昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数が、予想を上回り8週間ぶり弱い結果となったことで、米長期金利が低下しドル売りが優勢となった。米10年物国債利回りは、4.019%から3.897%まで低下した。また当初堅調なスタートとなって米株価3指数は、引けにかけて大きく下落を強めたことが、オセアニア通貨売りに繋がった。尚バイデン大統領が、予算教書で「財政赤字3兆ドル削減」を示したが、大きな影響は見えていない。
ドル円は、135.95まで下落、ユーロドルは1.0591、ポンドドルは、1.1939まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円は143.63から144.28で上下、ポンド円は161.62から162.63まで反発、オージー円は89.55、NZD円は83.00まで下落、カナダ円は、ロジャース・カナダ中銀上級副総裁が「経済が予測通りに進展すれば、追加利上げは必要ないだろう」と述べたこともあり、98.38まで売りに押された。