今日の裏読み、表読み

昨晩もリスク・オフの動きが広がったが、クレディ・スイスに関しては、以前から経営不安が明らかになっており、なんかこじつけ的な感じがすることは注意。またFRBやスイス中銀も既に流動性の確保を保証しており、この問題を更に追いかけるのは危険な雰囲気。相場に一定の巻き戻しも想定される。ただ、戻ってもやれやれの売りが出易い状況は当面続きそうだ。
本日は、欧州中央銀行が政策金利を公表する。既に0.50%の利上げが十分織り込まれているが、ただ、金融不安の中、ラガルドECB総裁の定例記者会見と合わせて、今後の利上げを躊躇するようなケースがあるかもしれない。その場合の相場の反応が、それを好感するのか、それともノーをつきつけるのか(ユーロ買いか売りか)は不透明で、そうなった場合、相場の混乱を招く可能性があることは留意しておきたい。
経済指標としては、日本の1月機械受注、2月通関ベース貿易統計、1月鉱工業生産・確報値と設備稼働率、豪2月雇用統計、中2月住宅価格指数、加1月卸売売上高、米国では、2月輸入・輸出物価指数、2月住宅着工・建設許可件数、3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数と週間新規失業保険申請件数などが発表される。
日本の貿易収支は悪化が続くと円売り要因となるが、影響は大きく出ない見通しで、豪雇用統計は結果次第で一定の動き、米国では、3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数と週間新規失業保険申請件数の結果次第だが、特に週間新規失業保険申請件数は、好調が続く中、前週が予想を下回ったことが意識されている。雇用指数は景気の遅行指数であることもあって、もし弱い結果が続いた場合、米雇用環境もそろそろピークとの見方につながる可能性に注目したい。
その他引き続き株価や米長期金利の動向を注視しながら対応したい。

戦略としては、ドル円は、反発が135.12で限定されて、下値を132.22まで拡大も、更なる展開となっていない。下値では買いが入り易い状況は続いているが、一方戻りではやれやれの売りが出易い。本日はこの135.12から132.22でのレンジ動きを想定して逆張りとなるが、一応この中心値が133.67となることで、これが上値を抑えると弱く売り狙い。ターゲットは、132.22を前に、下げ止まりでは利食いや買い。また、超えるケースでは135.12をストップに売り直しとなる。一方もし、132.22を割れるケースからは、131.17-45ゾーンをストップ、更に雲の下限を目指す動きあれば、129.80をストップに買いを検討する形となる。
ユーロドルは、1.0760で上値を抑えられて、1.0516まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、戻りを待って1.0760をストップに売場探し。特にECB理事会後の売りに注目となるが、ターゲットは1.0516が維持されると利食いで、買いもこえをストップに考えるか、割れるケースも想定するなら、1.0473をストップに買い狙いとなるが、こういった下落では反発があれば、しっかりと利食っておきたい。
またポンドドルも1.2200-04でダブル・トップ的に上値を押さえられて調整気味。これをストップ圏に、戻りでは売り狙い。ターゲットは、1.2010が維持されると利食い優先で、買いも維持を確認してこれをストップ、また更に割れても1.1970割れをストップに買い直し場を探すが、こういった下落では、それまでの高値が上値を抑えると利食いとなる。
一方クロス円は、調整が更に深まる形。突っ込み売りは出来ないが、慎重に10日や7日の高値をバックに、反発があれば売り狙い。ターゲットは、昨日の安値を前に、下げ止まりでは利食いや、またそれぞれをストップに買い狙いとなる。