分注意してください。

 

2位は安定したパフォーマンスが魅力のETF

総合2位も引き続き「SPDR®S&P500®ETF」。FRBが追加利上げに慎重な姿勢を示したことで欧米の株式市場は上昇。S&P500は史上最高値を更新する動きとなりました。追加利上げの決定は早くても12月以降との見方がマーケットに広がっており、引き続き上昇基調を維持しています。自動売買セレクトでは【リスク重視】で1位となっており、慎重な運用を求める方に人気。ナスダックトリプルと組み合わせての運用も増えています。

 

3位はレバレッジドETFもう一方の雄

総合3位は「Direxion デイリー米国金融株ブル3倍 ETF 」、通称、金融株トリプル。FRBが当面現行の金融政策を継続することや企業決算が総じて好調なことを背景に主要3株価指数は最高値を更新、金融株トリプルも活発な売買となりました。値動きの大きい金融株トリプルも自動売買にマッチした銘柄で、自動売買セレクト【リターン重視】【バランス重視】の両方で上位にランクインしています。変動が大きいので特に評価損が膨らんだ時に慌てないよう、推奨証拠金よりもさらに資金を厚くしておくと良いでしょう。

 

同率3位はこれ1つで世界に分散投資!

同率総合3位は「iシェアーズ MSCI ACWI ETF」、通称、MSCIワールド。新興国を含む世界46ヶ国、2,400以上の銘柄で構成され、時価総額で世界の株式市場の約85%をカバーしているまさに”世界 に投資する”ETFです。経済情勢や企業状況を見て毎年5月と11月の2回見直しが行われ、時勢に合っ た指数が提供されています。自動売買セレクトでも「MSCIワールド_スリーカード」は安定した損益 曲線を描きだし、【バランス重視】で3位、【リスク重視】で2位となっています。

 

【2017年8月17日追記】上図の「上位保有銘柄(2017年3月末時点)」の銘柄および比率が誤っておりましたので、本日8月17日17時40分、正しい情報に訂正させていただきました。大変申し訳ございません。

 

2.月間騰落率ランキング

FRBイエレン議長が保有資産の縮小を年内早い時期に開始する意向を示す一方で追加利上げに対して慎重な姿勢を示したことで、欧米株式市場が上昇、NYダウも史上最高値を更新する動きとなりましたが、好調な米株に対して、日本株はドル安が重石となり2万円を割り込む動きとなりました。また、在庫増の影響で下落が続いていた原油価格は、OPECの減産延長、追加策の決定、米週間原油在庫が減少に転じる等により上昇へ転換しました。7月は日本株がやや弱いながらも、全般的に上昇傾向の月となりましたが、8月は米朝間の緊張の高まり等によるリスクオフの傾向に注意が必要です。

トップ5

 

ワースト5

 

3.配当銘柄特集

8月配当済み銘柄

 

9月配当予定銘柄

 

4.7月リアル運用実績

(※)Sasa-li口座は、現在、運用管理者をインヴァスト証券マーケティング部松永晋に変更して継続運用。

 

5.リアル運用レポート

みなさんこんにちは。

現在Sasa-li口座を引き継いで運用しているインヴァスト証券松永がリアル運用状況をお届けします。

自動売買セレクト運用好調!評価実現損益47%

8月に入り、米国の追加利上げ期待の低下や米朝間の緊張の高まりを受けてマーケットは弱気に傾いていますが、そんな中で自動売買セレクトが効果を発揮しています。

現在のポートフォリオは、2017年4月3日に自動売買セレクトから稼働した3つの自動売買です。

  • ナスダック100トリプル_スリーカード
  • ナスダック100トリプル_追尾
  • MSCIワールド_スリーカード

 

ここまでの実現損益を牽引してくれているのは、何といってもナスダック100トリプル。人気ランキングでは5月から3か月連続第1位となっている銘柄です。ナスダック100の変動率の3倍の値動きとなるよう設計されていて一見リスクが大きいと感じますが、実はこの変動の大きさがこれまでのところ自動売買にとてもマッチしています。下の図はナスダック100トリプルの日足チャートです。

 

現在のポートフォリオで運用しておよそ5ヶ月となりますが、実現損益のグラフを見ると、見事な右肩上がりの損益曲線を描いていることがお分かりいただけるかと思います。

 

もちろん、この利益を生む道中には、特に6月のナスダック100トリプルの値下がり局面で一時評価損失が最大でおよそ▲40万円程度まで膨らむ場面もありました。ただ、この時も資金ショートしないようにだけ注意して見守っていました。

 

安心して運用するために最も大切な「資金管理」のコツ

このような常に価格が大きく変動する金融商品を、安心して中長期で運用するために最も大切なことが「資金管理」です。ざっくり「資金管理」と言われても何のことだかと思われるかもしれませんので、具体的にご説明します。

8月15日現在、運用している自動売買に必要な資金はそれぞれ以下のようになっています。

 

トライオートETFはレバレッジ5倍の証拠金取引であり、ポジションを保有するための担保となる資金を「必要証拠金」といいます。その際、取引口座の「有効証拠金(証拠金預託額+評価損益+未確定金利)」が「必要証拠金」以下になると、損失の拡大を防止するため自動ロスカットになります。

これを管理するのが「有効比率」であり、この比率が100%以下になるとロスカットが発生します。

 

この3つの自動売買を稼働する際に、推奨証拠金の金額を口座に入金して利用すれば、仮にすべてのポジションを保有したとしても「有効比率」は176.49%となります。もちろん、ポジションを持つタイミングにより評価損益は変化しますが、この「有効比率」が120%程度(評価損益がおよそ▲50万円程度)までならば慌てる必要はないでしょう。120%を下回るような場合は、資金を追加するかポジションを一部損切りする等対応を検討する必要が出てきます。

この判断は難しいところかもしれませんが、株式を原資産とするETFは成長を志向する特性を考えると資金を追加してポジションを維持するのが基本だと考えますが、万が一大きな経済情勢の変化に遭遇した時には自動売買を稼働停止、場合によっては手動で損切りし、相場が落ち着いてから再開する等の決断も必要です。

安心して運用を継続するためには、有効比率が120~150%程度は維持できるように、余剰金(取引に使わない資金)を出し入れしてコントロールすることがコツです。もちろん、それ以上の余裕があることに越したことはありません。

 

スリーカードって何?

ところで、「スリーカード」ってどんな仕組みの自動売買なのか、その名称からだとちょっと分かりにくいですよね。「追尾」だと、相場の動きについていくのだろうという想像ができるかもしれませんが、「スリーカード」だと???

ここで、改めて「スリーカード」の考え方と仕組みをご紹介します。

「スリーカード」は、取り扱い銘柄の2014年以降の価格データを基に、次の3種類のコンセプトの自動売買で構成しています。

1.点取り屋タイプ

  • 利確幅:1日の平均変動幅に設定(積極的に細かく利益を取りにいく)
  • カウンター:利確幅の2倍(価格下落時に積極的に押し目買い)
  • フォロー:バックテストに基づき、安定的に利益を実現できる値を設定

2.攻守バランスタイプ

  • 利確幅:1日の平均変動幅に設定(積極的に細かく利益を取りにいく)
  • カウンター:1週間の平均変動幅を基に設定(少し深めの下落時に押し目買い)
  • フォロー:バックテストに基づき、安定的に利益を実現できる値を設定

3.ディフェンダータイプ

  • 利確幅:1日の平均変動幅に設定(積極的に細かく利益を取りにいく)
  • カウンター:1ヶ月の平均変動幅を基に設定(大きく下落した時に押し目買い)
  • フォロー:バックテストに基づき、安定的に利益を実現できる値を設定

そして、この3種類のタイプの中でエントリー価格を分散して、「3種類のタイプ」×「3種類のエントリー価格」で9種類の自動売買注文を1つにまとめました。

つまり、スリーカードは、上昇相場に追随して積極的に利益を狙うだけでなく、価格下落時の押し目買いのタイミングを分散することにより購入価格の平準化を図り評価損の拡大を抑え、価格反転時に利益に繋がりやすい設計となっています。なお、損切りは設定していませんので、前章でお話しした「資金管理」を忘れずに運用してください。

 

自動売買セレクトで得た利益を「マネーハッチ」で自動積立運用

このように自動売買セレクトで安定的に利益を積み上げることができていますが、その利益を元手にさらに自動売買を増やすのは、資金の余裕を失ってしまうので控えています。

代わりに、新たに開始した積立サービス「マネーハッチ」への積み立てを始めます。

自動売買セレクトで得た利益を元手にマニュアルで別銘柄を買うこともできますが、今はこれ以上リスクを取って運用する必要性もないため、利益の有効活用として毎週少しずつ「マネーハッチ」へ自動振替し、リスクを抑え長期運用していくことにしました。自動売買セレクトで運用を開始して以来、配当や金利を加味した1週間の平均実現損益はおよそ2万円となります。毎週1万円積み立てても大丈夫そうですが、評価損益の増減と買い付け銘柄を考慮して最初は毎週2,500円、1ヶ月で1万円積み立てるイメージで始めることにしました。

 

 

トライオートETF口座からの定期振替

  • トライオートETF口座にある資金をマネーハッチの積立原資として定期的に振り替えることができます。
  • 週次:毎週土曜日に指定金額を振り替えます。
  • 月次:毎月最終土曜日に指定金額を振り替えます。
  • トライオートETF口座の有効比率が120%以下となる場合、振替は実施されません。

 

積立投資スタイルは「日経225ETF自動売買」を選択

投資スタイルは、自動売買セレクトで「ナスダック100トリプル」、「MSCIワールド」を運用していることから、米株系ではなく日本株「日経225ETF自動売買」を選択することにしました。

「日経225ETF自動売買」は、自動売買セレクトとは異なりレバレッジ1倍で最低0.1口単位から買い付けることができます。買い付けのタイミングは毎週月曜日となりますので、トライオートETF口座から毎週2,500円の振替を設定しておけば、翌月曜日には0.1口買い付けることができます。

 

ご参考に、この「日経225ETF自動売買」で毎月1万円の積み立てを行ったバックテスト結果と、日経225ETFの価格推移をご覧ください。

 

日本株はアベノミクスでここ数年で回復はしたとはいえ、米株の上昇の勢いから見ると比べものになりません。でも、この積み立て自動売買ならば、およそ16年間で積立金の2倍以上(117.30%)の利益となっています。

定期的に定額購入していくことでリスク分散を図りながら長期で運用する積立投資の特徴と、相場変動を利益に繋げる自動売買の特徴とを合わせることで、これだけのパフォーマンスとなっているのです。毎週2,500円積み立てていけば・・・、と大いに期待しています!

マネーハッチについて「入門ガイド」で詳しく解説しています。ぜひご一読ください。

>>インヴァストNAVI「マネーハッチ入門ガイド」はこちら