8月2日(月)取引開始時のロスカットにご注意ください

8月2日(月)より、取引所の証拠金基準額が変更となります。
変更後の証拠金基準額は、8月2日(月)からの新規建玉だけではなく、7月30日(金)の取引終了時点で保有されている建玉および発注中の新規注文に対しても適用されます。
7月30日(金)の証拠金状況を必ずご確認いただき、8月2日(月)取引開始時に新しい証拠金ルールが適用されてもロスカットされないかどうかをご自身で計算いただき、十分に余裕をもってお取引ください。

以下で具体例をあげて、ご自身で計算いただく方法と、ロスカットへの対処方法を説明します。

【8月2日(月)取引開始時の必要証拠金の変化とロスカットの例】
7月30日(金)に、300,000円の証拠金を預け(証拠金預託額:A)、米ドル/円10枚、ユーロ/円10枚を建玉し、取引終了時に建玉を保有していた場合、7月30日(金)までの必要証拠金(I)は230,000円(米ドル/円
10枚:100,000円+ユーロ/円10枚:130,000円)となります。

相場変動(値洗い損益)を考慮しない場合、有効証拠金(B)は
300,000円
(預託証拠金)
210円
(通常手数料の場合)
× 20枚
(枚数)
=295,800円
           
有効比率(H)は
295,800円
(有効証拠金)
÷ 230,000円
(必要証拠金)
128.61%  

となります。


7月30日(金)までは上記の有効比率となるのでロスカットされることはありませんが、8月2日(月)からは事情が異なります。
8月2日(月)からは、1枚あたりの必要証拠金(基準額コース)が米ドル/円が18,000円、
ユーロ/円が23,000円 となりますので、必要証拠金(I)は410,000円(米ドル/円10枚:180,000円+ユーロ/円10枚:230,000円)となります。
このとき有効証拠金(B)は、上記のように295,800円なので、有効比率(H)は
 295,800円 ÷ 410,000円 = 72.15% となり、80%以下となるため、このままでは8月2日(月)取引開始時にロスカットされてしまいます。

【ロスカットされないためには、あらかじめご入金いただく必要があります】
8月2日(月)取引開始時点でロスカットされるのは有効比率80%、つまり有効証拠金が
410,000円
(必要証拠金)
× 80%
(ロスカットされる有効比率)
328.000円  
328,000円以下になった場合ですので、 328,000円 - 295,800円 = 32,200円
ロスカットされないためには、8月2日(月)の取引開始時までに、32,200円超をご入金いただかなければなりません。
下記【ご入金の際の注意】をお読みいただき、ご入金のタイムリミットにもご注意ください。
※上記例では相場変動を考慮しておりません。思惑と反対方向に動いた場合には、上記例以上のご入金が必要となりますので、ご注意ください。

【ご入金の際の注意】
7月30日(金)の銀行営業終了時から8月2日(月)の銀行営業開始時までは、振込みによるご入金はできません。
また即時入金も、7月30日(金)取引終了時から8月2日(月)午前6時10分までは、ご利用いただくことができません。
ご入金いただく際には、7月30日(金)取引終了時までに、お早めにお手続きくださいますようお願いいたします。
インヴァスト証券
オンライン本部
2010年7月29日