昨晩の海外市場は、米シリコン・バレー・バンクやNYのシグネチャー・バンクの破綻に加えて、米中堅ファースト・リパブリック・バンクなど地方銀行の株価が大幅な下落となり、リスクオフの動きが広がった。米10年物国債利回りは、「質への逃避」から3.425%まで大幅低下、ただNY株価指数は、大きな調整を免れており、仮想通貨相場も反発した。尚FRBが「全ての銀行預金は保護される」とし、バイデン大統領が、「銀行システムも預金も安全なことは確実。私たちは必要なことは何でもしていく」と述べ、銀行システムの規制強化を議会に求めていく考えを示したこともあって、リスクオフの動きも限定された。
ドル円は、一時132.29まで下落後133.62まで反発、ユーロドルは、1.0650から1.0749まで反発、ポンドドルも1.2046から1.2200まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が141.36、ポンド円は160.04、オージー円は87.80、NZD円は82.02、カナダ円は95.96まで一時売りに押されたが、その後は巻き戻しが優勢となった。