【グランプリ】勝負はドル円!水上氏の仕掛け戦略

―普段からドル円、ユーロ円、ユーロドルといった主要通貨をメインに取引されるという水上氏。今回のグランプリではドル円主導で円高が進んだこともあり、ドル円主体に取引をされていますが、4月もやはりドル円から目が離せないとのこと。

なぜドル円なのか?グランプリ参加者必見。
水上氏のドル円の見通しと仕掛け戦略を皆さまのトレードにお役立ていただければと思います。

(水上氏)



正念場のドル/
円~ドル/円の方針~
ヒタヒタと、ドル/円崩壊の時が近づいているように見ています。

(ドル/
円 月足)

2012年10月、米系ファンドは、アベノミクスに期待を寄せ、日本株買いドル/円買いに出ました。

当時、ドル/
円は78円近辺にいましたが、前年に発生した東日本大震災に伴う福島第一原発の大事故により、国内の原発がすべて稼働停止となり、代替エネルギーとして、液化天然ガス(LNG)の大量輸入が始まっていました。

これにより、貿易収支が赤字となり、その結果ドル買いが強まったところに、この米系ファンドのドル/
円買いが加わり、翌年2013年の5月までに、25円もの上昇を見ました。

そして、さらに、2014
10月には、黒田バズーカ第2弾により、ドル/円はさらに20円もの上昇を見、通算すると、20122月から20156月までの34カ月で50円弱のドル高円安となりました。

この間に、あのジョージ・ソロス氏も、ドル買いで10
億ドルの利益を叩き出したとのことです。

しかし、2014
7月から始まった、原油価格の急落による輸入額の急落により、2014年に年間で128千億円という赤字のピークを迎えた貿易収支は、2015年には28千億円と10兆円もの赤字減少という大きな転機を迎えています。

そして、あれだけアベノミクスを持ち上げた、米系ファンドのスタンスにも変化が、特に今年に入り見られます。
それは、今年の1月末に始まります。

1
月29日に開催された日銀の金融政策決定会合において、マイナス金利導入が決定され、発表直後こそ121.70まで5円ほどの急上昇となったものの、2月に入ると早々に、米系ファンドは売りに出て相場は急落、211日までに10円もの下落を見ることになりました。

この局面で、ジョージ・ソロス氏も一転してドル売り円買いとなっていたことが観測されています。

つまり、2012
年から2015年前半までの米系ファンドのドル/円に対するスタンスが、2016年になって掌を返してきていることに、十分気をつけておかなければならないと思っています。

つまり、アベノミクスという政策ポリシーに対して、期待をもってみていた米系ファンドが、その後の政策運営を見て、期待が失望に変わってきているということです。

米系ファンドのような投資家の中でも、特に結果に対してシビアさが求められる人々にとって、結果がついてこない政策やシステムに対しては、その矛盾に厳しい鉄槌を加えるものと思っていて良いと思います。

そして、今、ドル/
円が、あるいは政府・日銀はその状況に追い込まれてきているものと見ています。

加えて、気になることは、ここ2
年ほどで、国民年金、厚生年金の運用を預かるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も含め生保など機関投資家や銀行が、それまで円債運用一辺倒だったのが、皆が参入してきたために運用利回りが出なくなり、国内株式、外国株式、外国債券に投資配分を移してきたことです。

そして、ここで問題なのは、外物(外国株式、外国債券)運用に関して、投資した時期がたまたま円安局面であったことから、為替ヘッジをするよりも為替ヘッジをしない方が、一見利回りが出るということから、ヘッジなしで、大方運用することになったことです。

ところが、既に申し上げていますように、今年に入り、既に10
円も円高になってきており、為替の評価損が出てきてい ることです。

そして、ここから円高がさらに進むことになると、雪だるま式に為替の評価損は膨らんでいくことになります。

さらに、気になることは、こうした機関投資家の窮状を、米系ファンドは既に気がついていておかしくないということです。
あとは、攻めるタイミングを米系ファンドは待っているのだと思います。

これから、4
月です。

4月は、日本の多くの企業が新年度を迎えます。
ただし、機関投資家や実需の方針が決まるのは4月後半です。
それまで、投機筋しかいない、ボラタイル(荒っぽい)マーケットになりがちです。

そうしたところに米系ファンドが急襲してくると、思わぬ大相場になる可能性があります。
逆に言うならば、利益獲得のチャンスが到来するとも言えます。

ただし、投機筋中心の相場ですので、かなり荒っぽい上下動になると思われ、利が乗れば、手堅く利食うことが必要になると見ています。


【仕掛けを利用した戦略】
ドル/円は激しく上下しながらも、結局は下落するものと見ており、下記のような仕掛けが効果的だと考えます。

◆売追尾400p_UJ_40p_
k
〇kの部分は、ご自身の体力(資金)にあった金額でお選びください。

上記仕掛けでは、400pips
のレンジ幅ですが、万が一の「日銀の介入」も想定しますと、

◆売追尾800p_UJ_40p_k
といった値幅が大きい仕掛けを選ぶと良いと思います。

リアルトレードグランプリは残すところ1
ヵ月となる一方で、トレンドが見つけにくい相場になっていますので、確固としたトレード方法がない方は上記のような仕掛けで相場に参加したほうが、リスクを抑えられるものと思われます。

―水上氏のその他の仕掛けも仕掛けランキングの「プロ厳選」に搭載されています。取引画面よりご確認いただけます。

水上氏の仕掛け例
売り追尾800p_UJ_40p_2k
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