今週の相場&注目ストラテジー

ドル/円:ドルの上昇余地を探る動き。但し、97円割れを見たら下値リスクに注意。

13年09月09日 / 川合 美智子

(分析)
ドル/円は8月28日の96.88を安値として反発に転じ、9月2日に99.43を付けて、
P&Fの200ポイントリバース(50銭×4=2円)は再びドル上昇方向へ転換しています。

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上下に振らされる展開が続いており、往復ビンタ状態となりましたが、
下値を切り上げる流れを維持する動きを守っている状態にある中で、
9月5日に100.20を付けたことによりP&Fでは頭一つ抜け出した状態となっています。

一方で直近の日足が値幅のやや大きい陰線が出ていること、週足の形状が上ヒゲが長く、
実体の小さい陽線で終えており、高値圏から押し戻されて上値トライに失敗した形で
終えていることから、下値リスクにも注意が必要であることを示しています。

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一方、21日移動平均線は9月6日現在、98.18に位置していることや、31週移動平均線も
97.70に位置しており、これらが下値を支えている状態に変わりありません。

日足の形状が弱いことから週初の上値追いには限界がありそうですが、短期トレンドが
ドル上昇トレンドを維持していることから、押し目買い方針で臨む必要があります。

また、上値トライに失敗して反落に転じた場合でも前述の97.70~98.20ゾーンに
強い下値抵抗が控えており、97円割れを見ない限り、突っ込み売りに注意を要します。

日足の実体ベースで98円割れを見た場合は、下値リスクがやや高くなりますが、
97.00±10銭まではニュートラルな状態です。
但し、今週末の終り値ベースで96.40-60を守り切れない場合、或いは値動きの中で96円割れも
見た場合は92円方向への続落に注意を要します。

逆に日足の終り値ベースで再び100円台に値を戻した場合や、値動きの中で100.60-70の抵抗を
クリアした場合は一段のドル上昇へ。
但し、このトレンドの中で直近の高値である103.74を上抜けられるかどうかは微妙なところ。

 

(戦略)
上値追いの流れを打ち消していないので、99.20-30以下の押し目買い狙いで。

損切りは浅い場合で98円割れ、深い場合は97.50割れで一旦撤退です。
この場合は短期トレンドがニュートラルとなり、次のサインが出るまで売り買いともに様子見に転じます。

週足の終値ベースで96.40-60を維持出来ない場合、或いは値動きの中で96円割れを見た場合は
ドル売りに戦略転換します。
ドル売りは基本は様子見ですが、攻めてみるなら、99.90-100.10ゾーンの戻りを軽く試し売り、
100.60で浅めに撤退です。

上値抵抗は100.00-10に日足の上値抵抗が、週足ベースで見た強い抵抗は100.40-60に位置しています。
下値抵抗は日足の抵抗が99.20-30に軽い抵抗が、98.60-80、98.10-20に強い抵抗があります。
週足ベースで見た強い下値抵抗は、98.60-80と96.40-60にあります。

 

(ストラテジーを選ぶなら)
短期トレンドがドルの押し目買いを支持しているので、短期戦略で行くなら
ドル買いで攻める「LION B」がいいかもしれません。