先週、数年ぶりのドル安に。相場の激しい上下動が与えるストラテジーへの影響は?

先週は、13ヶ月ぶりのドル安となり、1ドル105円台をつけ、ユーロドルは42か月ぶりのドル安となっています。世界同時株安からいくぶんか回復し、VIX(恐怖指数)も落ち着いてきているものの各市場では上下動が激しい週となりました。
大きく値が動いたときは反対方向にも値が戻りやすく、ボラティリティが高い状況が続く傾向から、今週も急な値動きが発生する可能性が高いと思っています。

激しい上下動が起こると、トレンドフォロー系のストラテジーには不利に働くことがあります。特に損切りラインが浅め(100pips未満)の場合は、特にその傾向がでます。
前週に利益更新ステータスを付けるほど、好調を続けているMinotaud AUDUSDですが、先週は8連敗となってしまいました。それでも早い損切りのため、トータルでも-307pipsで済んでいます。
先週の一週間をみれば豪ドル/ドルは上昇トレンドとなっており、Minotaud AUDUSD8回「買い」を仕掛けるも全敗となってしまいました。

上図のチャートで見てみると上昇初期段階で3ポジション仕掛け、よいスタートを切っています。ですが2/14の急激なドル高からのドル安の上下動があり、その際に損切りをしてしまいました。
その後、上昇トレンドは継続しているため、Minotaud AUDUSDは再び買いを仕掛けています。この仕掛けはトレンドフォローらしい戦略ではありますが、底値圏で仕掛けた最初の3ポジションを激しい上下動で失ってしまったのは残念です。

このようにトレンドに乗るタイプのストラテジーは大きなトレンドが出る際に力を発揮するのですが、その際に激しい上下動があると、振り落とされるかのように損切りしてポジション決済をしてします。
連敗はしていますが、豪ドル/ドルのトレンドには合わせた仕掛けができているため、Minotaud AUDUSDはまだまだ市場に対して有効に機能していると考えます。
現在(執筆時点)では売りポジションにトレンド方向を反転させています。

テラス・ストラテジーのみのフルオートとして採用している「(1ヶ月)収益率降順 / PF1.2以上 / 3ポジション以上(ご自身で設定する必要があります)」では今週から「MountainRange EURJPY」が採用となっています。

前週に大きな利益をあげたGenius_Theta NZDUSDが先週はマイナスになり、10か月間右肩上がりを続けているMountainRange EURJPYへ入れ替えとなっています。