コツコツ投資でも大きな違いが出る!海外ETF取引比較

コツコツ投資でも大きな違いが出る!海外ETF取引比較

まずは少額から!コツコツ運用にチャレンジ

すでに投資を行っているという方の中には、投資信託や純金積立などで毎月コツコツ積立を行っている方も多いかと思います。

毎月コツコツと購入することで、高値づかみを避けることができますし、平均購入価格を安定させることができます。(ドルコスト平均法と呼ばれます♪)

毎月一定額を購入していくことで、最初からまとまった資金を用意する必要が無いことから、将来への資産形成として一番手ごろな手段かもしれません!  

気にしておきたい! 海外ETF 購入コスト 徹底比較

国内の投信ではメジャー化しているコツコツ投資も、海外商品のアプローチにおいては、為替の両替や売買手数料などにかかるコストの負担が大きく、まとまった資金での購入を行わないと、ETFの低コストメリットを享受することが難しいといった面がこれまでありました。

今回は海外ETFの購入にかかるコストについて、大手証券各社とトライオートETFの実例を持って検証してみたいと思います。  

購入時のコスト比較

他社証券口座の特徴

■売買手数料の負担がある。最低手数料の設定もあるため、少額投資に向かない面も。

■海外株取引用の口座開設が必要な場合がある。

■海外株の購入にあたり、あらかじめドルを購入する必要あり。  

 

トライオートETF

■売買手数料の負担が無い。

■保有ポジションに対して金利の負担がある。

■外貨の購入が不要なため、為替手数料発生なし。  

大きな違いとして、大手ネット証券の購入では売買手数料の負担があること、トライオートETFでは保有するポジションに対して金利負担がかかることがあげられます。  

3万円程度での購入でも数ドルから数十ドルの差が!

違いを分かりやすくするために具体的な事例をあげて見ていきましょう。

購入資金として3万円を用意。

金利負担も考慮して比較するため、1ヶ月保有として計算。  

購入銘柄: iシェアーズ iBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF(ティッカーコード:HYG)

購入価格: 85ドル

ドル円レート:110円 ※購入資金3万円であれば、各社とも3口購入可能。  

こうして見ると、大手証券会社同士でもかなり差が出ます。

A社の最低手数料5ドルを超える場合には、HYG14口以上(14口×85ドル=1190ドル※130,900円相当)の購入が必要になります。

B社C社にいたっては、1000口(1000口×85ドル=85000ドル※9,350,000円相当)の購入までは25ドルの負担は変わりません。

ETFでは少額からの投資が可能ですが、例えば3万円でHYG3口を購入した場合、各社の売買コストは下記のようになりました。

少額投資においては、売買手数料のコスト負担が大きいことがはっきり分かります。    

投資スタイルに合わせた選択も可能!

また、冒頭にも述べさせていただきましたが、少額投資においては、毎月コツコツと積み立てるような取引も人気です。その際の比較も行ってみました。

単純にコスト比較を容易にするため、購入銘柄は同じものとし、購入価格やドル円レートも一定と仮定して計算しています。

1年間、毎月3万円程度の定額購入を行った際の比較でも大手証券会社とのコスト差は大きなものになっています。  

B社C社との比較差は依然として大きいですが、金利の状況によって、例えば3年を超えるような超長期運用においてはA社での投資が割安になることもありそうです。

コスト負担の差は投資成績に影響を与えますので、それぞれの投資スタイルに応じて使い分けるという選択肢があって良さそうです。

また、C社などは海外株でも特定口座の活用などができるということもありますし、トライオートETFでは元本の為替リスクを排除することで、為替変動のリスクをヘッジしている点など、売買コスト以外のメリット等にも注目していただくのが良いかもしれません。