第67回 ドル/円のロングと、ユーロ/円のロングは、共に、いったんの利食い

今週のドル/円(USD/JPY)は、月曜日(6月25日)の東京市場で123円台後半で寄り付いた。このところのドル/円(USD/JPY)の最高値圏で、今週は始まった。
 6月の中旬から、「円売り」が加速して、124円台のこのところの高値を付けたが、123円台後半は、その、ほぼ最高値圏と言える。

 しかし、この日の東京市場は、概して、動きらしい動きなし。123円台後半の高値圏で推移。
 東京市場の午後になると、ユーロ/円(EUR/JPY)が下落した影響から、ドル/円(USD/JPY)は、123円台ミドルに下落。

「円キャリー・トレード」が強いのは、見ての通りだが、ユーロ/ドル(EUR/USD)や、ポンド/ドル(GBP/USD)では、「ドル安」になっているので、高値圏でのドル/円(USD/JPY)は、買いで付いて行きたくない。
 ポンド/ドル(GBP/USD)は、再び、[2.0000]をトライしている。

 月曜日(6月25日)のロンドン市場のドル/円(USD/JPY)は、123円台ミドルでの小動き。週明けのニューヨーク市場で、再び、123円台後半に上昇したが、124円台に乗せる勢いはなく、123円台ミドルに反落。そのまま、ニューヨーク・クローズ。
 この時点で、124円台が、徐々に重くなってきているセンチメント(雰囲気)。

 そのため、6月26日(火)の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、ダラダラと下落。
 スピード感は無いものの、まさにダラダラといった感じ。
 東京朝方の123円台ミドルから、東京クローズ(東京時間17:00)の[123.00]まで、ゆっくりと、リバウンドも無く下落。
 6月26日(火)のロンドン市場のドル/円(USD/JPY)は、[123.00]を割り込み、[122.80]アラウンドまで下落。その後のロンドン市場は、[123.00]を挟んで、20銭程度の上下動、持ち合い。
 ニューヨーク市場で、再び、[123.50]近辺にまで反発上昇したが、勢いは続かず、この日の東京市場ドル/円(USD/JPY)のように、ダラダラと下落。スピード感無く、まさにダラダラといった感じ。123円台前半で、ニューヨーク・クローズを迎えた。

 マーケットは、「もたれた」印象。ドル/円(USD/JPY)のロング(買い持ち)がふくらみ、『おなかいっぱい』で飽和状態、といったセンチメント(雰囲気)が明らかになってきている。

 その結果、6月27日(水)のシドニー市場で、再び、[123.00]を割り込み、122円台後半を示現。
 6月27日(水)の朝方の東京市場は、[123.00]を挟んでの小動きだったが、東京市場の午後になって、[122.80]を下に抜けると、目先で、ドル/円(USD/JPY)をロング(買い持ち)にしていた向きのストップ・ロス(損切りのドル売り円買い)が出て、122円台ミドルに下落している。

 しかし、ドル/円(USD/JPY)の下落よりも、ユーロ/円(EUR/JPY)などのクロス円の下落が激しい印象を受ける。
 この状態が続くと、ドル/円(USD/JPY)の下落と、ユーロ/円(EUR/JPY)の下落が、相互に影響して、スパイラルの下落になる可能性もある。

 このところの「円安」のスピードが速かったので、調整が起こる可能性が高い。
 ドル/円(USD/JPY)のロング(買い持ち)と、ユーロ/円(EUR/JPY)のロング(買い持ち)は、共に、いったんの利食いを行なって、一時、撤退した方が良い、と考えている。
(2007年6月27日東京時間20:00記述)

第66回 「円キャリー・トレード」が強い

先週後半、6月21日(木)のドル/円(USD/JPY)は、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場と、123円台ミドルでの高値圏での持ち合い。「円キャリー・トレード」が強い。

 先週末、6月22日(金)の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、このところの最高値圏123円台後半での小動き。じり高傾向に推移し、東京市場の夕方に、このところの高値を更新。124円台に乗せた。高値は、[124.10-15]レベル。

 6月22日(金)のロンドン市場、ニューヨーク市場のドル/円(USD/JPY)は、[124.00]を挟んでの小動き持ち合い。海外市場での高値も、[124.10-15]レベル。
 「円キャリー・トレード」が強い。それ以外に、いうべき言葉が見つからない。

 クロス円の代表として、ユーロ/円(EUR/JPY)を見ると、先週後半、6月21日(木)のユーロ/円(EUR/JPY)は、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場と、終日、165円台ミドル程度での高値持ち合いが、継続。

 6月22日(金)の東京市場のユーロ/円(EUR/JPY)は、じり高に推移。
 東京市場の夕方に166円台に乗せた。166円台に乗せると、ストップ・ロス(損切りのユーロ買い円売り)を巻き込み、166円台ミドルに迫った。

 6月22日(金)のロンドン市場で、[166.50]を上に抜けると、ユーロ/円(EUR/JPY)は、166円台後半に、軽く跳ねた。[167.00]に迫る勢いだったが、高値は[166.85-90]レベル。
 6月22日(金)のニューヨーク市場のユーロ/円(EUR/JPY)は、166円台後半での「ユーロ統合以来の最高値圏」での持ち合い。
 「円キャリー・トレード」が強い。全く、それ以外に、いうべき言葉が見つからない。

 「ユーロ統合以来の最高値を更新」したことで、ユーロ/円(EUR/JPY)が、まだ、上昇トレンドにあることを、再確認した、と考えている。
 ただし、上昇のスピードが速いので、高値を追いかけてのユーロ/円(EUR/JPY)の買いは、少々ためらう。

 個人的には、対円ではなく、対ドルでのユーロ買い、つまり、「ユーロ/ドル(EUR/USD)の買い」の方が、持ちやすい、と考えている。

第65回 ドル/円に、主体性がない

ユーロ/円は、またまた「ユーロ統合以来の最高値」を更新して、166円台も見ています。
 大きな流れでは、まだ、ユーロ/円の上昇は、継続するだろう、と考えています。

 先週のコメントで、ユーロ/円が「ユーロ統合以来の最高値」を更新すると、必ず、大口のユーロ/円の売りを仕掛けるファンドがあることを、「ユーロ円のアノマリー」で記述しています。

 今回は、今の時点では、ユーロ/円を売り難そうです。
 あくまでも、今の時点の話で、そういったファンドが存在して、虎視眈々と、狙っているのは、変わらない(と考えています)。

 ユーロ/ドルが、上昇してきているので、この状態で、ユーロ/円の売りを仕掛けることは、ドル/円を力ずくで、押し下げる必要がある。その結果を得られないと、そのファンドも利益に結び付かない。だからやり難そうに映る。

 しかし、今現在のドル/円は、値ごろ感で122円台、123円台を売って、ショート(ドル/円の売り持ち)で、つかまった向きが、下値で待ち構えている。
 だから、おいそれと、仕掛け難い。
 そのファンドも「タイミングをはかっている状態か?」あるいは、「先送りをして、様子を見るかな?」と注目しています。

 ユーロ/円(クロス円の代表として)は、目先の調整(下落=ディップ)を期待しています。追いかけて、高値を買いたくない。

 さりとて、122円台、ないしは、それ以下のコストでの、ドル円ショート保有者が、口を開けて待ち構えている状態だから、安易には、ドル円を売りたくないのは上述の通り。

 消去法で、「ユーロ買いドル売り」。長期トレンドにも従っている。
 ポンド絡みなら、「ポンド買いドル売り」を行うことくらいしか、思い付かない。

 ドル/円を、積極的に、やりたくない。ドル/円に、主体性がないことは、確実。だから、ドル/円をやりたくない。ドル円がつまらないのが、一番困る・・・。

第64回 ドル/円は、「ショート・スクイズ」と「円キャリート・レード」の影響で上昇

6月中旬になって、それまで121円台ミドルから121円台後半程度で揉み合いを続けていたドル/円(USD/JPY)は、先週6月13日(水)の東京市場の昼過ぎから、上昇を始めた。

 このところの相場では、[122.00]は、さまざまな意味で、節目(チャート・ポイント)になっていた。
 6月の初旬に付けたドル/円(USD/JPY)の高値も、[122.10-15]レベルで、122円台前半を見たものの、その後は、1円以上下落し、120台後半を見ていた。

 そういったことから、6月13日(水)の朝方の東京市場では、[122.00]および[122.10-20]レベルのチャート・ポイントが、レジスタンス(抵抗)になるのではないか、といった思惑から、ドル/円(USD/JPY)を売る動きも多かった。

 ところが、6月13日(水)の東京市場の昼過ぎに、[121.80]を上に抜けると、目先でドル/円(USD/JPY)を売っていた向きのストップ・ロス(損切りのドル買い円売り)を巻き込んだ値動きになった。典型的な「ショート・スクイズ」の様相を呈した。

 [122.00]を上に抜けると、オプション取引に伴うドル買いも出た。また、[122.10-20]を越えた水準にも、ストップ・ロス・オーダー(損切りのドル買い円売り)があった。

 この日の東京市場では、機関投資家の大口の「ドル買い円売り」が出て、一気に[122.30-35]レベルを示現し、このところのドル/円(USD/JPY)高値を更新した。
 ユーロ/円(EUR/JPY)などの、クロス円の買いも出ており、「円安」に加速度をつけた。

 6月13日(水)のロンドン市場では、[122.50]に、オプション取引に伴う、いわゆる「防戦のドル売り」も出ていた。そのため、この日のロンドン市場では、[122.50]がレジスタンス(抵抗)となり、122円台前半で揉み合いが続いたが、6月13日(水)のニューヨーク市場の午後になると、もう一段の典型的な「ショート・スクイズ」となり、ドル/円(USD/JPY)は[122.50]を上に抜けて上昇。122円台後半にもあったストップ・ロス・オーダー(損切りのドル買い円売り)をつけた。この際の高値は、[122.75-80]レベル。
 
 そういった流れを受けて、6月14日(木)の東京市場のドル/円(USD/JPY)も、じり高堅調に推移し、東京市場朝方の122円台ミドルから、東京市場の夕方には122円台後半へ、「ドル買い」が進んだ。
 6月14日(木)のロンドン市場は、122円台後半での持ち合い。
 6月14日(木)のニューヨーク市場の朝方に、123円台に乗せた。この日のニューヨーク市場は、[123.00]を挟んで小動きに推移している。

 6月15日(金)の東京市場も、[123.00]を挟んだ持ち合いに推移していたが、東京市場の夕方になって、ロンドン勢が参加してくる時間帯になると、もう一段の「ドル買い円売り」となり、123円台ミドルに近づく値動きになっている。
 [123.50]でも、オプション取引に伴う、いわゆる「防戦のドル売り」も出ていた様子だが、結局、6月15日(金)のロンドン市場で、[123.50]も上に抜けた。
 6月15日(金)のニューヨーク市場は、[123.50]を挟んで持ち合い。高値は[123.60-70]レベルを示現している。

 ドル/円(USD/JPY)上昇の要因に、ユーロ/円(EUR/JPY)などの、クロス円取引での「円キャリート・レード」が挙げられる。今回の値動きを見ていても、「円キャリート・レード」の影響が強い、といった印象。かつ、その印象は強烈だ。

 こうなることを想定して、ユーロ高トレンドは、壊れていない、と、言い続けているものの、目の当たりにすると、やはり、強烈。マーケットのエネルギーは、凄い、と思う。

 ユーロ/円(EUR/JPY)の上昇で、ユーロの需要が高まり、ユーロ/ドル(EUR/USD)が、底堅くなることも、視野に入れておくべき、と考えている。

 ユーロ/ドル(EUR/USD)が、[1.3400]を割り込んでも、底堅かったのは、[1.3400]を買っていた同一人物が、[1.3300]でも買っていただけ、と考えている。
 どこかの国が、外貨準備の比率を変更しているのだろう。あるいは、どこかの機関投資家が、ポートフォリオをドルからユーロにシフトしているのか?
 規模を考えると、その複合と考えるべきかも知れない。

第63回 ユーロ円のアノマリー

先週の6月7日(木)のコメントで、このところのマーケット(外国為替市場)には、ユーロ/円(EUR/JPY)が最高値を更新したときに、必ず、大量の「ユーロ売り円買い」を仕掛ける市場参加者が存在していることを述べました。
 しかし、誰だか知らないが、そのテクニック(手法)は、セオリーではなく、かつ、また、最終的にも、セオリーにならないだろう、と考えていることも書きました。

 それが誰だか知る必要もないけれでも、このところのユーロ/円(EUR/JPY)の動いた時間帯を斟酌すれば、たぶん、その『必ず、大量の「ユーロ売り円買い」を仕掛ける市場参加者』は、米系ヘッジファンドだろうと考えています。

 まだ、この「アノマリー」、つまり、ユーロ/円(EUR/JPY)が最高値を更新すると、大量の「ユーロ売り円買い」が出て、いったんユーロ円(EUR/JPY)が下落するという、このところの経験則は、破られていないので、また、同じような状況になれば、また、同じことをするのだろう、と考えていたことも記述しています。

 6月5日(火)の外国為替市場では、改めて、[164.55-65]レベルを付けて、再び、「ユーロ統合以来の最高値を更新」しています。
 その後、下落していますので、結果的に、上述の「アノマリー」は有効であった、と言えそうです。

 今回のユーロ/円(EUR/JPY)の下落を考えると、ポンド/ドル(GBP/USD)の下落が誘引となっています。
 ポンド/ドル(GBP/USD)が下落したことで、ユーロ/ドル(EUR/USD)が連れて下落しています。
 ユーロ/ドル(EUR/USD)に関しては、概して、[1.3400-1.3700]のゾーンでボックス相場を形成していたのですが、[1.3400]を『完璧に』下に抜けた(下にブレイクした)。
 ユーロ/ドル(EUR/USD)のロング(ユーロの買い持ち)は、いったん、撤退。損切りを敢行するべきところ。ユーロ/ドル(EUR/USD)は、「調整局面」が続いていることが、再確認された格好です。
 このユーロ/ドル(EUR/USD)の下落が、ユーロ/円(EUR/JPY)の下落のきっかけになっています。

 今のところ、「ユーロ統合以来の最高値を更新」したことで、ユーロ/円(EUR/JPY)が、まだ、上昇トレンドにあることを再確認した、と考えているので、ユーロ高のトレンドは壊れていないと考えていますが、上述の「アノマリー」は有効であった通りに、現在は、調整局面に入っていることも事実です。

(都合で、6月12日東京時間15:00に記述しました)

第62回 ドル/円(USD/JPY)

先週前半のドル/円(USD/JPY)は、ユーロ/ドル(EUR/USD)の影響を受けて、「ユーロ買いドル売り」が進むと、つれて「ドル売り円買い」気味に動き、そして、「円キャリー・トレード」の影響から、「円売りプレッシャー」を受けて、「ドル買い円売り」の動きが出る、といった状況だった。だから、ドル/円(USD/JPY)自体には、主体性がない。

 6月5日(火)のニューヨーク市場の時間に、バーナンキFRB議長が、米国住宅市場の調整に関するコメントや、米国経常赤字に関する懸念を発言した。マーケットはドル売りに反応、ドル/円(USD/JPY)は、121円台後半から、121円台前半に急落している。

 6月6日(水)の東京市場は、概して、121円台前半での小動き。引き続き、ドル/円(USD/JPY)自体には、主体性がない。
 この日のロンドン市場、ニューヨーク市場では、ユーロ/円(EUR/JPY)などのクロス円の売りの影響から、[121.00]を割り込み、円高気味に推移したが、ロンドン市場、ニューヨーク市場のドル/円(USD/JPY)は、概して、[121.00]を挟んで、20銭程度の上下動小動き、といったところ。

 こういった流れを受けて、6月7日(木)の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、120円台後半で始まった。
 6月7日(木)のドル/円(USD/JPY)は、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場の朝方にかけて、じり高に推移した。
 東京市場朝方に付けた[120.80-90]の安値レベルから、細かい上下動を繰り返しながら、ニューヨーク市場の朝方にかけてまで、121円台ミドルに、ジリジリと上昇した。高値は[121.50-60]レベルまで上昇。

 ところが、6月7日(木)のニューヨーク市場午後になると、ドル/円(USD/JPY)は、120円台後半に、再び、急落。要因は、米国株式の下落から、「円キャリー・トレードのアンワインド(巻き戻し・解消)」が出たこと。

 6月7日(木)には、BOE(英国中銀)のポンド(GBP)政策金利の発表があった。ポンド(GBP)の政策金利に関しては、概ね、据え置きが事前の予想だったが、ひょっとして、0.25%の利上げがあっても、不思議ではないといった観測もあった。結果としては、事前予想通りの政策金利を据え置きが発表された。
 ポンド金利据え置きを材料に、ポンド/ドル(GBP/USD)は、大きく下落。1.99台前半から1.97台後半へ、200ポイント弱の下落。
 ポンド/ドル(GBP/USD)の、大幅な下落は、「ポンド売りドル買い」であり、ユーロ/ドル(EUR/USD)の『連れて、ユーロ売りドル買い』を誘発した。

 ポンド/ドル(GBP/USD)下落を材料に、ユーロ/ドル(EUR/USD)は、1.35台前半から、1.34台前半に、約100ポイントの下落となった。
 そして、ポンド/ドル(GBP/USD)の、大幅な下落は、『ポンド/円(GBP/JPY)の売り』を誘発し、結果的に、『ユーロ/円(EUR/JPY)の売り』に結びついた。
 ポンド/円(GBP/JPY)は、概して見れば、[242.00]アラウンドから、[239.00]アラウンドまで、3円の下落。
 ユーロ/円(EUR/JPY)は、概して見れば、163円台後半から、162円台ミドルへ、1円50銭以上の下落。
 6月7日(木)ニューヨーク市場のドル/円(USD/JPY)は、[121.00]アラウンドでクローズ。

 6月8日(金)の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、121円台前半での小動き。東京市場になると、主体性がない。

 6月8日(金)のロンドン市場では、このところ、概して、[1.3400-1.3700]のゾーンでボックス相場を形成していたユーロ/ドル(EUR/USD)が、[1.3400]を『完璧に』下に抜けた(下にブレイクした)。ユーロ/ドル(EUR/USD)のロング(ユーロの買い持ち)の損切り(ユーロ売りドル買い)が出て、1.33台前半にまで急落した。

 その影響から、ドル/円(USD/JPY)でも「ドル買い」が出て、121円台前半から121円台後半に急騰している。
 6月8日(金)のニューヨーク市場は、121円台後半での小動きに推移し、目立った値動きにならなっていない。
 今週は、ユーロ/ドル(EUR/USD)の値動きが気になるところ。ユーロ/ドル(EUR/USD)の値動きがドル/円(USD/JPY)に与える影響を考えながら対応する必要がある。
(2007年6月9日東京時間18:00記述)

第61回 ユーロ円は、またまた「ユーロ統合以来の最高値を更新」

5月末(5月29日)に、ユーロ/円(EUR/JPY)は、チャート・ポイントであった[164.00]を上にブレイク(上昇突破)した。このときの最高値は[164.25-35]レベルを見た。

 この時点でも、ブル・ベア諸説あったが、個人的には、「ユーロ統合以来の最高値を更新」したことで、ユーロ/円(EUR/JPY)が、まだ、上昇トレンドにあることを、再確認した、と考えている。

 しかし、このところのマーケット(外国為替市場)には、ユーロ/円(EUR/JPY)が最高値を更新したときに、必ず、大量の「ユーロ売り円買い」を仕掛ける市場参加者が存在している。
 私も、その存在には、気が付いている。しかし、誰だか知らないが、そのテクニック(手法)は、セオリーではない。かつ、また、最終的にも、セオリーにならないだろう、と考える。

 それが誰だか知らないし、知る必要もない、と考えている。しかし、このところのユーロ/円(EUR/JPY)の動いた時間帯を斟酌すれば、たぶん、その『必ず、大量の「ユーロ売り円買い」を仕掛ける市場参加者』は、米系ヘッジファンドだろう。

 まだ、この「アノマリー」、つまり、ユーロ/円(EUR/JPY)が最高値を更新すると、大量の「ユーロ売り円買い」が出て、いったんユーロ円(EUR/JPY)が下落するという、このところの経験則は、破られていないので、また、同じような状況になれば、また、同じことをするのだろう。

 それが誰であるのかは、知る必要もないが、こういった「アノマリー」は、知らないより、知っていた方がよい。それは、知識としては、知っていた方がよい、ということ。
 個人的に推察するに、その市場参加者は、たぶん、同一人物、ないしは、同一グループだろう。ただし、繰り返すが、この「アノマリー」は、セオリーにはならない。

 いつの時代にも、「アノマリー」、つまり、目先でよく当たる経験則は、存在する。しかし、それがいつまでも続き、セオリーとして定着するのは、ほんの一握りしかない。

 話を元に戻して、先日(5月29日)に、ユーロ/円(EUR/JPY)が、チャート・ポイントであった[164.00]を上にブレイク(上昇突破)し、高値[164.25-35]レベルを見たことで、つまり、「ユーロ統合以来の最高値を更新」したことで、ユーロ/円(EUR/JPY)が、まだ、上昇トレンドにあることを、再確認した、と、私は、考えている。

 6月5日(火)の外国為替市場では、改めて、[164.55-65]レベルを付けて、再び、「ユーロ統合以来の最高値を更新」した。さて、上述の「アノマリー」は有効か?否か?

(都合で、6月5日東京時間19:00に記述しました)

第60回 「円キャリー・トレード」の影響で、ドル円は、[122.00]を上に越えましたが...

先週末のドル円は、「円キャリー・トレード」の影響で、[122.00]を上に越えた。
 ドル円の[122.00]はチャート・ポイント。
 ドル円のチャートに従えば、[122.00]を上に抜ける場合は、「買い」で付いて行くのがセオリーだが、今回は、[122.00]を上に抜けても、個人的には、付いて行く気はない。
 つまり、今回は、[122.00]を上に抜けても、個人的には、ドル円を「ロング(買い持ち)」にする気には、全く、ならない。
 さりとて、「円キャリー・トレード」の影響が強いので、ドル円を「売り持ち(ショート)」にするのは、もっと嫌だ。

 どうも、ドル円に手を出す気持ちになれない。
 ただし、ドル円(USD/JPY)を「売り持ち(ショート)」にしている場合は、「セオリーの通り」に、「セオリーに従って」、「損切りの買戻し」をした方が良いと考えている。

 ドル/円に関しては、[122.00]を上に抜けて、上昇していることも事実です。
 実際の資金(資本移動)も起こった、と考えるべきですし、ドル/円を「値ごろ感」で売るのもルーズに過ぎる、と思っています。

 戦術としては、ユーロ/円(EUR/JPY)を「ロング(買い持ち)」にして、
「買っては売り」
「買っては売り」
を繰り返すことしか、思いつかない・・・・。

 ユーロ/円は、ブル(強気)で見ている。つまり、「ユーロ買い円売り」でついて行く方が良い、と見ている。
 ユーロ/円は、高値圏で推移しているので、上下動を繰り返しながら、ゆっくりと上昇している。
 「ユーロ買い円売り」から入って、ストップ・ロス・オーダーで、守りながら、「売り逃げる」スタイル。
 上下動を繰り返しながらの上昇だから、「損切りになる場合もある」が、まめに売買を繰り返す。「買っちゃ売り」「買っちゃ売り」を繰り返す。その際に、「損切りになること」を厭ってはいけない。
 もともと、上下動を繰り返しながらの上昇の場合は、そういうものなのだ、と考える方が良い。
 「上昇は、ゆっくりで、下落は、速い」のは、対円取引の典型。
 ただし、ドル/円が、急激な「円高」の動きを示す場合は、すぐに止める。
 その場合は、「利食い」になろうと、「損切り」になろうと、すぐに、ポジションを手放す。



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