昨晩の海外

金曜日の海外市場は、米2月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を上回ったが、失業率や平均時給が予想より弱い内容となったため、米長期金利の低下とともにドル売りが優勢となったが、ただ、米SVBファイナンシャル・グループの問題から銀行業界全般の流動性に対する懸念が高まる中、NY株価3指数が、大きく調整を強めたことで、リスクオフのドル買いが支えた。米10年物国債利回りは、3.678%まで低下した。尚米雇用統計の結果を受けて、CMEの「フェドウオッチ」による次回の0.50%利上げ確率は、前日の68%から28%まで急低下した。
 ドル円は、137.00から134.12まで下落後、反発が135.18で限定され、ユーロドルは1.0701まで上昇後1.0636、ポンドドルは、1.2114まで上昇後1.2018まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円は143.35、ポンド円は162.00、オージー円は88.64、NZD円は82.55、カナダ円は97.23まで売りに押された。