本日の材料(2023/11/20)

今週は、大きなイベントを終了し、更に米国が週末に感謝祭休暇に突入することで、様子見ムードやポジション調整の動きが中心となりそうだ。
 金融政策としては、中国人民銀行の貸出基礎金利、英中銀四半期金融安定報告報告などが発表される。
 中国人民銀行は、据え置きが想定されており、影響は限られそう。また英中銀四半期金融安定報告では、引き続きインフレに対する懸念が示される可能性は高いが、一方では、景気減速に対する懸念が示されるとポンド相場を圧迫しそうだ。
 経済指標としては、独10月生産者物価指数、ユーロ圏9月建設支出、米10月景気先行指標総合指数、NZ10月貿易収支などが発表される。
 注目としては、独10月生産者物価指数や米10月景気先行指標総合指数などの強弱が見えた場合、一定の動きが出るとしても、大きな動きにはつながらない見通し。
 その他引き続き米長期金利や株価を睨んだ展開となりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後も、更なる展開とならず、ただ、突っ込み売りも出来ず、早期は149.20をストップに押し目買いから、ターゲットは、149.88が押さえると弱く利食い優先となるが、超えるならそれ以前の安値圏となる150.16-29、150.50前後が押さえると利食いや売り狙いで、このストップは150.78越え、超えても151.00-20前後では売り直しで、このストップは151.43越え。売りのターゲットは、その直前の安値維持や下げ渋りでは利食いとなる。また、149.16-20を割れるケースでは、149円前後で買っても、このストップは149.16や148.71-81割れとなる。ただ、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
 ユーロドルは、下値を1.0448で維持して1.0916まで反発。上値はこれが押さえると売り狙いだが、ストップは1.0946や1.0950越え。下値は、1.08ミドルの維持では利食いで、買いは1.0823-32割れをストップ。割れるケースでは、1.0800前後から利食いや慎重に値幅を置いて買い下がって、このストップはできれば深めの1.0693割れ。または、更に買い下がるなら1.0656や1.0591割れをストップに対応したい。ただ、こういった買いのターゲットは、直前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。
 ポンドドルは、1.2506まで反発も上値が抑えられる形。反発では、1.2506をストップに売り狙い。下値は、1.24前後の維持では利食い優先で、買いは1.2374割れをストップ。割れるケースからは、慎重に1.23まで利食い&買い場を探して、ストップは1.2265割れ。また割れても、1.2187をストップの買い直しとなるが、こういった下落では、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。 
 一方クロス円では、ユーロ円が、164.31で上値を抑えられて、調整が162.16で維持される形。上値は引き続き163.61をストップ、超えても165円越えをストップに売り直しとなる。。ターゲットは、162.50前後の維持では利食いや買い狙い。このストップは162.16割れ。割れても161-162円ゾーンは慎重に買い下がりで、この場合は160.43割れをストップとなるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。 
 ポンド円は、188.30で上値を押さえられて調整を185.33で維持する形。下値は186円前後からは買い下がって、ストップは185.33割れ。割れても184.55-65割れをストップに買い直しとなるが、上値は、187.06-20ゾーンがCapされると利食い優先やこれをストップに売り狙い。超えても188.01や188.30越えをストップに、売り直しとなるが、ターゲットは、下げが甘ければ利食いながらの対応となる。
 豪ドル円は、98.59まで上値を拡大も上値が抑えられる形。早期は96.93割れをストップに買い狙い。割れるケースでは、ストップを96.04-37割れとして買い直しとなる。上値は、97.57-76が押さえると利食いで、超えても上値は、98.33や98.59をストップに売場探し。ただ、こういった売りのターゲットは、96.93を前に下げ止まりでは利食い優先となる。NZD円は、91.20まで上値を拡大もこれが上値を抑える形。早期は89.30割れをストップに買い狙いから、ターゲットは、89.79-90.23ゾーンが押さえると利食い優先で、売り狙いは90.78や91.20をストップに検討する形となるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いを優先しながらの対応となる。