今回は米国と欧州の代表的な株価指数を解説します。
米国の代表的株価指数
この株価指数CFDの原資産はダウジョーンズ工業株価平均指数です。
ダウジョーンズ工業株価平均指数は構成銘柄が僅か30銘柄と極めて少なく、この指数に採用されることはその企業にとって大変栄誉あることです。
ただ米国は企業の盛衰が激しいので、ダウ工業株価平均指数に採用されたときには既に「盛りを過ぎている」という風に、シニカルな見方をする投資家も少なくありません。
同指数は1896年にチャールズ・ダウによって始められました。
彼はダウジョーンズ社の創業者の一人であり、ウォールストリート・ジャーナルを創刊した人です。
当初はその名前が示す通り「工業」の株がほとんどでしたが、現在は必ずしも工業に限らず、今日のアメリカ経済を最もよくあらわしている典型的なアメリカの会社が組み込まれています。
100年以上の歴史の中で、これまでに48回の銘柄の入れ替えがありました。
現在のメンバーは以下の通りです。
3M(MMM、化学)
アルコア(AA、素材)
アメリカン・エキスプレス(AXP、金融)
AT&T(T、通信)
バンク・オブ・アメリカ(BAC、金融)
ボーイング(BA、工業)
キャタピラー(CAT、工業)
シェブロン(CVX、石油)
シスコ(CSCO、ハイテク)
コカコーラ(KO、消費安定)
デュポン(DD、化学)
エクソンモービル(XOM、石油)
ゼネラル・エレクトリック(GE、工業)
ヒューレット・パッカード(HPQ、ハイテク)
ホームデポ(HD、小売)
インテル(INTC、ハイテク)
IBM(IBM、ハイテク)
ジョンソン&ジョンソン(JNJ、薬品・日用品)
JPモルガン・チェース(JPM、金融)
クラフト・フーズ(KFT、食品)
マクドナルド(MCD、レストラン)
メルク(MRK、薬品)
マイクロソフト(MSFT、ハイテク)
ファイザー(PFE、薬品)
プロクター&ギャンブル(PG、日用品)
トラベラーズ(TRV、金融)
ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX、工業)
ベライゾン(VZ、通信)
ウォルマート(WMT、小売)
ウォルト・ディズニー(DIS、娯楽)
ダウジョーンズ工業株価平均指数は、いわゆる単純平均指数です。
単純平均とは読んで字の如く、単純に構成銘柄全ての株価を足し上げ、それを除数(Divisor)で割った数字です。
アメリカではある企業の株価が上昇すると、個人投資家が買いやすいように株式分割(stock splits)するのが普通です。
例えば2:1分割では株価が半分になってしまいます。
その場合、ダウジョーンズ工業株価平均指数に継続性を持たせるため、除数を調整するわけです。ちなみに現在の除数は0.132319125です。
いまダウ採用銘柄のある銘柄の株価が1ドル上昇した場合、ダウジョーンズ工業株価平均指数は7.56ポイント動く計算になります。
2010年12月10日現在で、ダウ採用銘柄の中で最も株価が大きいのはIBMで、$144.82です。
これは例えばアルコアの株価$14.25の10倍以上ですから、IBMがダウジョーンズ工業株価平均指数に占めるウエイト(比重)はアルコアの10倍以上だという風にも言い直すことが出来ます。
従って同指数の値動きを予測する場合、株価の高いIBM、キャタピラー、シェブロン、3Mなどの動きに注目して下さい。
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