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はじめてのCFD広瀬隆雄のステップアップ講座銘柄選びのコツ取引にあたっての注意事項
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広瀬隆雄のステップアップ講座

第20章 銘柄の特徴 貴金属、原油、穀物

    【本章のまとめ】
  • 金は貨幣への信頼が揺らいだ際に人気化する
  • 金は配当や利子がつかない
  • 金はドルと逆相関することが多い
  • 原油消費は景気に左右されやすい
  • 中国とインドにおける原油消費量の伸びは注目に値する
  • 穀物価格は供給サイドに影響される
  • 春先は天候リスクがあるので穀物価格は強含みやすい

今回は貴金属、原油、穀物を解説します。

貴金属

1.金現物(Spot Gold)銘柄コード:GOLD

金はコモディティCFDの中でも最もポピュラーな原資産のひとつです。

金は貨幣に対する信認が揺らいだ際に人気化することが知られています。

リーマン・ショック以降、米国をはじめとする先進各国は国家の財政が不健全であるにもかかわらず景気テコ入れのために支出を増やしました。
これはドルなどの先進国通貨の信用の低下の原因となっています。

また、ギリシャ危機に端を発した欧州周辺国の財政危機は、共通通貨ユーロの将来に暗雲をもたらしています。

これらのことは、いずれも金価格にとっては強気材料です。

一方、先進各国は政策金利を極めて低く維持しています。これも金価格にとっては支援材料です。
なぜならば通常、金は配当や利子がつかない投資対象なので、他に魅力的な利回りの投資機会がたくさんあれば、お金はそれらに流れてしまうと考えられているからです。

このように、現在の世界経済の状況は貨幣の信用に対する面からも、また金利水準の面からも金投資にとって理想的な環境となっています。
それは裏を返せば、これ以上の好環境はもう期待できないかも知れないという可能性もあることを示唆しています。

したがって金投資に際して投資家が考えるべき点は、今後も上記のような状況が一層深刻化するかどうかという点です。

また金はドルと逆相関の関係にある場合が多いです。するとドル高局面では金が下落する可能性もあるので注意が必要です。

金に対する需要は7割がジュエリーなどの装飾品向けです。ただし最近では、ETFの登場などでその比率は下がってきています。

地域で見ればインド、中国、中東などからの需要が大きいです。

このうちインドは、ジュエリー加工業者が素材の仕入れの目的で金を購入する割合が大きく、彼らは昔から家業として金細工をずっと営んできた関係で、市況を読むのがとても上手いです。
言い換えれば、高値では売り手に回り、安値では買い手に回るということです。
したがってインド人の手口には学ぶべきものが多いと言えるでしょう。

それからインド、中国、中東はいま急速な経済の発展を遂げている地域です。これはトレンドとしては需要の下支えが強いことを意味しています

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